【台鐵】莒光654次 終點站 台東站 到站廣播 台鉄の車内放送 台東駅到着
【録音日】2013.12.20
【路線名】台灣鐵路管理局 花東線
【列車名】莒光號654次
【車両】40FPK11102T
【レコーダー】オリンパス製 LS-11
【マイク】オリンパス製ガンマイク ME-31
【サンプリング周波数】16bit 48000khz
莒光號が終着駅の台東に到着する際に流れる車内放送です。中国語、台湾語、客家語、英語、アミ語の順に放送が流れます
山里隧道を抜けて少しするとこの自動放送が流れます。自動放送の前に車掌による肉声放送が流れることもあります
莒光654次は新烏日を6時47分に発車して約10時間半かけて北迴線経由で台湾を半周する長距離列車です。終点の台東には17時24分に到着します
莒光654次は花東線を南下する優等列車の中では停車駅がかなり多い方で所要時間も長くなっています。花蓮から台東を走破するのに3時間27分かかります
ちなみに花東線を最ものんびり走破するのは莒光602次で所要時間は3時間36分。最も早く走破するのは自強244次で2時間ちょうどです。南下する列車の場合の話です
莒光654次は花東線でも数少なくなった手動ドアの車両が充当される莒光號です。特に競合する列車がある訳ではありませんが花蓮より先は最後尾の車両に関しては比較的空いています
平日は片手で乗客が数えられる程度、休日でも両手で足りる程度しか乗りません。後方にある車掌室では大抵掃除のお姉さんと車掌がのんびり雑談をしています
一度だけ最後尾の車両が迷彩服姿の陸軍さんで埋まっていたことがありました。台東の太平營區へ向かう途中だったのかもしれません
台東に到着する時点でも乗客は少ないので車内放送の収録には最適です。素晴らしい環境が整っていたのですが私には録音技術が無いのでどうも納得のいく音が録れず、3回ほど再収録するハメになりました
この車内放送の内容について台東在住の知り合いから興味深い話を聞きました
中国語、台湾語、客家語、英語に加えてアミ語の車内放送が流れるのは東部の特徴ですがこのアミ語の放送内容、実はかなり問題があるらしいのです
アミ語の放送を聞いていると駅名部分は「たいどんじぇん」と言ってるのがわかりますか?この発音は中国語の発音でアミ語の発音ではありません
駅名の前後の部分はアミ語であるにも関わらず、肝心の駅名部分は中国語なのでアミ語しかわからない人が聞くと意味がわからないそうです。アミ語の文法的にも支離滅裂でおかしいんだとか
花蓮に到着する列車の一部でもアミ語の放送は流れますがこちらは台東到着時のアミ語の放送とは声や内容が違います。花蓮到着時に流れる放送の方がより忠実なアミ語になっているそうです
それとはまた別にこんな話も聞きました。台東駅が今の位置ではなく、旧駅の位置にあった頃の話です
待合室で列車を待っている人の会話を聞いているとあちこちで日本語が聞こえてまるでここは日本なんじゃないかと錯覚するぐらいだったとか。待合室が日本人だらけだったというわけではありません
日本語を喋っていたのは日本統治時代に日本語教育を受けた台湾の人たち。それも主に原住民族の方々です
彼らは普段は各々の民族で使われている言語で会話しているのですが違う民族の人同士で会話しようとすると民族ごとに言語が違うので意思疎通が難しくなります
じゃあお互いが知っている共通の言語で会話しようとなるのですがそこで使われるのが日本語だったんだそうです。だから台湾の駅の待合室なのに日本語が飛び交っていたんだそうですよ
今、台東駅の待合室に行っても日本語はあまり聞こえません。日本語を喋っている人がいたらそれは日本人です
旧駅が廃止されてから既に10年以上が経過しています。日本統治時代に日本語教育を受けた人は年々減っているのです
さて、こちらは字幕の全文です。アミ語は固有の文字を持っておらず、発音はラテン文字で表現されることが多いですが大変難しいので字幕は付けませんでした
台湾語と客家語の字幕については台湾の複数の知り合いに考えて頂きました。英語の部分も聞き取りに自信が無いので知り合いの方に校正して頂きました
お忙しい中、どうもありがとうございました
中国語と台湾語と客家語は似てるようで文字の使い方や言い回しが異なったりするので非常に難しいですね
【中国語】
各位旅客
本列車的終點
台東站快到了
請您收拾好隨身攜帶的行李
準備下車
謝謝您的惠顧
敬祝您健康愉快
萬事如意
再見
【台湾語】
各位旅客
本列車的終點
台東站就要到阿
請恁收好隨身所◯的行李
準備落車
多謝你的惠顧
敬祝你健康快樂萬事如意
再見
【客家語】
各位旅客
本列車个終點
台東站愛到咧
請你收好隨身帶个行李
準備下車
感謝你个惠顧
敬祝你健康愉快
萬事如意
【英語】
Attention please.
We are arriving the terminus Taitung station.
Please have your personal belongings ready
and remember to take them with you when you leave.
Thank you for taking TRA train
and wish you have a nice day.
