NBA Thunder Dancer

オクラホマシティ・サンダーを応援していくNBAブログです。

内定通知~DJ・ホワイト社会人になる~

2013年03月22日 | 2012-13シーズン
ここ最近はすっかり暖かくなり、いよいよ春という感じになってきました。
そして春と言えば、卒業式や入学式、大学生は就職活動で内定を頂き始める時期でもあります。
今回はそれに引っかけて、NBAでもこの時期に内定(契約)を頂いた選手を紹介します。

その選手というのがタイトル通りDJ・ホワイト
彼は先日、所属チームのセルティックスと複数年契約を交わしたのでした。
元記事


ホワイトは現在26歳、身長206cmのPF。
彼はインディアナ大で4年間プレーし続け、卒業とともにNBAドラフトへエントリー。
大学時代には得点とリバウンドで平均ダブルダブルの堅い選手だったのですが、いかんせん顎の手術がネックとなり、順位を大幅に落とし1巡目29位でピストンズから指名を受けたのでした。
その後ホワイトはドラフト直後に、2人の選手と引き換えにまだ名前がスーパーソニックスだった現サンダーにトレードとなったのです。

しかし、ホワイトはシーズン開幕後すぐに出番が回ってきたわけではありません。
当初から予定されていた顎の手術の為、シーズンの大半を欠場しやっとNBAデビューとなったのはレギュラーシーズン最後の2週間だけでした。
それでも彼は出場した7試合で平均8.9得点4.6リバウンドとその才能の片鱗をみせたのです。

そしてやってきた09-10シーズン。
彼としては満を持して迎えたシーズンだったわけですが、現状やそう甘くなかったのです。
結局12試合にしか出場することができず、手術明けの昨シーズンを下回る平均4.9得点1.9リバウンドを記録し、試合のほとんどをベンチサイドからスーツで過ごすという状態が続いていました。
それもそのはず、当時サンダーにはグリーン、イバカとPFにしっかりした選手たちが構えており、その為彼はチーム内で3番目のPF、基本的に主力の欠場かガベージタイムでなければ試合に出場する機会すら与えられなかったのです。
案の定このシーズンはイバカが9試合を怪我の為欠場し、その間だけではありましたがグリーンの控えとして彼が登場しています。

このような歯痒い状態が続いている中、一方でサンダーは彼に対し3年目のオプションを行使しました。
彼にもわざわざトレードで獲得した若手、そんな簡単には諦めない、そういった姿勢からくるものだったと思われます。
それの裏付けか、迎えた10-11シーズンホワイトは主力に怪我がないのにも関わらず徐々に出場機会と出場時間を伸ばしていったのです。
そんな順風満帆なシーズンに思われた矢先、彼はとうとうサンダーから離れることとなってしまいます。
2月24日、言わずと知れたトレードデッドラインの日。
サンダーはインサイドの弱点がここ数年間の課題であり、このトレードデッドラインを機にインサイドを大幅に補強したのです。
そのトレード要員の1人として彼はボブキャッツへトレードとなりました。

2年と半分所属してきたチームに別れを告げ、新天地シャーロットに降り立ったホワイト。
しかし、ボブキャッツは彼にとって思い望んでいたチームでもあったのです。
彼はトレード直後からローテーション入りし、キャリア最高の出場時間を記録。
その他スタッツもルーキーシーズン以来となる平均8.5得点4.4リバウンドを記録し、彼自身ようやく安住の地を見つけたはずだったのです。

迎えた11-12シーズン、彼にとってはルーキー契約最終年。
何としてでも新しい契約を獲得するため、彼は更なる奮起をみせます。
スタート11試合を含むキャリア最高の58試合(ロックアウトの為全66試合)に出場。
平均6.8得点3.6リバウンドと成績もまずまず。

