新型インフルエンザ対策

新型インフルエンザとその対策について、多くの人に知ってもらいたい。このサイトの情報により生じた損害には責任を負いません。

エモリー大学、鳥インフルワクチンの臨床試験に協力

2008年09月18日 | このごろの新型インフルエンザ関連情報
Atlanta Journal Constitution, USA  (米国) エモリー大学、鳥インフルワクチンの臨床試験に協力
 アトランタのエモリー大学は、パンデミックを発生させる可能性の高いH5N1ウイルスに対する新ワクチンの臨床試験に協力すると発表した。
 エミリー・ワクチン評価部門(The Emory Vaccine and Treatment Evaluation Unit)は、ミネソタ州ロッチェスターのメイオクリニックと連携して新鳥インフルワクチンの臨床試験を行う。期間は6ヶ月以上で来年度にまたがる。

 専門家達の予想では、パンデミックが発生した場合、9千万人の米国人が発病し、2百万人が死亡する。各種の鳥インフルに対するワクチンは、多数の命を救うと共に数十億ドルの経済的損失を防ぐことが期待される。
 前世紀には数回の世界的インフルエンザ大流行(パンデミック)が起きた;1918年スペイン・インフルエンザ、1957年アジア・インフルエンザ、1968年香港インフルエンザ。スペイン・インフルエンザでは世界中で6千万人死亡したと推定されている。
 「予定されている鳥インフルワクチンの臨床試験は、米国のパンデミック対策にとって重要なものである」、とエモリー大学の中心となる研究者のマーク・ムリガン博士が語っている。
 全米で500人の健康ボランティアを対象に臨床試験は行われるが、エモリー臨床研究センターでは112人を対象とする。

海外報道抄訳集より