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あ/た/ま

聴く読む観る買うの備忘録

Trilingual / OAM Trio

2014-02-07 | 音楽
Trilingual
クリエーター情報なし
Fresh Sound New Talent


 最近気に入っているOmer Avitalが、Aaron Goldbergと組んだOAM Trioのデビュー作。ドラムは先日聴いたリーダー作も良かったMarc Miraltaで、3人の頭文字がグループ名になっている。頭文字を合わせてグループ名義にしていることからも察っせられる通り、誰か一人がリーダーとして突出せず、等位に個性を発揮しあったバランスが面白い。Avitalのゴリゴリと力強いベース、Miraltaの手数が多くてドラマティックなドラムを相手に、Goldbergも普段より饒舌になっている感じ。Sax入のアルバムもあるようなので、そっちも聴いてみたい。

Aaron Goldberg (p),
Omer Avital (b),
Marc Miralta (ds);
FSNT 070

1. The Loneliest Marc
2. Bismillah
3. 26-2
4. Never Let Me Go
5. Woody 'N You
6. Sea Shantey
7. Devil Head
8. Cheryl

Time's Tales / Jeff Ballard Trio

2014-02-06 | 音楽
Time's Tales
クリエーター情報なし
Masterworks


 ドラム、ギター、サックスの変則トリオ。3人とも他のアルバムでよく知ってるけど、この編成だとどんな演奏になるのか興味深い。リーダ作だけあって、Jaff Ballardが普段以上にバラエティに富んだドラミングを披露している上に、アフリカ/ラテンアメリカを思わせる曲があったり、ギターのディストーションを効かせるようなRock調の曲があったっりとバラエティ豊か。どんな曲調になっても雰囲気にあった演奏が出来る器用なLionel Louekeも、様々な曲調にノリつつも、メロディと音色にちょっと哀愁を含まれるMiguel Zenon も実にいい感じで、三者三様の存在感が存分に発揮されている。

Jeff Ballard (ds, per),
Lionel Loueke (g, voice),
Miguel Zenon (as)

01. Virgin Forest
02. Western Wren (A Bird Call)
03. Beat Street
04. The Man I Love
05. Free 1
06. Hanging Tree
07. Dal (A Rhythm Song)
08. El Reparador De Suenos
09. Mivakpola
10. Free 3

Live at Smalls / David Berkman

2014-02-05 | 音楽
ライブ・アット・スモールズ
デヴィッド・バークマン,トム・ハレル,エド・ハワード,ジョナサン・ブレイク
ディスク・ユニオン


 Tom Harrell, Johnathan Blakeに惹かれて聴いてみた。会場がSmallsということもあり、Tom Harrell の一連のアルバムのようなコンテンポラリーな音を期待したが、リーダーのベテラン・ピアニストDavid Berkman のテイストなのか、よりオーセンティックな感じだ。先日聴いたRodney Green盤同様、録音はこれまでのLive at Smalls より大分良い。

David Berkman (p),
Tom Harrell (tp),
Ed Howard (b),
Johnathan Blake (ds)

1. Milestones (John Lewis)
2. Body and Soul (Johnny Green/Edward Heyman/Robert Sour/Frank Eyton)
3. Ghost Wife (Berkman)
4. Small Wooden Housekeeper (Berkman)
5. For Kenny (Berkman)
6. Sweet and Lovely (Gus Arnheim/Neil Moret/Harry Tobias)

Golden Age / Nir Felder

2014-02-04 | 音楽
Golden Age
クリエーター情報なし
Masterworks


 リーダーのNir Felderはあまり意識して聴いたことはない(検索してみると数枚ヒットしたりする)が、Aaron ParksとMatt Penmanに惹かれて発売と同時に手に入れた。予想に反して冒頭からロック調なのにまず驚く。何曲か聴き進めていくと、いかにもAaron Parksという演奏が聴ける期待通りの曲もあってホッとするが、全体としては、冒頭のようなロック調の曲と半々というところ。リーダーアルバムなんだから好きに作ればいいんだろうが、登場すると期待通りに格好いいソロを聴かせてくれるだけに、FelderとParksの応酬がもっと聴きたかったなという感じ。

Nir Felder (g),
Aaron Parks (p),
Matt Penman (b),
Nate Smith (ds)

01. Lights
02. Bandits
03. Ernest / Protector
04. Sketch 2
05. Code
06. Memorial
07. Lover
08. Bandits II
09. Slower Machinery
10. Before the Tsars

Live at Smalls / Rodney Green

2014-02-03 | 音楽
ライブ・アット・スモールズ
ロドニー・グリーン,シーマス・ブレイク,ルイーズ・ペドモ,ジョー・サンダース
ディスク・ユニオン


 Live at Smalls の最新盤をWebサイトから入手。Seamus Blake, Luis Perdomoという顔ぶれに惹かれて選んだが、Perdomoは大活躍、Blakeはやや大人しい気がするものの聴き所はたっぷりあり、両名を目当てに聴いても満足度は高い。リーダーのRodney Greenは知らないつもりだったが、改めて調べてみるとBlogにアップしたものだけで6枚も聴いていた。Smallsといえば残念な録音という印象が強かったが、ハイレゾ配信も始めたのを機に録音方法を改めたのか、本作はステージ間近で聴いているようなクリアで臨場感の高い録音で、気持よく聴ける。

