2年前から愛用していたBuffaloのLink Stationのファームウェアをアップデートしたら、いきなりDLNAサーバ内の曲を全く認識しなくなってしまった。その後色々と調べてTwonky Serverを直接操作する方法(サーバのIPアドレスの後に":9000"を入力)を見つけ、コンテンツディレクトリを再スキャンさせて事なきを得るかと思いきや、今度は再スキャンがループしてサーバがいつまでもスキャンし続けるようになってしまった。しかも、再スキャンの度にDBが初期化されるので、曲数が0~55,000の間で常に変動している。この辺で原因究明にも疲れ果てたし、いつまた同じ症状に陥るかもしれないNASを初期化し直して使う気にもなれず、これを機にサーバを更改することにした。
次にNASを購入する時はLINN推奨のQNAP製品と決めていたので、同社のラインアップの中から割りと手頃な本製品を選択した。ファンレスのTS-119も考えたが、バックアップの運用を考えて外付けHDDとのインターフェースがUSB3.0のPIIにした。NASにHDDを直結してWebから設定すれば、NASとHDDとの間で直接コピーが行われるので、PCを占有されないし、所要時間も短くて助かる。現用のLink Stationを使い始めた際は1TB弱のデータをコピーするのにPC経由で1.5日位かかたが、今回は1.8TBあってもまる1日程度で済んだ。CPUやメモリのスペックが高くなったせいかWebインターフェースの反応も早く、メディアスキャンも高速なので非常に快適。有線LAN(ギガビットイーサ)で運用する分にはiTunesのデータをNASに置いても違和感無く使える感じだ。多機能な上に細かい部分まで自分の好きなように設定できるので非常に自由度が高く快適。NASがいかれた時は不運を嘆いたが、更改を機に今までストレスを感じていた部分が尽く解消されて、当に怪我の功名という感じだ。