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【鼎東客運】鼎東客運に乗って東台湾を制覇しよう!

2013年12月01日 | 【鼎東客運】
このカテゴリーは台湾東部の台東縣を中心に路線バスを運行している鼎東客運についての記事をまとめたものです

なお、このブログでは鼎東客運が運行している観光客向け路線の台湾好行については一切触れませんので予めご了承ください



鼎東客運(ていとうきゃくうん、DingDong Bus、Eastern top transport)は台湾東部の台東縣を主な営業エリアとし、路線バスや貸切バスを運行する会社です

【2014年1年1月から多通卡対応の設備の供用が開始され、従来から使用されていた臺灣通の他に悠遊卡などのICカードが使用できるようになりました】

【2014年1年1月から運賃が事実上値上げされました。初乗りは23元でしたが26元になりました。値上げ後の運賃は公式ホームページの運賃表でご確認ください】

1.概要

鼎東客運の正式名称は鼎東汽車客運股份有限公司です。台湾東部地区で路線バスを運行している会社でほとんどの路線が台東縣を走っています。一部の路線は隣の花蓮縣まで足を延ばします

大型の観光バスタイプの車両やマイクロバス、ノンステップバスなど色んな車種を使用しています

2.歴史

鼎東客運は1971年1月25日に安榮客運と興東客運という2つのバス会社が合併して誕生しました

鼎東客運の「鼎東」というのは台東もしくは東台湾を制覇するという意味なんだそうです

鼎は中国古代の器のことですね。なんでも「立鼎」「立足稱霸」という単語の意味が込められているそうです

立鼎というのは3つの勢力が並び立つ状態のことです。日本語の鼎立と同じ意味になります

立足稱霸はその3つの勢力のうち自分が他の2つを退けて1番になることを意味します

つまりこの場合は鼎の一文字は他の勢力を退けて自分が1番になる、制覇するという意味になります

東は台東もしくは台湾東部のことを指します

つまり我が社が台湾東部で一番強いバス会社になる!台湾東部を制覇する!という願いを込めてつけられた名前だったのです

3.海線と山線

鼎東客運は大きく分けて2つの組織に分かれています。海線營運區と山線營運區です。この2つの部署は同じ鼎東客運の組織ですが実質的に全く別の会社といっても過言ではありません

具体的にはそれぞれ独立したホームページを持っている、それぞれ別のバスターミナルを持っている、バス停の様式が異なる、車両の塗装が違うなど色々あります

それぞれの營運區の中に客運部と遊覧部と呼ばれる部署があります。客運部は路線バスの部署で遊覧部は貸切バスの部署です

客運部所属の車両はナンバープレートが緑色ですが遊覧部の車両は赤色なのですぐに違いがわかります

4.海線營運區

その名の通り海沿いを走る路線を多く運行しています。台東總站から花蓮と台東を結ぶ花東公路(海線)を経由して海沿いの各地に向かう路線の他に台東市内で完結する短距離路線も運行しています

特徴的な路線としては8119系統があります。台東から花蓮までの約170キロを4時間かけて結ぶ鼎東客運最長にして最も所要時間が長い路線となっています

台東總站発着の短い路線が多いのでちょっと乗ってみたいという時には海線の方が便利です

車体の色は紫や水色、青などを組み合わせた模様です。海線營運區では鼎東客運の英語訳にDingDong Busを使用しています

5.山線營運區

その名の通り山沿いを走る路線を多く運行しています。台東總站から花東公路(山線)を経由して北は富里、南迴公路を経由して南は安朔國小まで路線が延びています

台東市内で完結する短距離路線は台東總站と台東火車新站を結ぶ8172系統以外にはありません。海線營運區に比べると全体的に短い路線が多いです

山線營運區で最も所要時間が長い路線は台東總站と富里を結ぶ8161系統ですがこれでも2時間しかかからないので8119系統の足元にも及びません

通学時間帯などに区間運転をする系統が多いので海線營運區よりも運行している系統数が多くなっています

車体の色は白と青が基本です。山線營運區では鼎東客運の英語訳にEastern top transportを使用しています

6.路線図

「海線營運區と山線營運區の路線図」の記事に移動します

7.鼎東客運の乗り方

旅行をする人が一番乗る機会が多いのは台東駅から市内中心部に向かう路線ではないでしょうか?

