何をいまさら日記

自分が好きな映画や本について世間様から「いまさら・・」と思われる事を自ら突っ込みます

何をいまさら「インファナル・アフェアⅡ」その14

2005-09-03 23:20:26 | 香港映画
さて本日のお題はヤンですね。当然のごとく彼の項も長いでしょう。だってすべての狂言回しはヤンですもの。
チャン・ウィンヤン(えっ、そんな名前なの?)演じるのはショーン・ユー。ⅡのDVDの映像特典には片言の日本語で挨拶してくれるショーンが入ってます。ちょっと恥ずかしそうですが・・。
ヤンの登場はキョンをボコボコにするシーンから。キョンが車泥棒か何かをしてヤンが通報します。現場にはルクが現れ「警察学校の生徒だな。今年の主席だろ。早く帰れ。」って言うんですが、これがルクとの出会い。
ヤンは警察学校の主席として校長の誕生日会に出席。抜群の記憶力で校長が賭けに勝つようにいかさまで答えを教えたりします。その帰り道、上機嫌の校長とルクはヤンに接触するハウに出くわします。何事かと問う二人にハウが答えます「父が何かあったら子供全員に伝えるようにと言われてましたので」その言葉でヤンがンガイ家の人間であることがばれます。
主席の座を追われ警察学校を放校になるヤン。教官が「規則を破ったものは彼のようになる。彼のようになりたいか?」と言い放ちます。その姿をラウがじっとみるというカットはインファナルで何度も登場します。
ヤンはウォンに何故警官になりたいのか聞かれ、「善人になりたい」と一粒の涙をこぼします。兄を裏切れるのかとも問われます。ヤンは善人側に立つため潜入捜査官の道を選びます。身内にマフィアを持つ男が警官になる唯一のチャンスとしてこの道を歩みはじめるのです。
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何をいまさら「インファナル・アフェアⅡ」その13

2005-09-02 23:04:48 | 香港映画
というわけでラウ その2です。
警察側の証人としてサムが二年ぶりに香港に帰ってきます。ラウは情報作戦課になりました。二人はホテルの部屋で再会します。そこで聞かれるんですね、マリーはお前に電話したのかと・・。
どうもこのあたりのラウは印象が薄いな・・。サムとハウの対決という最大の山場の時にラウはその他大勢の警察官といった立場でしたから。
香港返還の日、夜勤だったラウはマリーという名の女の子と出会います。べろべろで調書を取るのも大変そうです。ほっとくと寝ようとするし・・・。
「お嬢さん名前は?」と聞かれ、酔ったマリーが「マリー(これもかなり怪しい答え方)」と答えます。これがラウの嫁になるマリーとの出会いなんでしょうね・・。マリーと聞いてラウがハッとします。失われたマリーの代わりに現れる別のマリーという名の女。この出会い双方にとって本当によかったんでしょうか?というわけでラウの項は終了。
ちなみにラウをやったエディソン・チャンは愛想のないことでは有名のようです。ある所で見た写真集では笑顔全開でしたが。笑ったらかわいいのにな・・。
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何をいまさら「インファナル・アフェアⅡ」その12

2005-09-02 05:42:44 | 香港映画
サムを無理に終わらせ(?)次はやはりラウで。
ラウは姐さんであるマリーをひそかに慕ってます。マリーもうっすら気づきながら、手駒としてクワン殺害を持ちかけます。愛する姐さんのためラウはクワン殺害を決行。オープニングは若きラウを演じるエディソン・チャンが暗殺現場に向かう姿を追っていきます。
ラウは暗殺に成功しインファナルサーガのすべての因果がここで生まれました。ラウは自分が決行した暗殺の重要度をあまり理解していないようです。
マリーはラウに「今夜のことはあなたと私の秘密よ」と言いますが、ラウはうれしかったろうと思います。ちょっとマリーさん、ラウの恋愛感情利用しすぎだよな
サムは警察にスパイを送り込む事を計画しラウも選ばれます。ラウはその話を受けます。ここに警察官ラウ・キンミンが誕生します。
ラウは警察学校を無事卒業。どうやらウォンの居る署に配属されたようです。ウォンの部屋と階段をはさんで向かいの部屋に彼の席があり、ウォンが何してるか見えるんですよね。犯罪捜査課に何かあればすぐわかるわけだ。ラウは順調に出世していきます。
クワン暗殺から4年後のハウの復讐の日、犯罪捜査課はハウが何かを始める事に気づきあわただしくなっています。で、ラウは気がつきます。マリーが危ないことに。急行するとマリーは襲われてる最中。ラウのおかげでマリーは助かり、隠れ家に逃れます。
多分この時ラウはマリーを手に入れたような錯覚に陥り始め、かいがいしく隠れ家に通います。でもそれは彼だけの思いで、マリーの心にはサムのことしかない事実をつきつけられます。その事実を知ったラウが隠れ家から帰るシーンはラウの絶望がよく表現されてます。その絶望の深さゆえにタイに飛ぼうとしたマリーをラウは密告。マリーは空港でハウの側近に殺されます。そしてその姿をラウが車の中で見ています。自分の物にならなかった女の最期を。死体は血の跡をつけながら引きずられていきました。
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何をいまさら「インファナル・アフェアⅡ」その11

2005-09-01 00:01:06 | 香港映画
サム その3であります。
九死に一生得て警察側の証人として2年後の香港に帰ってきたサム。愛しのマリーはラウの密告によりハウの側近の手で始末され、サムはタイで子供まで作ってました。サムはラウに聞きます「マリーは空港からお前に電話したか?」答えをはぐらかすラウ。
政界に進出しようとして失敗したハウはもう何かが壊れたようで、保釈後に家族をハワイに逃がします。そしてタイのサムの家族を人質にとります。しかしサムもタイ人マフィアのポール(って名前な事を今日見直してしりました)の仕切りで家族を救い、反対にンガイ家のハワイの家を掌握します。破れかぶれのハウはサムを殺そうとします。サムはマリーの元に行きたかったんでしょうが間一髪のところでウォンによってハウは射殺されます。帰りの車中でポールがンガイ家の人々をどうするか聞かれ、殺す事はないと言いますが、ポールに説得され銃声が響く結末となりました。
ラスト返還される香港のホテルから祝賀の花火が上がる中で、サムはマリーの写真を見ながら泣いています。しかし招待した客の前では笑顔のサム。サムはハウの家族を皆殺しにした瞬間から泣く事を許されなくなったのではと思います。
ハウとサムの最後の対決シーンはエリック・ツァンとフランシス・ンの演技合戦です。双方とも素晴らしい演技でまちがいなくこの映画のハイライトシーンですね。というわけでサムの項は無理やり(?)終了!
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