大地のエネルギーを全身に取り込み、
天のエネルギーを大きな手を広げ浴びて取り込み、
そして空気を浄化し人にエネルギーを与える木々。
田舎の津野山の河内五社神社には、私が子供の頃まで大きな御神木があったようです。
なんと、大人が7〜8人手を結んでやっと囲めるくらいの大きさだったらしいから見てみたかったです。
母が若かった頃、ある人がその御神木を1,000万円で売って欲しいと村人言ってきたと言います。
勿論、その時はお断りをしたようです。
御神木をお金に変えるなんてあり得ないし、お金で手に入れようというのもあり得ないです。
そうして、守ったはずの御神木に、その後、雷が落ちて倒れかかり、お宮を壊しそうになったから、切って村人総出で見送ったようです。
お宮より木を残して欲しかったとさえ思います。
母は、既に嫁に出ていて、その話を後日聞いて大変なショックを受けたようです。
あんなに大きい御神木が自分の代で枯れるなんて、悲しくてしょうがないと何度も聞かされました。
その後、色々な事が村に起こって、現在はそこに石碑を立ててお祀りしています。
昭和50年に雷が御神木に落ちたと確か石碑に書いてましたから、私が3歳の時ですね。
その私が3歳くらいの時に祖父は亡くなりました。
うっすらと抱っこして貰った記憶しかないのですが、祖父が昔、その御神木の前に座って撮った古い写真があったようなのです。
何処にいったのか、母が以前探していました。
そこで写真を撮るなんて、祖父の時代は御神木を大切に思ってたのでしょうね。
私の母にとっても河内五社神社の御神木は誇りだったようで、友達を連れて行っては見せたり、自慢していたみたいです。
無くなってしまったのは残念です。
神様に申し訳ないことをしたと思います。
木にはその大きさと同じくらいの神様が宿ると言います。
畏れ多くて軽々に切るなんてことは出来ません。
御神木が好きだから写真が沢山あります。
津野山の恵比寿様の御神木。
60年ぶりに母とこの地を訪れた時は、恵比寿様が迎えてくれました。笑ってくださってます。
全体はこんな感じです。
60年近く誰も訪れなかったこの地で、御神木は大地のエネルギーを吸収しひっそりと大きくなってくれていました。
こちらは千葉の葺不合神社の御神木。
気になって姉と二人でドライブして行きました。
あまり人が来ないのか少し寂しさを感じましたが、こちらは龍神様がいらっしゃる感じがしました。
こちらはしまなみ海道の大山祇神社の御神木。
教えてもらって全力で息を止めて3周走りました。笑
裏手にはこんな大きな御神木もあるのでお詣りの際は是非こちらも。
岡本天明さんに日月神示が降りたとされる麻賀多神社の御神木。
思えば人間も木みたいですよね。
父母の種から生まれ出て芽吹き、呼吸して、陽を浴びて、栄養を取り、成長して、大地に立って、育って、やがて枯れる。
自然の循環の中に、人間も組み込まれていますね。
人間と自然はもっと調和しないといけませんね。自然を痛めつけるのは、巡り巡り、人間を痛めつけるのと同じです。
アニミズム信仰、自然全てに神が宿る、太古の昔はこうだったはずですから。
木々に宿る神様。
自然は神で満ち溢れています。
だから木の神様が好きなのです。