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天然・純粋な蜂蜜は少なく液糖・水飴・甘味料が加えられた製品がほとんど

2020年03月03日 05時35分22秒 | 食にまつわる話

食品のカラクリと暮らしの裏側より転載
2015年05月21日

天然・純粋な蜂蜜は少なく液糖・水飴・甘味料が加えられた製品がほとんど

https://blog.goo.ne.jp/galaxy-karakuri/e/2489b9fff05d1d9bd60e7145781c13bd

ーーー転載開始ーーー

国産・中国産の蜂蜜から度々残留抗生物質や農薬が検出される


■市場のほとんどが液糖を混ぜた「加糖蜂蜜」の製品と言われている

蜂蜜は健康食品の代表のようなもので、ビタミン・ミネラルなどの栄養素が豊富なことから女性や年配者に人気が高まっています。
また花の種類によって、様々な香りや色合いも楽しめます。
しかし天然・純粋のイメージとは裏腹に、ニセモノや抗生物質・農薬混じりの蜂蜜がほとんどです。
蜂蜜の国内生産は5%程度しかなく、輸入の9割は中国産です。
でも蜂蜜に限り、国産も中国産も同じように“まがい物”が市場に溢れているのです。
蜂蜜だけに、“甘く”みてはいけません。健康のために本物の蜂蜜を、壇蜜より蜂蜜です!


蜂蜜の表示を業界に守らせる「全国はちみつ公正取引協議会」は、甘味料混入の事実を知りながら黙認するなど、業界・政治家ぐるみで消費者を騙していました。
業界は異性化液糖(果糖ブドウ糖液糖)を何割か混入・増量し、それを「純粋はちみつ」として販売してきたのです。
今でも市場のほとんどが、液糖を混ぜた「加糖蜂蜜」の製品と言われています。
手っ取り早く、水飴・でん粉に着色料と香料を混ぜただけの悪質な蜂蜜?も売られています。
なお同協議会は、名前とは裏腹に政治家がらみの怪しい組織として有名です。


■日本には純粋はちみつの他に加糖はちみつ・精製はちみつが認められている

コーデックス(国際食品規格)は、蜂蜜に何かを加えたり取り除いたものは、蜂蜜と認めていません。
しかし日本では一定の表示規約を守れば、「はちみつ」として販売できるルーズな制度なのです。
大まかに、純粋はちみつ・加糖はちみつ・精製はちみつに分けられます。
加糖はちみつは、蜂蜜の含有量が重量の60%以上、その使用割合を表示します(残りが加糖)。
精製はちみつは、臭いや色等を取り除いたものです。
しかしビタミン・ミネラルも、抜き取られているのです。
このように、日本だけ通用する蜂蜜の規格なのです。


本物は、あっさりとしながらも味に深みがあります。
ニセモノは加糖されているので、ベトベトしてしつこい甘さが残ります。
なお表示を問わず、加熱処理されているものが多いようです。
消費者は、蜂蜜は天然・純粋といった思い込みから、ろくに表示も見ずに買ってしまいます。
蜂蜜には基準や“ランク”があることを知って、安い蜂蜜は避けましょう。
これからは、瓶のラベルをしっかり見ることです。
赤い丸のマークが付けられています。
なお後段に、注意事項を掲載しましたのでご参照下さい。


■寒い冬場に白く結晶しない蜂蜜はニセモノかも?

国産・中国産を問わず、蜂蜜から頻繁に抗生物質が検出されます。
花の蜜が足りないことから、養蜂家はミツバチにアミノ酸(調味料)・栄養剤・抗生物質を加えた砂糖を与えているためです。
蜂の世界にも、健康ドリンク剤が必要なようです(笑)。
また抗生物質を加えるのは、ミツバチの幼虫が腐ってしまう病気があるからです。
本来は残留しないため、抗生物質の使用は許可されています。
しかし検出されることからみて、大量使用が考えられます。
無許可の農薬も、使用しているとも言われます。


国内の養蜂家は、蓮華や蜜柑などの開花に合わせ蜂を放つ場所を移動させて蜜を収集する、きめ細かく地道な方法で生産してきました。
しかし国内でも年々自然環境が悪化し、中国では壊滅状態です。
1匹の蜂が一生掛かって集めてくる蜜は、ティースプーン1杯ぐらいと言われています。
そのため中国などの悪質な業者よる、ニセモノ蜂蜜が蔓延るのです。
私達は、今や純粋の蜂蜜は稀少だということを認識すべきでしょう。
騙されてニセモノ蜂蜜を食べたところで、糖類ばかりで肝心のビタミン・ミネラルは摂れません。


■1歳未満の乳児にはボツリヌス症の恐れがあるため絶対与えないこと

蜂蜜を買うならラベルをよく見て「純粋はちみつ」、できれば「非加熱処理」を選びましょう。
ニュージーランド産は、ほぼ100%純粋はちみつだそうです。
冬場(5~14℃)など白く結晶した場合は、純粋といえます。
糖類が加えられた蜂蜜は、白くなりません。
結晶した場合は、40℃以下で湯煎します。
なお40℃以上に加熱すると色や香りが変化し、60℃以上では栄養成分が壊れてしまいます。
また蜂蜜にはボツリヌス菌が存在していることもあるので、1歳未満の乳児には与えないようにしましょう。


[2017.4追記] 先日、生後6か月の乳児が、蜂蜜を混ぜたジュースを飲み死亡しました。
私は投稿時から、乳児の蜂蜜摂取の危険性をつかんでおりました。
しかし投稿全体の趣旨から、前項までの簡単な記載のみでした。
反省と共に事態が変化しましたので、文章とタイトルを追記します。
厚労省によると、1999年前以降の蜂蜜による乳児の食中毒は、呼吸困難・全身脱力など16例がありましたが、死亡は今回が初めてです。
大人の場合、ボツリヌス菌が腸に入っても、腸内細菌群によって繁殖が抑えられます。
しかし乳児は腸内環境が未発達のため、ボツリヌス菌が増殖してしまうのです。
市販の蜂蜜には、5%程度の製品に菌が見つかっています。
親御さんは、小さな我が子の発育を願い蜂蜜を与える方が多いようですが、絶対、やめて下さい。
なお菌は、魚介類や野菜に付いていることがあります。
従って、手作りの野菜ジュースやコーンシロップも駄目です。

ーーー転載終了ーーー





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