Rodney Green (ds),
Seamus Blake (ts),
Luis Perdomo (p),
Joe Sanders (b)

1. Percy's Delight (Rodney Green)
2. Ludus Tonalis (Paul Hindemith, arr by Rodney Green)
3. Painting In the Dark (Rodney Green)
4. Camden (Rodney Green)
5. Believer (Will Vinson)
6. The Citadel (Rodney Green)
7. Bemsha Swing (Thelonious Monk)

39 Steps / John Abercrombie Quartet

2014-01-31 | 音楽
39 Steps
クリエーター情報なし
Ecm Records


 John AbercrombieとMarc Coplandの共演盤は何枚も持っているが、Abercrombieがリーダーの作品は初めて。ベースとドラムの顔ぶれが共通していることもあって、Abercrombieの前作"Within a Song"(これも良かった)の醸し出す夜の雰囲気に似ているが、LovanoのまったりしたSaxの代わりにCoplandの淡い色を重ねるようなピアノが入って繊細さが増した感じだ。カルテットの4人各々に適度なスペースが割り当てられ、それぞれに持ち味を発揮しているのが、聴いていて心地良い。

John Abercrombie (g),
Marc Copland (p),
Drew Gress (b),
Joey Baron (ds);
ECM 2334

01. Vertigo
02. LST
03. Bacharach
04. Greenstreet
05. As It Stands
06. Spellbound
07. Another Ralph's
08. Shadow Of A Doubt
09. 39 Steps
10. Melancholy Baby

Almah / Avishai Cohen

2014-01-30 | 音楽
Almah
クリエーター情報なし
Wea Spain


 このところ、リリースの都度新たな切り口を提示するAvishai Cohen (b)。今回はピアノトリオ+ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、オーボエというフォーマットが実にユニーク。"Gently Disturbed"を演っていた頃のようなピアノトリオを期待すると面食らうが、これはこれで美しい。弦楽器を中心とした室内楽的な美しさと、ピアノトリオの力強い演奏を自然に調和させたアレンジが出色。

Avishai Cohen (b),
Nitai Hershkovits (p),
Ofri Nehemya (ds except on 10),
Amir Bresler (ds on 10)

01. Overture 'Noam', Op. 1
02. Song For My Brother
03. On A Black Horse/Linearity
04. A Child is Born
05. Arab Medley
06. Southern Lullaby
07. Hayo Hayta
08. Shlosre
09. Kefel
10. Kumi Venetze Hasadeh

Going Express / Helen Sung

2014-01-29 | 音楽
Going Express
クリエーター情報なし
Sunny Side


 Seamus Blake と Eric Harland に惹かれて、初めてピアニストのアルバムを聴いてみる。Harland のダイナミックなドラミングは当に期待通り。Blakeは激しく吹きまくるという感じではないが、ソプラノ主体の美しい演奏がリーダーのHelen Sungの繊細なピアノといい感じに調和している。非常にバランスのいいカルテット演奏。

Helen Sung (p),
Seamus Blake (ts, ss),
Lonnie Plaxico (b),
Eric Harland (ds)

1. Going Express
2. Bitter
3. Love For Sale
4. Hope Springs Eternally
5. In Walked Bud
6. Eronel
7. Bittersweet
8. Lotus Blossom

Emerald Tears / Dave Holland

2014-01-27 | 音楽
Emerald Tears
クリエーター情報なし
Ecm Import


 好きなベーシストで色々な作品で耳にしているDave Hollandのベースソロがあるのを発見して早速手に入れた。多重録音もなく、単調になりかねない非常にシンプルな構成だが、特に激しく弾きまくったり、ゆったりと余白の演奏をしたり、時にはアルコでクラシカルな響きを交えたり、ベース一本でよくぞここまで、と思うほど多様な表現を聴かせてくれる。ECMからのリリースで録音もいいので聴き応え十分。アートワークも格好良くて、大切に持っていたい1枚。

Dave Holland (b);
ECM 1109

1. Spheres
2. Emerald Tears
3. Combination
4. B-40/RS-4-W/M23-6K
5. Under Redwoods
6. Solar
7. Flurries
8. Hooveling


Baida / Ralph Alessi

2014-01-25 | 音楽
Baida
クリエーター情報なし
Ecm Records


 Fred HerschとのDUOもいい感じだったRalph Alessiが、ECMからリリースしたカルテット。静謐な作品が並ぶECMというレーベルカラーにしては、中にはアップテンポな曲もあり、比較的バリエーションがある方か。DUOではふわふわと漂うようなAlessiのtpの印象が支配的だったが、リズムが加わって演奏にメリハリがついたのと、Jason Moranのピアノの印象が強く表情が多様になった感じ。

Ralph Alessi (tp),
Drew Gress (b),
Jason Moran (p),
Nasheet Waits (ds);
ECM 2321

01. Baida
02. Chuck Barris
03. Gobble Goblins
04. In-Flight Entertainment
05. Sanity
06. Maria Lydia
07. Shank
08. I Go, You Go
09. Throwing Like A Girl
10. 11/1/10