NBA Thunder Dancer

オクラホマシティ・サンダーを応援していくNBAブログです。

12-13の各賞発表

2013年05月26日 | 2012-13シーズン
12-13のレギュラーシーズンが終了して早1ヶ月が経とうとしています。
そして先日オールNBAチームも発表され、全ての賞が決定しました。
既にご存知の方も多いと思いますが、一応メモ代わりに記事にしておきます。


~6thマン賞~
JR・スミス

まあ文句はないかと。
とにかく今シーズンはブザービーターをきめている印象が強く、ニックスがカンファレンスで2位になれた最大の要因ともいえるでしょう。
その他候補にはジャマール・クロフォード、ジャレット・ジャック・・・おいおい頭文字が「J」から始まるやつばかりかよ、とか思いつつ、実はシーズン途中まではサンダーのマーティンも結構良い感じだったんですけどね。
6thマンのイメージが強いスミスですが、意外にもこの賞は今回が初めてです。




~最優秀守備選手賞~
マーク・ガソル

~NBAオールディフェンシブチーム~
1stチーム
クリス・ポール
トニー・アレン
レブロン・ジェームズ
サージ・イバカ
タイソン・チャンドラー
ジョアキム・ノア


2ndチーム
エイブリー・ブラッドリー
マイク・コンリー
ポール・ジョージ
ティム・ダンカン
マーク・ガソル


なんと2年連続で最優秀守備選手が1stチームから漏れるという珍しいことになっています。
しかも今回はイレギュラー中のイレギュラー、1stに6人、内チャンドラーとノアが同票とは言え同じCですから、下手したらガソルは2ndチームさえ漏れていた可能性があるのです。
完全に大人の事情が窺えます。
しかしとは言え、グリズリーズからは3人が選出されており、加えてプリンスもいます。
サンダーはカンファレンスセミファイナルでその鉄壁の前にあえなく敗退しており、身をもってその守備力を体験しました。
ガソルの最優秀守備選手賞受賞には多少の疑問は残るものの、チームをみた場合決して間違いのない人選だと思います。

サンダーからはブロック王のイバカが2年連続の1stチーム入り。
ウェストブルック、セフォローシャにも選出の余地があったかなと、サンダーファン視点ながら思っています。

ちなみにブラッドリーとジョージは初選出。





~MIP~
ポール・ジョージ

得点は12.1→17.4とMIPと言うほどの伸びは見せていませんが、とは言えスタッツが軒並みアップ。
彼の何が凄いかって、今シーズンはMIP受賞の他に初のオールスター選出、初のNBAオールディフェンシブチーム選出、初のオールNBAチーム選出と、とにかく初の賞を獲得しまくっているのです。
またペイサーズが、グレンジャーがいないという厳しいチーム状況で現在カンファレンスファイナルを戦えているのは単にジョージの成長があったからこそです。

実際にスタッツだけでみればジョージ並の成長をみせている選手は多々います。
僕なんかはオールスターに選出された時点で早くもハーデン一択だと思っていたほどです。
ちなみにハーデンの得点は16.8→25.9と大幅アップがみられますからね。
その中でジョージが選出されたのは、やはり個々の成長だけでなくチームの成長も同時に見られたのだからだと思います。

ちなみにその他候補には、グレイビス・バスケス、ラリー・サンダース等がいました。
ハーデンいないんだけど・・・





~新人王~
ダミアン・リラード

~NBAオールルーキーチーム~
1stチーム
ダミアン・リラード
ブラッドリー・ビール
ディオン・ウェイターズ
ハリソン・バーンズ
アンソニー・デイビス


2ndチーム
カイル・シングラー
マイケル・キッド=ギルクリスト
ジョナス・バランチュナス
アンドレ・ドラモンド
タイラー・ゼラー


新人王のリラードは文句なし、満票での受賞。
あくまで周りの環境に影響を受けるものなのである程度は運ですが、満票での受賞は史上4人目です。
正直指名された時はそれほど注目していなかったのですが、才能の片鱗をサマーリーグで垣間見せ、気づけば新人離れした勝負強さを発揮していました。
このPG飽和時代に突如現れた大型新生、今後はその飽和環境でどこまで上り詰められるかが注目されます。

