goo blog サービス終了のお知らせ 

三平の酒飲み日記

「酒は純米、燗ならなお良し」をモットーに毎日燗酒を飲む酒屋の店主の酒飲み日記

娘。にごりと低アルコール

2006-06-18 00:09:45 | 新しい酒
娘。にごりが来た。
まだ24本あったはずなんだけど、23本来た。
「すいません、1本間違えてしまって」とピカリンズ若桜支部長。
まぁ、しょうがない。
もともと少ない酒だし、小さい蔵だし。
と思ったら、もう6本嫁入りした。いかん・・・このままじゃ、自分で飲む分が確保できんぞ。
上澄みの部分は堅いけど、にごりの米の旨味がそれをマスキングしてトロトロ(けっこうドロドロ)してるけど、この蔵特有のがっしりとした酸が味の底にあって、味全体を引き締めている。
夏でも燗酒のあたしには、たまんない一本なんす。
大魔神のにごり、どぶ、扶桑鶴のにごり、それぞれに個性があって楽しめます。
でも・・・やはり23本じゃ少ないんじゃ~! もっとくれ~!!

で、写真は娘。とは関係ないお酒。
独楽蔵の然と睡龍の涼。どちらも14度台とちょっとアルコール度数が低い。
開けてお猪口に注いで、まずは一杯。
あら~、するすると飲めてしまいますな、こりゃ。いかんな~
あまりアルコールが強くないあたしも、するすると飲める。
でも、このままだと、あまり個性を感じないんだな~、これが。
で、燗にすると・・・きゅ~っと飲んで、思わずぷっは~っ
いかんな~、さらにするすると飲めてしまう。
でも、これは食中酒だね。あまり味付けの濃い料理は選ぶかもしれないけど、これからの季節は、こりゃいい。
ちびちびと飲みながら、ちびちびと食べて、またちびちびと、だらだらと飲むには、こりゃいい。
夏野菜がおいしくなる季節だし、カミさん得意の茄子の煮浸しがいいかね、こりゃ。
明日、作ってもらお。

辨天八番娘。にごり

2006-04-27 22:59:23 | 新しい酒
一足お先に味見させていただきました。
今年の八番娘。のにごり。
ピカリンズ若桜支部長から「30本なら」っつ~ことでいただきました。
実は、これ、一週間ほど前に入荷していたのですが、なにしろこの時期は、新酒が多い。
味見しなくちゃいけないものが多い。蔵元さんにもコメントしなくちゃいけない。
その上、あたしは下戸だ。なかなかはかどらない。
で、本日やっとにごりを一本開けてみました。
開ける前は、「娘。だから、きっとバシバシに堅いんだろうな~」と思ってました。
でも、よ~く攪拌すれば、いくらか柔らかくなるかな~と思ってました。
で、よ~く攪拌してから、まずは常温で一杯。
ん・・・あれ? それほど堅さを感じないぞ。じゃあ、お燗はどうだろう。
ってなわけで、さっそくお燗。鍛えがいがある娘。だから、ここは60度近くまで温度を上げて、っと。
・・・いかん、あたしは猫舌だ。こんな熱いお燗酒は飲めないから、ちょっと冷めるまで待つ。
と、これがまた、い~じゃあ~りませんか。
若干、堅さはあるものの、ん~マンダム!
どぶや扶桑鶴とはそれぞれにに違う味わいながら、娘。は娘。の個性がある。
あっという間に徳利一本飲んでしまいました。いいわ~、この八番娘。のにごり。
ほんじゃ、二本目に突入します。あたしとしては、ちょっと飲み過ぎ。でも、んまいっす。

馨カップ

2006-02-22 20:05:47 | 新しい酒
タオ君がサンプルとしてカップ酒を送ってくれた。
「馨カップ」だ。
あの馨のラベルそのままだ。芸がないと言えば芸がないが、分かりやすいといえば、分かりやすい。
さっそく飲んでみたら、なんと、いいじゃないの、これ。前に炭味がして仕入れるのやめちゃったけど、これならいい鴨。
もともとの酒は、とってもいいんだから、炭なんか使わなきゃいいのに。
タオ君、しっかりしてくれぃ! 炭使わんでくれぃ!
なんで、長崎杜氏の、あのきれいな酒に炭使わにゃならんのだ。