ですが、このシーズン彼のポジションを取って変わった選手がこのボブキャッツにはいました。
ルーキーのビスマック・ビヨンボ。
背丈はホワイトと変わらず技術で言えば断然ホワイトの方が上だったことでしょうが、全体7位というボブキャッツの期待を一身に受けるビヨンボはホワイトのみならず他の選手よりも優遇されながら試合に出場していったのです。
ホワイト自身決して出場時間がなかったわけではないのですが、シーズンが徐々に進むにつれ出場時間が減少。
そのままオフを迎えてしまったのでした。
そして12-13シーズンオフ、FAとなったホワイトはボブキャッツだけではなくNBAどこのチームからも契約のオファーを受けることができませんできず、仕方なく中国のチームと契約。

その契約から4ヶ月後、トレードデッドラインも過ぎ残すはFAとの契約期間、世はまさに就職戦線真っ最中。
そんな中ホワイトにも契約オファーが飛び込んできました。
オファーを出したのはサリンジャー、ウィルコックスとPFに次々とシーズン絶望者の出たセルティックス。
彼はすぐさまセルティックスと10日間契約を果たしました。
しかし、契約を果たしても出場時間はもらえず現在に至るまでたったの4試合にしか出場していません。
チームの都合上度目の10日間契約を果たすも、これといった成績を残すことはできなかったのです。

そんな中、ここから本人にとっても思わぬ事態となります。
なんと本来であればシーズン一杯まで契約というのが10日間契約の成功例なのですが、セルティックスはホワイトに対し複数年契約をオファーしたのです。
ナゲッツとブリュワーのように前例がないわけもありませんが、これは極めて珍しい例であり、実際これといった活躍をしていない選手に対してなのでそれ以上に珍しいケースと言っていいでしょう。
しかし、何はともあれホワイトにとってはNBAでの初の契約延長になったのです。
就職でいうところの内定ですね。

ここからは予想になりますが、恐らくPFのいないチームの都合もあるのでしょうが、サンダーでもみせていたベンチでの献身的な姿勢が評価された結果だと思います。
何の偶然か、またもポジション争いにグリーンがいますが、その他バス、ランドルフ、、サリンジャー、KGももちろん全員に勝つつもりで頑張ってもらいたいです。

サンダーに所属していた選手だけに他の選手に比べれば結構特別な思い入れもあり、その分やはり応援したくなってしまいます。
ここのところグリーンもセルティックスで活躍しだしましたし、この2人には今後も注目してみてください。


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6 コメント

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Unknown ()
2013-03-22 20:31:07
ホワイト中国行ってたんすか(°_°)

なんでどことも契約しないんだろーって思ってたらしないんじゃなくてしてもらえなかったんですね!

いやー自分が観た時はかなり良いプレーしてたのでまたNBAに戻ってきてくれてうれしいです^ ^
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Unknown (T)
2013-03-23 01:50:31
まだNBAを見るようになって間もないのでこういった期待の選手の話は為になります!

サンダー、またセルティックスのファンでもあるので彼の動向が楽しみです
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Unknown (tk)
2013-03-23 06:37:59
細かいかもしれませんがブリュワーはDENではなく
NYKを解雇→DALと3年8Mくらい?で契約→次のシーズン途中にDENへトレードでしたね。

なのでDENがではなくDALがブリュワーに対して契約延長をした、と捉えた方が良いかもしれません。
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神さん (kdu)
2013-03-23 09:09:34
一瞬でしたが、中国のリーグでプレーしていました。
僕も結構良い選手で、少なくともどこかしらのチームと契約できるとは思っていた為、結構驚いた記憶があります。
今回複数年契約ということで、これを機にNBAに定着できるといいですね♪
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Tさん (kdu)
2013-03-23 09:12:01
ほう、NBA観始めて間もないと。
DJ・ホワイトには是非注目を。
サンダーの応援も宜しくお願いします(笑)
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tkさん (kdu)
2013-03-23 09:15:16
そういえばそんな流れでしたね(汗)
でも、マブスとは最初10日間契約だったような気がしたのですが。
へ~こんなタイミングで契約延長できるんだ、と驚いた記憶があるもんで。
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