旅慣れた人ならともかく外国でバスに乗るというのは案外難しくて敬遠してしまうものです。私もそうでした

タクシーを使ってしまうのが一番楽ですが台東のタクシーは初乗りが高いですし駅前以外で探そうとしても意外と数が少なくて乗るのに苦労します

そんな時に鼎東客運を組み合わせると安くて快適に目的地に向かうことができます。さあ勇気を出して乗ってみましょう

以下のページで乗り方を詳しく解説します

【工事中】

8.鼎東客運の乗車券とICカード

「鼎東客運の乗車券とICカード」の記事に移動します

9.鼎東客運の保有車両

「鼎東客運の保有車両」の記事に移動します

10.鼎東客運の車内放送

「鼎東客運の車内放送」の記事に移動します

11.台東のバスを利用する時に便利なアプリ

台東のバスを利用する際に便利なアプリの紹介です。その他の台湾で使える交通関係のアプリも紹介しています

「台東のバスを利用する時に便利なアプリ iBus_公路客運」の記事に移動します

12.バス停の紹介

私が台東滞在中に訪れた鼎東客運のバス停を紹介します

東台灣的公車站介紹 東台湾バス停探訪Vol.1 台東火車站

東台灣的公車站介紹 東台湾バス停探訪Vol.2 台東航空站

東台灣的公車站介紹 東台湾バス停探訪Vol.3 台東總站(山線)

東台灣的公車站介紹 東台湾バス停探訪Vol.4 台東總站(海線)

13.ホームページ

鼎東客運海線營運區 http://diingdong.myweb.hinet.net/

少し古い体裁のホームページですが山線よりも細かい情報が載っています。各系統の運賃票や路線図、バス停の住所がひとつひとつ書かれているので何かと便利です

時刻表はエクセル形式のみなので携帯で見れないのが難点です

鼎東客運山線營運區 http://ett333023.com.tw/page3.htm

一見すると新しくて見やすいホームページのような気がしますが情報が少なめです

路線の時刻表は主要のバス停の時刻しか書いていないので途中のバス停の時間は推測するかそのバス停に貼ってある時刻表を見なければなりません

路線図もかなり大雑把でどこの系統がどのように走るのか大変わかりづらいです。バス停の柱には詳細な路線図が貼ってあるのでやっぱりそっちを見た方が良さそうです

台灣智慧卡股份有限公司 http://www.twnsc.com.tw/

鼎東客運で使用できる唯一のICカード「臺灣通」の運営会社です。臺灣通を発行できる場所やチャージができる場所などの情報が掲載されています

それではよい旅を! 祝您旅途愉快!

【更新履歴】

2013/12/1 「鼎東客運に乗って東台湾を制覇しよう!」の記事を追加

2013/12/6 「海線營運區と山線營運區の路線図」の記事を追加

2013/12/29 「鼎東客運の車両」の記事を追加。記述を修正

2013/12/31 「鼎東客運の乗車券とICカード」の記事を追加

2014/1/5 「東台灣的公車站介紹 東台湾バス停探訪Vol.1 台東火車站」の記事を追加

2014/1/7 「東台灣的公車站介紹 東台湾バス停探訪Vol.2 台東航空站」の記事を追加

2014/1/15 「鼎東客運の保有車両」の記事に山線營運區のマイクロバスの画像を追加

        「東台灣的公車站介紹 東台湾バス停探訪Vol.3 台東總站(山線)」の記事を追加

2014/1/18 「東台灣的公車站介紹 東台湾バス停探訪Vol.4 台東總站(海線)」の記事を追加

2014/1/23 「鼎東客運の車内放送」の記事を追加

2014/2/19 「台東のバスを利用する時に便利なアプリ iBus_公路客運」の記事を追加


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