ちなみにドラフト当時からいろんな意味で注目を集めていた眉毛ことアンソニー・デイビスは、それなりの活躍はしたものの、1位指名に見合ったものではなく、一方でリラードの活躍にかき消されてしまっていました。
サンダーの新人2人はDリーグへ行ったり来たり、それ以前の問題でした。

そしてオールルーキーチームですが、60位がランクインした昨シーズンとは違い、ドラフトの順位的に上位陣が集まった今シーズンはまあ順当かと。
期待を裏切ったのは5位のトーマス・ロビンソンと8位のテレンス・ロスくらいでしょうか。
まあロスはダンクコンテストで優勝していますが。
そんな中2年連続で2人を送り込んでいるキャブスは相当将来が明るいですね。
今年も1位指名ですし。
密かにピストンズも2人送り込んでいます。







~最優秀HC賞~
ジョージ・カール

~最優秀エグゼクティブ賞~
マサイ・ウジリ

選手ではなくフロント職に送られるこの2つの賞は、ともにナゲッツ陣が受賞しました。
キャリア25年で初の受賞となったカールは、前評判を大きく覆し強豪犇めくウェストで堂々の3位に押し上げたことが評価されたようです。
確かにエースと言えるエースのいないチームが圧倒的なエース率いるチームよりも上にいるわけですから、納得の受賞です。
ま、27連勝のスポエルストラとかニックスのウッドソンとか、手前味噌ながらブルックスとかでも納得はしますが。

そしてウジリですが、これはイグドラの獲得でしょう。
なんの関係もないところからハワードのいざこざに首を突っ込み、終わってみればチームにベストフィットするイグドラを獲得していました。
なんとなーく4角トレードみたいに言われていましたが、今になって思えばもの凄いファインプレーだったわけです。

個人的にはハーデンをサンダーから掻っ攫ったモーリーも敵ながらナイスだと思っているのですがね。
ここは人によって意見が割れるところかもしれません。
でもやっぱりサビートを格安で獲得したプレスティが一番でしょ!!






~MVP~
レブロン・ジェームズ

シーズン終盤からほぼ一択になっていたこの賞は、案の定レブロンがキャリア4度目の受賞を果たしています。
満票受賞ではなく121票中1票だけがカーメロになっていたことで世間は騒いでいましたが、サンダーファンから言わせればなぜその1票がデュラントではなかったのか、だったリします。
基本的にはレブロンの受賞にい異論無しなので。

とは言え、順風満帆なスタッツを個人でもチームでも残したデュラントにとっては運が悪かった・タイミングが悪かったとしか言いようがありません。
プレーオフの件についても、重ね重ね運のなかったシーズンになったと思います。



~オールNBAチーム~
1stチーム
クリス・ポール
コービー・ブライアント
レブロン・ジェームズ
ケビン・デュラント
ティム・ダンカン


2ndチーム
ラッセル・ウェストブルック
トニー・パーカー
カーメロ・アンソニー
ブレイク・グリフィン
マーク・ガソル


3rdチーム
ジェームズ・ハーデン
ドウェイン・ウェイド
ポール・ジョージ
デイビッド・リー
ドワイト・ハワード


概ね異論はありません。
ただコービーの部分はウェストブルック、パーカーでも良かったのかもしれません。
いくら良い成績を残していようと孤軍奮闘感は否めず最後は怪我でシーズン終了。
チームも終盤の追い上げは物凄いものがありましたが、見方を変えれば滑り込みでのプレーオフでしたし、そういったチーム状況を加味した場合はウェストブルック、パーカーでしょう。
とは言えコービーは8年連続1stチーム入り、計11回選出は歴代1位です。
そしてここにきて1stに返り咲いたダンカンは10回目の選出。
個人的には連続で受賞するよりもこの歳になって返り咲く方が凄いと思いますけど。

不幸なのが2ndチームのカーメロ。
成績・ポイント的には1stチームなのに、ポジション別にみるとどうしても2ndになってしまうのです。
レブロンとデュラントの壁が高すぎますので。

そして初選出となったのがハーデン、ガソル、ジョージ、リー。
リーに関しては好調ウォリアーズから最低1人は選ばなくてはならないのに、いかんせんカリーがGということで仕方なくFのリーが選ばれたのかもしれません。
同じ理由でなぜブルズから1人も選ばれていないのか不思議なのですが、個人的にはハワードの代わりにノアが妥当だと思っています。
まあ各HCが決めているので、そういった大人の事情はないと思いますがね。