天穏純米三年古酒

2006-02-09 23:54:34 | 新しい酒
とうとう来た。天穏の三年古酒。
タオ君にお願いして、ラベルも作ってもらったです。
このお酒、タオ君からサンプルをもらったので去年から知っていたけど、あんまりにも堅いので、ちょっと待っててね、ってことで今まで仕入れていませんでした。
が・・・この数ヶ月でさらに変わった。
最初にもらったサンプルは、さすが長崎杜氏! とは思ったけど、あまりにも堅いので、もうちょっと待ってね、ってなことになったけど、今は、と~ってもマイウ~になってきました。
実はこれ、平成14byの純米酒。
初めて試飲した時は、なんて堅いんじゃ~、これは!? 三年近く経ってるのに、なんでこんなに堅いんだ、これは???
で、聞いてみました。「何度で貯蔵してるの、これ?」
と、タオ君。「5度の冷蔵庫です」とのこと。
ぬわにぃ~!! 5度じゃ、ほとんど味が進まないじゃないかorz
ん~、でも数日放置すると、だんだんと味が乗ってきて、お米の旨味と甘みがじわ~っと出てくるじゃ、あ~りませんか。
これは、んまいな~・・・と思っていました。
で、タオ君に連絡して「これ、ええじゃないの。でも、もうちょっとしてから頂戴ね」とお願いしてました。
そして、満を持して、今日、とうとう入荷。
で、さっそく試飲。
まずは冷や(室温)で一口。
・・・ええわ~、これ。さすが、長崎杜氏。低精白とは思えない透明感。米の旨味を残しながらもスッパ~ッッ!! と切れていく。
んじゃ、お燗にしたらどうなるんだろ、と思って(っつ~か、あたしはもう、お燗でないとダメな体になってしまった)片手鍋をガスにかける。
さ~て、どのくらいの温度にしようかな~、と思って徳利を眺めていたが、ある瞬間、ここだ! という気がして徳利を引き上げる。
お気に入りのお猪口に注いで一口。
・・・参りました。ごめんなさい、長崎さん。何も言うことありません。さすがです。タオ君、有難う!
お酒だけを楽しむタイプのお酒じゃないから、残り物のマカロニサラダをアテにしましたが、マヨネーズの油にも負けずに、がっつり受け止めてくれました。
鯛の頭のアラの煮付けにも合わせましたが、これまた、うっちゃってくれました。
その後、三つ葉、干瓢など、お昼の太巻きの具の残りにも合わせましたが、これまた実に絶妙に受け止めてくれました。
お~っっとぉ、お燗の温度を確かめてないぞ~! こりゃ、いかん。この絶妙の温度を、ぜし、計測しなければ!
お燗メーターは・・・あれ? いつもはソムリエナイフと一緒にしてあるのに・・・
こんな時に限って見つからん! 焦るっす。ソムリエナイフはあるのに、いつもは一緒にあるお燗メーターが無いっす!
いかん、温度が変わってしまうじゃないか~・・・
あら、こんなとこにあった。クッキーの型抜きの下になってるから、こりゃ分からん!
で、さっそく徳利に入れて温度を確かめる。
どんどんと温度を示す赤いメーターが上がってくる。
何度だろ、この、絶妙の温度は・・・
40度・・・45度・・・47度・・・50度・・・
結局52度あたりで赤いメーターは止まる。
52度か~・・・ちょっと熱めの燗だけど、お猪口に注げば、かなり温度も下がるから、徳利での温度はこれくらいがいいかもしれません。
限りなく下戸に近いあたしが、あっという間に徳利一本目を開けてしまいますた。
二本目は・・・
行ってきます!

扶桑鶴17by

2006-02-08 21:38:17 | 新しい酒
O畑さんからサンプルが届いた。山田錦の純米吟醸が2種類。
ラベルを見たら、「+9」と「+9.5」。
う~ん、どんな味になってるんだろう、とさっそく味見。
お~っ!! こりゃエエです。数値ほどの辛さは感じない。扶桑鶴らしい柔らかさもあるけど、やっぱりちょっと渋い。
でも、口の中でふわっと上品な香りが広がる。ん~、マンダム。
でも、こりゃ数日放置して味の変化を見なけりゃいかんね。
で、三井の寿の麗吟も久々に入荷したので、一緒に味見。きれいな酸があっていいんだけど、これもちょっと堅いな~
これは燗じゃ。
アッチッチ燗にして、ちょっと冷ます。あたしゃ猫舌。
ほ~・・・滑るね、こりゃ。でも、まだちょっと堅さが残っている。
これも放置ケテ~イ!

娘。キタ━━━━(゜∀゜)━━━━ッ!!

2006-01-12 23:07:35 | 新しい酒
5番娘が嫁入りした。一緒に、今年の3番娘の槽汲も嫁入りした。
でも、数はありません。特に槽汲は6本だけじゃ。
でも、それを哀れに感じてくれたのか、槽汲のサンプルをオマケにつけてくれた。
嬉しい! なにしろ、6本だけじゃ、味見するわけにもいかないかな~、でも、飲みたいな~・・・でも、あの人とあの人とあの人は絶対によこせ、って言うだろうし。そうなると、自分で飲む分は無いだろうし・・・
かと言って、今更無いとは言えないし・・・と悶々と悩んでいたところだったから、と~っても嬉しい。
有難うございます、純米ピカリンズ若桜支部長殿。

ってわけで、さっそく味見。
まずは5番娘。
ん~・・・堅い。2分咲きですな、こりゃ。
2番娘は、もうちょっと開いていたような記憶があるけど、こりゃ、堅いわ。
でも、とっても上品な酸がバックにあるから、一週間後が楽しみじゃ。
そして槽汲。
・・・これ、生原酒ですか? 生原酒ですよね?
微妙にプチプチとした食感があって、それはそれで楽しいんですが、思いっきし堅いんすけど。
はっきり言って、生原酒とは、とうてい思えないんすけど。
でも、この堅さの奥にある味わいは、去年の記憶を呼び起こす。
あの雪深い若桜の地。小さな仕込みタンク。こまてるさんがむせたぼたん鍋。あの蔵の空気。
そして、このお酒を造った人達の顔。
あ~、今年も行きたい!!