【日本語訳】
皆様
この列車の終点
台東に到着いたします
お荷物などの支度をして
降りる準備をしてください
いつもご乗車いただきありがとうございます
あなたが健康で
何事も順調に進みますように
さようなら
台湾語の「請恁收好隨身所◯的行李」の◯の部分には以下の文字が入ります。正しく表示されないので◯で代替しました

【録音日】2013.12.20
【路線名】台灣鐵路管理局 花東線
【列車名】莒光號654次
【車両】40FPK11102T
【レコーダー】オリンパス製 LS-11
【マイク】オリンパス製ガンマイク ME-31
【サンプリング周波数】16bit 48000khz
莒光號が終着駅の台東に到着する際に流れる車内放送です。中国語、台湾語、客家語、英語、アミ語の順に放送が流れます
山里隧道を抜けて少しするとこの自動放送が流れます。自動放送の前に車掌による肉声放送が流れることもあります
莒光654次は新烏日を6時47分に発車して約10時間半かけて北迴線経由で台湾を半周する長距離列車です。終点の台東には17時24分に到着します
莒光654次は花東線を南下する優等列車の中では停車駅がかなり多い方で所要時間も長くなっています。花蓮から台東を走破するのに3時間27分かかります
ちなみに花東線を最ものんびり走破するのは莒光602次で所要時間は3時間36分。最も早く走破するのは自強244次で2時間ちょうどです。南下する列車の場合の話です
莒光654次は花東線でも数少なくなった手動ドアの車両が充当される莒光號です。特に競合する列車がある訳ではありませんが花蓮より先は最後尾の車両に関しては比較的空いています
平日は片手で乗客が数えられる程度、休日でも両手で足りる程度しか乗りません。後方にある車掌室では大抵掃除のお姉さんと車掌がのんびり雑談をしています
一度だけ最後尾の車両が迷彩服姿の陸軍さんで埋まっていたことがありました。台東の太平營區へ向かう途中だったのかもしれません
台東に到着する時点でも乗客は少ないので車内放送の収録には最適です。素晴らしい環境が整っていたのですが私には録音技術が無いのでどうも納得のいく音が録れず、3回ほど再収録するハメになりました
この車内放送の内容について台東在住の知り合いから興味深い話を聞きました
中国語、台湾語、客家語、英語に加えてアミ語の車内放送が流れるのは東部の特徴ですがこのアミ語の放送内容、実はかなり問題があるらしいのです
アミ語の放送を聞いていると駅名部分は「たいどんじぇん」と言ってるのがわかりますか?この発音は中国語の発音でアミ語の発音ではありません
駅名の前後の部分はアミ語であるにも関わらず、肝心の駅名部分は中国語なのでアミ語しかわからない人が聞くと意味がわからないそうです。アミ語の文法的にも支離滅裂でおかしいんだとか
花蓮に到着する列車の一部でもアミ語の放送は流れますがこちらは台東到着時のアミ語の放送とは声や内容が違います。花蓮到着時に流れる放送の方がより忠実なアミ語になっているそうです
それとはまた別にこんな話も聞きました。台東駅が今の位置ではなく、旧駅の位置にあった頃の話です
待合室で列車を待っている人の会話を聞いているとあちこちで日本語が聞こえてまるでここは日本なんじゃないかと錯覚するぐらいだったとか。待合室が日本人だらけだったというわけではありません
日本語を喋っていたのは日本統治時代に日本語教育を受けた台湾の人たち。それも主に原住民族の方々です
彼らは普段は各々の民族で使われている言語で会話しているのですが違う民族の人同士で会話しようとすると民族ごとに言語が違うので意思疎通が難しくなります
じゃあお互いが知っている共通の言語で会話しようとなるのですがそこで使われるのが日本語だったんだそうです。だから台湾の駅の待合室なのに日本語が飛び交っていたんだそうですよ
今、台東駅の待合室に行っても日本語はあまり聞こえません。日本語を喋っている人がいたらそれは日本人です
旧駅が廃止されてから既に10年以上が経過しています。日本統治時代に日本語教育を受けた人は年々減っているのです
さて、こちらは字幕の全文です。アミ語は固有の文字を持っておらず、発音はラテン文字で表現されることが多いですが大変難しいので字幕は付けませんでした
台湾語と客家語の字幕については台湾の複数の知り合いに考えて頂きました。英語の部分も聞き取りに自信が無いので知り合いの方に校正して頂きました
お忙しい中、どうもありがとうございました
中国語と台湾語と客家語は似てるようで文字の使い方や言い回しが異なったりするので非常に難しいですね
【中国語】
各位旅客
本列車的終點
台東站快到了
請您收拾好隨身攜帶的行李
準備下車
謝謝您的惠顧
敬祝您健康愉快
萬事如意
再見
【台湾語】
各位旅客
本列車的終點
台東站就要到阿
請恁收好隨身所◯的行李
準備落車
多謝你的惠顧
敬祝你健康快樂萬事如意
再見
【客家語】
各位旅客
本列車个終點
台東站愛到咧
請你收好隨身帶个行李
準備下車
感謝你个惠顧
敬祝你健康愉快
萬事如意
【英語】
Attention please.
We are arriving the terminus Taitung station.
Please have your personal belongings ready
and remember to take them with you when you leave.
Thank you for taking TRA train
and wish you have a nice day.
【日本語訳】
皆様
この列車の終点
台東に到着いたします
お荷物などの支度をして
降りる準備をしてください
いつもご乗車いただきありがとうございます
あなたが健康で
何事も順調に進みますように
さようなら
台湾語の「請恁收好隨身所◯的行李」の◯の部分には以下の文字が入ります。正しく表示されないので◯で代替しました

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