とりあえず見返してみたらレイカーズの批判めいたことを書いてしまっていますが、あくまで率直な感想ですのでそこまで深い意味はありませんのでご了承ください。


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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
大人の事情って何ですか? (kskn)
2013-05-26 20:03:40
ガソル弟が2ndチームに選ばれたのが「大人の事情」ってどういうことですか?
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Unknown (k,s)
2013-05-26 21:39:18
私はポール、ジョージはかなり評価してます。プレイオフでも存在感がでてます。彼の評価がようやく順当になったと思います。ハーデンがあがらない理由は個人的ですが、このくらいやるのは予想されたからかとも思います。DFチームも含め、オールチームは監督投票。個人は記者投票。ここにずれがある気がします。選手のコメントでもオールチームのほうを喜ぶ選手が多いのも現状です。現場の評価と世間の評価は微妙に毎年違うんですよね。なぜか・・
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ksknさん (kdu)
2013-05-28 21:33:27
1stチームに選出されているノアとチャンドラーは同じポイントなのですが、細かく見ると全く同じと言うわけではなく1位票と2票に多少の差があるのです。
具体的には
チャンドラー1位票9、2位票6、計24ポイント
ノア1位票8、2位票8、計24ポイント
※1位票は2ポイント、2位票は1ポイント
上述から、同じポイントとは言えこの2人には優劣をつけることができたのです。
つまり、今回イレギュラーな1stチーム6人選出も5人にすることもできたわけです。

ではなぜそうしなかったのか?

もし仮に1stの2人に優劣をつけてしまった場合、ノアが2ndとなり同じポジションのガソルは2ndチームからさえ外れてしまいますよね。
最優秀守備選手賞を受賞しながらもです。
それを避ける為リーグがあえて1stを2人にすることで、ガソルをかろうじて2ndに入れた、これがここで言う「大人の事情」なわけです。
ま、あくまで裏付けがあったり証拠があったりするわけではないんですけどね汗
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k,sさん (kdu)
2013-05-28 21:39:43
ジョージはシーズン中も凄かったですが、プレーオフに入りその凄みに拍車がかかっていますね。
MVPのレブロンと対等に渡り合っているのですから。

ハーデンが候補にもならなかった理由は、まあ仰る通りでしょうね。
やはりどこまでいってもMIPは予想しづらい賞だと感じました。

あとガソルの件ですが、今回は監督投票とメディア投票に分かれている悪い点が顕著に出てしまったのでしょう。
裏を返せばそこまでディフェンスに秀でた選手がいなかったとも捉えられますが。
いずれにせよ、いつかは改善の必要な部分かもしれませんね。
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Unknown (名無し)
2013-05-30 22:29:00
センターに関することでお聞きしたいことがあるのですがよろしいでしょうか?

kbu様は来季オクラホマが更なる躍進をするためには、どのようなタイプのインサイドプレイヤーが必要であると考えておられますか。
オクラホマのインサイドにはショットブロッカーのイバーカ、ディフェンダーのパーク、玄人のコリソン、そして大本命のサビートがいます。彼らの技量が劣っているわけではないのですが、デュラントを中心とした盤石のフロントコートと比較すると、シリーズを通して戦い切るにはやや安定感に欠けると思われます。

エースの不調時にも、安定した活躍をすることでチームを土台から支えてくれるプレイヤーの存在こそが、オクラホマに欠けているピースの一つなのではないかと私は考えています。

もし、来季のオクラホマにアルビダス・サボニスやウィルト・チェンバレンのような骨太で強靭な芯をもった選手が加入して、デュラントとともに戦ってくれれば、来季のNBAはかなりワクワクさせてくれるようになると思いました。
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名無しさん (kdu)
2013-06-01 18:28:20
個人的には、どちらかというと身長よりも体重重視です。
仰る通り今のサンダーには結構多くのバリエーションを持ったインサイド陣がいます。
その中で足りないのはやはりガタイのあるアンダーサイズな選手。
そういった選手は得てしてサイズのない分を技術でカバーしていますからね。
具体的な例だとブレアだったりマキシエルだったり、究極はザックです。

ポイントは「インサイドで点を取ってくれる選手」。
リバウンドにも強くテクニックも多彩なそういった選手を望みます。
もしそういった選手の加入があれば、サンダーは更に楽しみで期待の持てるチームになるでしょう。
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