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笑っていいとも グランドフィナーレ その2

2014-04-18 13:31:44 | 笑い
とっくに過ぎ去った事なのにいまだに余韻が覚めやらない。この方の様々な芸人がラジオ・TVで語った内容の書き起こしを見てまた高まってしまったのである。やはりなんと言っても、

松本「とんねるずが来たらネットが荒れる」

パンツ一丁で待機していた石橋「よぉし行ってやろうじゃねえか。憲武に確認とってこい!」

すでに準備していた木梨「行くっしょ」

で、順番破って乱入。この流れが最高すぎる。しびれる。互いに接触することなく歴史を重ねてしまったがゆえの悪弊だとか周りの大人の余計な気遣いだとかを全部破っての弾け具合。「テレビって無難なもんじゃなくてこうだったんだよおおおおおおおおおおお」と叫びたくなるようなこの流れ。バナナマンの設楽が「中高生の頃”昨日のあれ見たか?”」と盛り上がっていたあの感覚だ、と言っていたようだが正に我が意を得たりだよ設楽君。お前はわかってる。朝のフジに食い込んだ単なる世渡り上手糞野郎と思っててごめん。お前はわかってる。感動したから2回書いてみた。

この想いを!この最高のフィナーレを飾ったこの番組の事を!しゃべりたくてしゃべりたくてたまらないのに我が会社では誰もわかってないのが悔しい。全く馬鹿野郎ばかりだ。私は「笑っていいともグランドフィナーレを語るオフ」をやりたい。切に。でも多分誰も来ない。

笑っていいとも グランドフィナーレ

2014-04-14 06:34:47 | 笑い
遅まきながら妹に録ってもらってたのを見た。最初から最後までホントに笑いっぱなしだった。テレビはおろか実生活でもあんなに笑ったのは久しぶりだった。元気な時も体調の悪い時も有頂天な時も凹んでいる時も、テレビっ子だった私は彼らが「笑い」を届けてくれる事によって救われながら今まで生きてきたんだなあと思うと実に感慨深いものがあった。

何といってもタモリ、さんま、ダウンタウン、ウンナン、とんねるず等が一緒の画面に収まり丁々発止を繰り広げるその豪華さ。年のころ40前後のテレビが好きだった人間にとっては誰しもが素晴らしき時間となったのではなかろうか。石橋貴明が「松本がさあ」と松ちゃんを呼び捨てにするそのドキドキ感。その松ちゃんが「サンコン~!」の流れから「橋田~!」と橋田壽賀子をネタにしてしまうキレキレ具合。爆笑太田が「こうなったら佐村河内も呼んでこよう」とボケるその唐突感。「誰がしゃべっとるんや」と田中の背の低さをテンドンで何度もイジる怪獣明石家。何から何まで最高だった。

タモリへのスピーチのコーナーも皆が皆芸人として腕のあるところを各自見せて言う事無しだった(女のスピーチは涙声が噓くさいので柳原可奈子以外全部飛ばした)
そして最後のタモリの挨拶。


「視聴者の方々が様々なシチュエーションで番組を見てくれてくれる事がわかり意識が変わった」

「視聴者が私に価値をつけてくれた」

「みすぼらしい身に綺麗な衣装を着せてくれた」


常々、「俺は自分の意思で何かを決めた事がない」とうそぶくタモリだが全て視聴者による自分への影響が大きかった、としているのは全く嘘偽りなくまっすぐに生きてきた証左であろうかと思う。何より「みすぼらしい身に~」なんてセリフはこの現代になかなか出てくるものではない。改めてタモリの大きすぎるほどの大きさを感じたと同時にテレビのいい時代は完全に終わってしまったな、と淋しさも感じたひとときだった。

淋しくていいとも

2014-03-14 12:10:37 | 笑い
いいともでタモリが淋しさを語ったって記事には考えさせられた。人間の行動のベースには淋しさがあり、それをごまかすために人間はいろいろ動いたりする、という発想は考えた事もなかった。しかも続けて「それらをすべて断(た)って淋しさと対決せねばならない」なんてお昼の娯楽番組のセリフではない。さすがは大学で哲学科を選択した男である。

また「世の中に対して凄い偏見を持って、世の中を否定してる」というのだが名を上げた芸人はおしなべてこの要素を持っていると思われる。これがないと人を笑わせるという事は不可能に近い。日本人をもっとも笑わせたうちの一人である人間がふとした事でえもいわれぬ淋しさを感じるというこのコントラストが何とも言えず人生の不条理を考えさせられる。

自分も幸か不幸か田舎の夜の街の一角で労働に従事しているが「この人たちは毎日ワイのワイのやってるがこうやって騒いでないと持たないのでないか。一人になったときどうなるのだろう」と考える事はままある。淋しさを埋めるための飲み歩き、と考えると上記タモリの論はまことに真理に近いと言わざるを得ない。

ではお前はどうなのだ、と言われると自分は何気ない日常に淋しさを感ずる事はまだない。一人はそれほど苦ではない。それは人生の大きななにものかを経験してないからなのか、単に何も考えてないからなのか、自分ではわからない。しかし一つだけわかる事がある。それは私たちが森田一義という偉大なる芸人兼哲学者と一緒の時代をすごす事が出来て幸せだったという事である。

ダウンタウンの前説

2014-01-27 12:08:43 | 笑い
純粋なダウンタウンのしゃべりって最近ないな、と借りてきた。長寿番組ダウンタウンDXのゲスト登場前に二人だけで2~3分しゃべる箇所を切り取り「前説」と銘打っている。しかし内容はといえば向かって右のスーパーサディストが左のハゲ坊主の頭を鷲づかみにしたり、平手打ちをしたりして騒ぎまくる客席を「うるさいねん!」と静かにさせるというものと、左のハゲ坊主が客席に向かい「君たちはいい客ではない。一回前の客のほうが良かった」と客いじりをする、という以上の2点のみ。これはひどい。ガキの使いのようなしゃべりを期待した人間には肩透かしもいいところ。

良く考えるとあれだけのキャリアと地位のある芸人が前説などするわけがないのである。それをほんのちょっとしかしゃべってないのに「前説」と銘打って売りつけてしまうその根性が恐ろしい。よしもととよみうりテレビは猛省すべき。おそらく左のハゲ坊主はこういうのを売るとわかってないのではないか。右のスーパーサディストが「ええんちゃう?」と言って販売GOとなった予感がする。あの二人が内容を吟味したらこんなのは許可しないと思う。とにかく肩透かしの感が凄い、相撲で言えば立ち会いで変化してしまう横綱、みたいな感じ。買ってしまった方はかわいそうな一本。

鬼才

2013-10-27 04:16:38 | 笑い
ニッポン放送60周年かなんかだそうでタモリがラジオやったんですね。3夜連続で。1日目を某所で聞かせてもらったんですけど「60周年というけど聞いてる奴は何も関係ないわけでどうしてこういうことをやるのか」という所から始まって「だいたい自分は番組の中で誕生日を祝うとか一切やめてくれ、と言ってある。だって見てる人は関係ないでしょう」「記念日とかそういうのは大嫌い。アンチなんです。アンチアニバーサリストとでも申しましょうか」なんてグチグチ言ってるわけです。ここ数十年の「テレビのタモリ」じゃ絶対に出さない顔で最高でしたね。笑っていいともなんてもっともっと早く終わっていい番組でしたからね。長い事ホントにお疲れ様でございましたよ。これからはこういう元々のタモリの素の部分をもっともっと見せて欲しいですね。一番生きるのはラジオですかね。どうかよろしくお願いしたいところであります。ちなみに自分もアンチアニバーサリストですw