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映画監督とお笑い芸人

2011-06-07 09:56:12 | 笑い
松本さんが新作映画の宣伝でNHKの「あさイチ」に出たやつを韓国のゴニョゴニョサイトでゴニョったんですが、あれですねスイスのでっかい映画祭で上映されるんですね。ニューヨークでも一作目の大日本人がロングランされたとか。たけしに次いで「笑いでテレビ界を席巻した人が監督で海外で評判」って図式は不思議ですよね。「日本人ってのは何なんだ。コメディアンしか映画を取れないのか?」って質問されないんでしょうか。

これはやっぱりスタート地点の問題だと思うんですよね。外国だと映画界に飛び込んで下積みして映画撮れるようになってすごいのを作ってしまうときちんと評価される下地があるのではないかと感じます。日本は無名の人間がいいのを撮ってもマニアが食いついて終わり、という印象があるんですね。いくらすごいのを撮ってもいろんな人に見てもらうには商業ラインに乗らなきゃならんわけで。その乗せるためのラインというか組織みたいのが外国と日本では段違いなのではないかと。外国は生活の一部に映画が溶け込んでるような国が沢山ありますが日本はその点溶け込んでるとは言えないですからね。私自身も映画を見る習慣というのが全然ないわけで。

そのあたり考えてゆくと、たけしや松ちゃんはダントツの知名度の中で映画を撮って商業ラインがかっちりとしている中で世に作品を出していけるという大きすぎるアドバンテージがあるんですよ。番組の中で松ちゃんは「有名監督」でなく「有名人監督」であるのが嫌だ、それを壊したいと言ってましたが、それはアドバンテージがあって苦労なく作品を世に送れたゆえの贅沢な悩みではないかなと。まあアドバンテージがあっても作品が糞であれば思い切りコケてしまうわけで。桑田の稲村ジェーンとか欽ちゃんのシネマジャックとか。そういった所ではたけし松本は突出した才能をもっているのは火を見るより明らかなのでありますが。

お笑い芸人が果たして映画監督に向いてるのかという命題もあるんですが、このたけし松本は芸術家肌でちょっと狂気を含んでる点で抜けてると思うんですよね。だからお笑い芸人=映画監督が向いてるというのは決して言えないと思うのです。同時代にこの2人が生きてて同じく映画を撮ってるというのは神様のいたずらというか稀有な事なのではないかなと。この先50年100年経ってもこういう時代はないんじゃないでしょうかね。文化的に見てとても珍しい時代に我々は生きてるのではないかと思います。

とりとめもなくダラダラと書いてきてしまいましたがたけしはたけしの道を行っているし松ちゃんは松ちゃんの道を行っている。どうも最近は自分が興味があったあらゆる分野で「ああ、本当に面白いもの、凄いものってもう出てこないのかもしれないな」と思ってるのですが、この二人がどういう方向に行くのかな、というのが自分のひそかな楽しみになってきております。「さや侍」やっぱり映画館で見たいですよねえ。

紺屋高尾

2011-04-16 11:49:48 | 笑い
2ちゃん経由で談志の落語にたどり着いたんで張ってみる。タイトルだけ知ってて内容は知らなかったのだがいい話である。こういうのはやっぱり夢だからねえ。届くはずもない、届いてはいけない花に手が届いちゃったというね。ヲタとその対象とかいうように自分に置き換えてみると何とも言えない気持ちになる。













KC

2011-04-01 12:39:48 | 笑い
山形が生んだ鬼才、ケーシー高峰師匠であります。数年前に大きなご病気をされたようですが今現在福島はいわき市で被災者に出来る限りの事をやっておられる由。身内が皆医者なのを逆手にとって白衣着て漫談やろうと考えるアヴァンギャルドな御仁がですよ。素敵ですね。実に素敵です。あんまり素敵だから早逝した昭和の名優、赤木圭一郎を思い出しちゃいました。これを我々のほうでは「素敵が俺を呼んでいる」こう言っております。グラッチェ。セックス!!



2011-03-19 09:31:49 | 笑い
ついさっき地震で目が覚めて「またかよ」と暗い気持ちでNHKラジオをつけると男性アナウンサーの沈んだ(ように聞こえる)声が地震情報を伝えていた。しかしその数分後に「チャラララ~」と朝の情報番組みたいなさわやか系オープニングミュージックが流れ通常番組が始まった。「このギャップはなんなんだよ」と一人突っ込んで朝から笑ってしまった。やはり笑いは大事だと思う。
という事でサンドウィッチマンの名作コント「哀川調」です。どうぞ。



BIG2といおうか

2010-12-24 00:21:02 | 笑い
この二人が家庭の話をわりかし真剣にしているのが非常に珍しいので貼ってみる。なんの番組だろう。「たけしのここだけの話」かなあ。さんまはこの時今の自分と同じくらいの年。信じられん。たけしも若すぎてまあ。この人たちはテレビの一番いい時代に自らの圧倒的な才能とあいまって頂点へ駆け上ったなあ、という印象を改めて受けた。この二人の全盛期にかすった(まともに直撃ではないのが惜しいところだが)自分は実に幸せ物だと思う。