第72番札所の曼荼羅寺の創建は四国霊場で最も古い推古四年(596年)と言われています。
讃岐の領主・佐伯家の氏寺として創建され、初め「世坂寺(よさかでら)」と称していました。
弘法大師がこの寺を訪れたのは唐から帰朝した翌年のこと。母玉依御前の仏果菩提を祈るためだったともいわれています。
唐の青龍寺にならって伽藍を三年がかりで建立。
本尊に大日如来を祀り、唐から持ち帰った金剛界と胎蔵界の曼荼羅を安置し、寺名を「曼荼羅寺」に改めました。
御本尊 金剛界大日如来
本尊真言 おん あびらうんけん ばさらだどばん
ご詠歌 わずかにも曼荼羅おがむ人はただ ふたたびみたびかえらざらまし
旧本堂の鬼瓦が山門をくぐるとありました。
延命地蔵様もいらっしゃいます。
鐘楼です。
西行が昼寝をしたと伝えられる、『西行の昼寝石』があるようですが、写真に写ってない😂
本堂は弘法大師のお母さま、玉依御前(たまよりごぜん)の菩薩寺になります。
大師堂です。
笠松大師堂です。
元々、ここには樹齢1200年を超す弘法大師お手植えの「不老松」が生えていたのですが、平成14年(2002年)に松喰い虫に浸食され、枯れてしまったようです。
その翌年、不老松幹に弘法大師像を刻み安置、以後「笠松大師」として新たな余生を送ることとなりました。
大日如来様です。
福禄寿様です。
とても古いお寺なんですね。
お詣りさせて頂きありがとうございました。