酉年になる前の年のこと。熊さんと毎年恒例の伊勢神宮詣りをした。10年くらい昔から継続して、年末伊勢詣りをしていて今でも続いている。
内宮参拝を終え、今年も一年有難うございましたとお詣りでき、ほっとしている時、真っ白に真っ赤なトサカの鶏が伊勢神宮に植木の合間から現れた。放し飼いにされていて、綺麗な鶏さんだなぁと、その時に思ったのを覚えている。伊勢神宮は鶏までも神々しいと思い帰って調べると神鶏だとありびっくりした。そして、滅多に見ることができなくてラッキーだったと後で気付かされた。あの神々しさに神様の鶏だったのねと納得した。
翌年が酉年になるから、伊勢の木彫りの干支守りを買い、鈴守りも買いその後ずっとお祀りしている。内宮でしか売っていない、つがいの神鶏の置物も買って玄関にお祀りして毎日手を合わしている。お詣りに行くと何かしら買ってお祀りをしている。家中に、神社で買ってきた置物とか写真が沢山あり、お祀りしている以上、毎日手を合わしている。
それが良かったのか、熱田神宮にお詣りに行って帰ろうとすると、私が鶏の王様ですと言わんばかりの優雅な黄金色の神鶏が堂々と歩いて出てきた。その時は、これは神様の鶏だとピンときて優雅な姿に見惚れてしまっていた。
伊勢神宮は白、熱田神宮は黄金。伊勢は優しさと柔さからで女性的、熱田は凛々さと優雅さで男性的な鶏さんだった。
神鶏さんも神社の雰囲気を醸し出す。神社のエネルギーは男性的、女性的、中性的色々あって本当に癒される。毎回の参拝で素晴らしいものを見せてもらっているから、私は神様の虜になってしまっている。