PB

2005-12-16 23:06:55 | 新しい酒
久々に来た。うちのPB。
14byがなくなってしまってから、けっこう経つな~
これ飲むのもほんっとうに久しぶりっす。
先日kohei君から、「ちょっと瓶詰めしました」って連絡があった。
で、さっそく開けて、そのまま冷やで一口。はぁぁぁ・・・・~
これだぁ~、この味だぁ~
なんか、うきうきしてきマッスル。
じゃあ、さっそくお燗にするかね。
一緒に来た白梅さんの俵雪も味見るかね。
ん~、さすがだね、修さん。あたしの嫌いな五百万石でもこんなお酒にしちゃってるし。
はっきり言って、おいしいんすけど、これ。なんで五百万石で、こんなお酒になるかな~

で、ここは全く違う話になります。
最初は娘につきあって見ていました、「花より男子」。
今日は最終回。不覚にもはまってしまいますた。

で、元に戻って。
やっぱ鷹勇、旨いっす。カミさんがいつの間にか、あたしが飲もうと思っていたPBのお燗、飲んでます。
いつの間にか、無くなってます。オイ!

辨天2番娘

2005-12-11 23:58:38 | 新しい酒
今日は休日出勤だったのです。発送が間に合わなかったのです。
その理由は、S川急便と、Y運輸の宅配のお酒用の箱が・・・来ないんです!
あれが無いと発送出来ないんじゃ~!!
「この箱を使っていただかないと、破損した場合、保証出来かねます」な~んて言われっちまった。
だから、宅配用の酒箱が無いとダメなんじゃ~!
でも・・・年末シフトのせいか、待てど暮らせど来ない。
これじゃ、発送出来ないんじゃ~!
そこで、小心者のあたしは勇気を振り絞って電話したさ。
「あの~、宅配用の箱が、まだ来てないんですが・・・」
そしたら持ってきてくれたさ。
「すいません。至急お持ち致しますので」

ほ~っと一息。これで発送できるさ~。ってなことで、休日出勤したのさ。
あ~疲れた。師走に入ってから休み無し。
楽しみにしていたセミナーもキャンセルして仕事してたのさ。
でも、これで遅くなってしまったお客さんのお酒を、無事に発送できたのさ。
やれやれ。

で、自宅に帰ってお風呂に入って飲む酒は、「辨天娘2番娘」と、「龍勢備前雄町701酵母」さ~
昨日のタイガー探検隊忘年会の残りを、あたしがいただいたってわけさ。
あっ、でも、これ、おいしくなくて残ったわけじゃないからね、オータロ君。昨日は、いろんな種類のお酒を4合瓶で出したから、一升瓶の2番娘が、たまたま残ってしまった、ってわけさ。
龍勢は、やっと、味が整ってきたかな。それでも、常温だとまだまだ若いけど。でも、落ち着いた旨味があっておいしいっす。
やっぱり7号酵母はいいわ~。9号のような派手さは無いけれど、深窓のお嬢様って感じかな。
(ここに突っ込まないでね>ALL)
辨天の二番娘は、はっきり言って、まだ若い。
昨日の忘年会でも、冷やじゃ全然ダメ。お燗にしても、まだ若い。米の特徴なのか、まだ青い味わいが残っている。
しかぁ~し!
これがあと数ヶ月したら、あるいは放置プレイで二週間前後鍛え上げたら、どんな表情を見せてくれるだろうか、と考えてしまったっす。
17byの辨天娘が楽しみじゃ。額から下は童顔の蔵元さん、来年も期待してマッスル!


放置プレイリスト入り確定!

2005-11-24 01:00:15 | 新しい酒
「頭文字D in 鳥取」のY社長がお酒のサンプルを送ってくれた。
以前に出荷されていた山田錦バージョンは、某百貨店のバイヤーが買い占め(やがっ)たらしく、完売したため、別のお酒を詰めたので、と送ってくれた。
山田錦バージョンの、あの柔らかい旨味を想像していたあたしは、途方に暮れました。
これ、いつになったら飲み頃になるんすか? Y社長!
これじゃ、また放置プレイのリストが増えるだけじゃないか!!

生モト梅酒

2005-10-24 20:15:33 | 新しい酒
やっと来た。K杜氏が来たときに味見はしていたけど、やっと来た。
で、さっそく一口。
ん~、マイウ~。梅の甘酸っぱさと蜂蜜の味が感じられる。
ソーダで割っても、ってなことを、蔵元さんは言っていたけど、このままでも、全然しつこくないから、オンザロックでもいいかも。
K杜氏の話だと、南高梅を厳選し、蜂蜜を厳選したらしい。そしたら、めちゃめちゃ原価が高くなったらしい。
幾らで出すの? と聞いたら、「う~ん・・・わからん。お客さんが買ってくれそうな値段にしたら原価割れじゃ」と言っていた。
全く、職人ってのは・・・