松本さんが新作映画の宣伝でNHKの「あさイチ」に出たやつを韓国のゴニョゴニョサイトでゴニョったんですが、あれですねスイスのでっかい映画祭で上映されるんですね。ニューヨークでも一作目の大日本人がロングランされたとか。たけしに次いで「笑いでテレビ界を席巻した人が監督で海外で評判」って図式は不思議ですよね。「日本人ってのは何なんだ。コメディアンしか映画を取れないのか?」って質問されないんでしょうか。
これはやっぱりスタート地点の問題だと思うんですよね。外国だと映画界に飛び込んで下積みして映画撮れるようになってすごいのを作ってしまうときちんと評価される下地があるのではないかと感じます。日本は無名の人間がいいのを撮ってもマニアが食いついて終わり、という印象があるんですね。いくらすごいのを撮ってもいろんな人に見てもらうには商業ラインに乗らなきゃならんわけで。その乗せるためのラインというか組織みたいのが外国と日本では段違いなのではないかと。外国は生活の一部に映画が溶け込んでるような国が沢山ありますが日本はその点溶け込んでるとは言えないですからね。私自身も映画を見る習慣というのが全然ないわけで。
そのあたり考えてゆくと、たけしや松ちゃんはダントツの知名度の中で映画を撮って商業ラインがかっちりとしている中で世に作品を出していけるという大きすぎるアドバンテージがあるんですよ。番組の中で松ちゃんは「有名監督」でなく「有名人監督」であるのが嫌だ、それを壊したいと言ってましたが、それはアドバンテージがあって苦労なく作品を世に送れたゆえの贅沢な悩みではないかなと。まあアドバンテージがあっても作品が糞であれば思い切りコケてしまうわけで。桑田の稲村ジェーンとか欽ちゃんのシネマジャックとか。そういった所ではたけし松本は突出した才能をもっているのは火を見るより明らかなのでありますが。
お笑い芸人が果たして映画監督に向いてるのかという命題もあるんですが、このたけし松本は芸術家肌でちょっと狂気を含んでる点で抜けてると思うんですよね。だからお笑い芸人=映画監督が向いてるというのは決して言えないと思うのです。同時代にこの2人が生きてて同じく映画を撮ってるというのは神様のいたずらというか稀有な事なのではないかなと。この先50年100年経ってもこういう時代はないんじゃないでしょうかね。文化的に見てとても珍しい時代に我々は生きてるのではないかと思います。
とりとめもなくダラダラと書いてきてしまいましたがたけしはたけしの道を行っているし松ちゃんは松ちゃんの道を行っている。どうも最近は自分が興味があったあらゆる分野で「ああ、本当に面白いもの、凄いものってもう出てこないのかもしれないな」と思ってるのですが、この二人がどういう方向に行くのかな、というのが自分のひそかな楽しみになってきております。「さや侍」やっぱり映画館で見たいですよねえ。
これはやっぱりスタート地点の問題だと思うんですよね。外国だと映画界に飛び込んで下積みして映画撮れるようになってすごいのを作ってしまうときちんと評価される下地があるのではないかと感じます。日本は無名の人間がいいのを撮ってもマニアが食いついて終わり、という印象があるんですね。いくらすごいのを撮ってもいろんな人に見てもらうには商業ラインに乗らなきゃならんわけで。その乗せるためのラインというか組織みたいのが外国と日本では段違いなのではないかと。外国は生活の一部に映画が溶け込んでるような国が沢山ありますが日本はその点溶け込んでるとは言えないですからね。私自身も映画を見る習慣というのが全然ないわけで。
そのあたり考えてゆくと、たけしや松ちゃんはダントツの知名度の中で映画を撮って商業ラインがかっちりとしている中で世に作品を出していけるという大きすぎるアドバンテージがあるんですよ。番組の中で松ちゃんは「有名監督」でなく「有名人監督」であるのが嫌だ、それを壊したいと言ってましたが、それはアドバンテージがあって苦労なく作品を世に送れたゆえの贅沢な悩みではないかなと。まあアドバンテージがあっても作品が糞であれば思い切りコケてしまうわけで。桑田の稲村ジェーンとか欽ちゃんのシネマジャックとか。そういった所ではたけし松本は突出した才能をもっているのは火を見るより明らかなのでありますが。
お笑い芸人が果たして映画監督に向いてるのかという命題もあるんですが、このたけし松本は芸術家肌でちょっと狂気を含んでる点で抜けてると思うんですよね。だからお笑い芸人=映画監督が向いてるというのは決して言えないと思うのです。同時代にこの2人が生きてて同じく映画を撮ってるというのは神様のいたずらというか稀有な事なのではないかなと。この先50年100年経ってもこういう時代はないんじゃないでしょうかね。文化的に見てとても珍しい時代に我々は生きてるのではないかと思います。
とりとめもなくダラダラと書いてきてしまいましたがたけしはたけしの道を行っているし松ちゃんは松ちゃんの道を行っている。どうも最近は自分が興味があったあらゆる分野で「ああ、本当に面白いもの、凄いものってもう出てこないのかもしれないな」と思ってるのですが、この二人がどういう方向に行くのかな、というのが自分のひそかな楽しみになってきております。「さや侍」やっぱり映画館で見たいですよねえ。