あ/た/ま

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LOVERS: 十面埋伏

2014-07-27 | 映画
LOVERS Blu-ray
クリエーター情報なし
TCエンタテインメント


 反乱組織を討伐するよう命を受けた捕吏の劉(アンディ・ラウ)は、美しい盲目の踊り子・小妹(チャン・ツィイー)を組織の一員と確信し、一度は捕らえた彼女を同僚の金(金城武)に小妹を救出させ、彼女の行方を追って組織の拠点をつきとめようと策をたてる。味方を装って小妹の逃亡を助ける金だが、逃避行を内に二人は惹かれ合うようになる。
 チャン・ツィイー目当てに鑑賞。物語は想定の範囲内で驚きがあるわけではないが、色彩豊かな映像美と、チャン・ツィイーの期待通りの美しさが見どころ。特に冒頭の舞踏のシーンの美しさが印象的。

Forever Young / Jacob Young

2014-07-15 | 音楽
Forever Young
クリエーター情報なし
Imports


 初めて聴くギタリストだが、ピアノがMarcin Wasilewski、ベースとドラムも彼のトリオの面々なのを見つけ、彼らにサックスとギターが絡むとどんな音になるのか興味を持って聴いてみた。Wasilewskiのひんやりと美しいピアノに始まり、Young のアコギが静かに重なって行く冒頭の美しさは当に期待通りだし、途中から絡むSeimのSaxもいい感じに調和している。曲によってアコギとエレキを持ち替えるYoungが、エレキを持つとアグレッシブなるのも、アルバムとしていい緩急になっている。

Jacob Young (g),
Trygve Seim (ts, ss),
Marcin Wasilewski (p),
Slawomir Kurkiewicz (b),
Michal Miskiewicz (ds);
ECM 2366

I Lost My Heart To You
Therese’s Gate
Bounce
We Were Dancing
Sofia’s Dance
Comeback Girl
1970
Beauty
Time Changes
My Brother

Last Dance / Keith Jarrett & Charlie Haden

2014-07-14 | 音楽
Last Dance
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Ecm Records


 Charlie Hadenの訃報を知り、ちょうど手元にあった本作に耳を傾けている。とても気に入っていた前作Jasmineの続編的な内容というか、同年の録音であることを考えると未リリース音源集という趣だが、やはり良いものは良い。リラックスした雰囲気の中で優しく奏でられるスタンダードの数々、しかもラストがGoodbyeとあっては、今日のような日に特別な気持ちを抱かずにはいられない。遺作と呼ぶに相応しい名盤。R.I.P.

Keith Jarrett (p),
Charlie Haden (b);
ECM 2399  

1. My Old Flame
2. My Ship
3. Round Midnight
4. Dance Of The Infidels
5. It Might As Well Be Spring
6. Everything Happens To Me
7. Where Can I Go Without You
8. Every Time We Say Goodbye
9. Goodbye

ジャッジ!

2014-07-13 | 映画
ジャッジ! Blu-ray
クリエーター情報なし
松竹


 お人好しでイケてないCMクリエーターの喜一郎(妻夫木聡)は、得意先のダメCMを入賞させろとねじ込まれた上司の大滝(豊川悦司)から、広告祭の審査員を押し付けられてしまう。困り果てた喜一郎は仕事はできるがギャンブル好きの同僚ひかり(北川景子)に頼み込んで妻役として同行してもらい、謎の窓際社員の鏡さん(リリー・フランキー)に俄仕込みの英語とサバイバル・テクニックを伝授してもらって、どうにかサンタモニカに旅立つ。
 北川景子目当てに鑑賞。彼女はこの手の「気が強くて性格に難あり」は女の子を演じると本当に可愛くて、今回もツボ。個人的にはそれだけで観て正解なんだが、テンポ良く笑わせる脚本もよく出来てるし、彼女以外のキャスティングも充実していてそれぞれのキャラが立っていて良い。メッセージや感動を期待しなければ◎。

The Bling Ring: ブリングリング

2014-07-12 | 映画
ブリングリング [DVD]
クリエーター情報なし
ポニーキャニオン


 パリス・ヒルトン、リンジー・ローハンといったセレブ達に総額3億円の被害を与えた十代の子供達。世間を驚かせた実話に基づき、セレブに憧れる彼らが罪に手を染める過程をドキュメンタリー調に描いた作品。ソフィア・コッポラ監督ということで期待し過ぎたか、思いの外単調で驚きや余韻は感じられない。映像や音楽を巧みに使ってそれぞれのシーンを美しく撮る手腕は健在で、お洒落な映像を眺める位の気分で観るにはいい感じ。

The Original Mob / Jimmy Cobb

2014-07-12 | 音楽
Original Mob
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Smoke Sessions Rec


 Brad Mehldauの名前をクレジットに見つけて、手に入れた1枚。Mehldauにしてはトラディショナルというかコンベンショナルというか、とんがりの少ない印象だが、リーダーの高齢を考えればこんなものだろう。Mehldauは律儀な人なのか、かつて共演した当時は格上の先輩と随分久しぶりに共演というパターンが結構あるし、リーダーを立ててその色に染まるところがあるので、その都度普段とは違う表情が窺えるのは面白い。


Jimmy Cobb (ds),
Peter Bernstein (g),
Brad Mehldau (p),
John Webber (b)

01. Old Devil Moon
02. Amsterdam After Dark
03. Sunday In New York
04. Stranger In Paradise
05. Unrequited
06. Composition 101
07. Remembering U
08. Nobody Else But Me
09. Minor Blues
10. Lickety Split

Trios Live / Joshua Redman

2014-07-08 | 音楽
Trios Live
クリエーター情報なし
Nonesuch


 Joshua Redman の新作はピアノレスのサックス・トリオでのライブ盤。タイミングによってベースはMatt Renman と Ruben Rogers 、ドラムはGregory Hatchinsonと、トリオの誰をとっても気に入った顔ぶれなので聴く前から期待していたが、それを裏切らない出来。ライブの醍醐味を十二分に感じさせる熱い演奏あり、渋く歌うようなバラードあり、時にはソプラノに持ち替えるアクセントありと、バラエティも申し分ない。

Joshua Redman (ts, ss),
Matt Penman (b on 1,5-7),
Ruben Rogers (b on 2-4),
Gregory Hutchinson (ds)

1. Moritat (Mack the Knife) [Kurt Weill and Bertolt Brecht]
2. Never Let Me Go [Raymond Evans and Jay Livingston]
3. Soul Dance [Joshua Redman]
4. Act Natural [Joshua Redman]
5. Mantra #5 [Joshua Redman]
6. Trinkle, Tinkle [Thelonious Monk]
7. The Ocean [Jimmy Page, John Paul Jones, John Bonham and Robert Plant]

Stories / Enrico Pieranunzi

2014-07-07 | 音楽
Stories [輸入盤]
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CAM JAZZ


 非常に素晴らしい出来栄えだった前作と同じ顔ぶれでリリースされたPieranunziの新作。Antonio SanchezのアグレッシブなドラムとScott Colleyのゴリゴリと太いベースはやはり相性ばっちり。彼らのリズムの魅力を活かしたハイスピードな前半から、Pieranunziの本領ともいうべき叙情的な後半に転ずる構成も相変わらず巧い。高すぎる期待に応える1枚に満足。

Enrico Pieranunzi (p),
Scott Colley (b),
Antonio Sanchez (ds);
Cam Jazz 7875

1. No Improper Use
2. Detrás Más Alla
3. Blue Waltz
4. The Slow Gene
5. Which Way Is Up
6. Where Stories Are
7. Flowering Stones
8. The Real You