新型インフルエンザ対策

新型インフルエンザとその対策について、多くの人に知ってもらいたい。このサイトの情報により生じた損害には責任を負いません。

米国、各地域におけるパンデミック対策 住民に意見を求める

2008年09月28日 | このごろの新型インフルエンザ関連情報
米国では各地域におけるパンデミック対策が積極的に推し進められているようだ。それも州、郡単位で、地域の保健局が主導して行われている。
 アリゾナ州のある郡で、住民に意見を求めている。
 パンデミック・インフルエンザが発生した場合、政府の要職にあるリーダー達が、乳幼児よりもワクチンを受ける優先権があるとしたなら; それは不公平だろうか?道徳的に間違っているだろうか?または、指導力を維持するための権利と考えるべきだろうか?
 等。
 日本の各地の保健所では、このような命題を抱くだけの業務に対する義務感と知識を持っているだろうか?

 日本での対策の遅れの本質は、新型インフルエンザに対する社会的危機感が無いことに尽きる。なぜないのか?危機感に対する日本人の感性の問題なのか?情報量が少ないせいなのか?
 答えは、多分、日本人の市民意識の低さにあると思う。
 社会はお上が管理・維持してくれるものだ、と言う、他力本願的意識がいまだ強いように思う。
 病気になれば病院が、食料が無くなればスーパーに、旅行するなら電車や航空機に、…。
 それらは当たり前のように社会に存在している。それらが機能しない場合は、行政、国の責任だと。
 新型インフルエンザが発生しても、国や病院が何とかするはずだ。100万以上死ぬとはいっても、実際には国や病院が何とかしてくれるはずだ。
 そのような封建時代からの意識が続いているような気がする。

 企業におけるBCP(業務継続計画)作成は、欧米に比較すると著しく遅れているとされる。現在首都圏の大企業を中心にその作成が急がれているが、個人や家庭におけるBCP作成も本当は必要だ。
 家庭におけるBCP 概略(パンデミックにおける家庭生活継続計画)
 必要な知識と情報
 ・パンデミックの理解
 ・パンデミックで発生する社会的被害
 ・パンデミックで発生する家庭での被害
 ・パンデミックに対する国と行政の対策
 ↓
 家庭と個人での対策
 
徒然日記より