平成30年11月12日(月)晴後雨
起床し窓を開けると東の空が朝焼けで美しい。
朝食のため2階の『彩り』へ行くと、今まさに日の出の瞬間でした。思わずベランタへ出てカメラに収めました。
今日の観光は待望の『渦潮』見学です。ホテルからはバスで10分ほどの距離で観潮船乗り場に到着しました。
我々の乗った観潮船は『わんだーなると』の2階席、出航して直ぐに『大鳴門橋』が見えてきましたが、次第に潮の
流れが早くなってきました。
『大鳴門橋』付近になると、渦があちらこちらに見えてきました。なるべく近くの渦を撮りたいと思つていましたが、
観潮船の速度が意外と早いので、中々良いチャンスがありません。
何とか撮れた渦を何枚か載せてみます。
この頃になると、何隻かの観潮船も見ることができましたが、30分ほどの観潮はあっという間に終わりました。
鳴門・うずしお観潮船
鳴門海峡に渦が発生する要因の一つに海水の流れがあります。
潮の満ち引きは月や太陽の引力によって海水面の上下動が周期的に起こる現象です。
地球は自転しているため、1日に満ち潮と引き潮が交互に2回づつ約6時間周期に起こります。
鳴門海峡の幅が1.3Kmと急に狭くなっていることと重なり、高い方から低い方へと海水が一気に流れ込み潮流が早く
なります。
また、大鳴門橋の真下はV字型に深く落ち込み、最深部は90mにも達します。
潮流は抵抗が少ない深部では速く流れ、抵抗が多い浅瀬では緩やかに流れます。
流れの速い潮流が遅い潮流にぶつかり、速い潮流が遅い潮流の方向に曲がって、しばらくすると渦が発生します。
鳴門海峡独特の海底の地形と潮の干満による潮流により「渦潮」は発生すると言えます。
*
次の観光地は『四国霊場八十八か所札所』の八十八番札所の『大窪寺』です。
高速道を利用して現地に近付くにしたがって、予報より早く雨が降り出しました。
傘を差しての観光は躊躇われましたが、幸い小降りとなり雨を気にする事無く歩くことができました。
駐車場から『仁王門』を抜けると左手に『鐘楼』があり、誰方かが突いた音が山内に響き渡り良い雰囲気になりました。
聖徳太子の立像の隣に『大師堂』があり、お遍路さんの『般若心経』を唱える声が響き渡っていました。
大師堂の隣には『原爆の火』とその奥には『寳杖堂』があり、四国八十八霊場を回ったお遍路さんの杖が奉納されてい
ました。
その先の坂を下り『本堂』へ向かう途中の紅葉が今や盛りの姿を見せてくれていました。
『本堂』では巡礼者の方々が多く、それぞれのグループがお題目を唱えていました。
本堂から『阿弥陀堂』への道でも紅葉が楽しめました。
帰りの道でも見事な紅葉にしばしば足を止めてカメラに収めました。
『二天門』を潜り階段を下って、お接待のある店の前の道に降りました。
この後は待望の『讃岐うどん』の昼食を摂るため『郷屋敷』へと向かいました。
大窪寺
四国八十八か所結願の寺。讃岐山脈の山中にあり、胎蔵ヶ峰を背にして本堂がある。
普通薬師如来は左手に薬壺を持つが、本尊の薬師如来(秘仏)は薬壺のかわりに法螺貝を持っており、その法螺貝です
べての厄難諸病を吹き払うという。早くから女性の入山が許され、女人高野とも呼ばれた。
大師堂の地下には八十八ヶ所のお砂踏みができる道場があり、1周すれば全部のお寺を回ったのと同じご利益があるとか
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バスは50分ほどで『郷屋敷』に到着しました。
国指定有形文化財登録を受けた高松藩旧与力座敷の店内で、琴の音色が流れる座敷、伝統を重視しながら新和空間をめ
ざしているという純和風の平屋建ての店で、靴を脱いでテーブル席の座敷へと案内されました。
前菜の『押し寿司』や『天ぷら』の後、『釜揚げうどん』が出ました。これはもうモチモチ感とコシの強い太麺のうど
ん、あっという間にお腹に収まりました。うどんはお代わり自由とのことでしたが、一杯で十分でした。
ここの駐車場で『琴参バス』のガイドさんや添乗員のKさんを画像に収めることができました。
郷屋敷
国指定登録有形文化財に指定されている建物で、うどん懐石を頂くことができる名店。
うどん単品から本格的な懐石料理まで堪能できます。
二百余年の伝統が息づく庭園と屋敷内には、気軽に立ち寄れるショップとカフェも併設しています。
讃岐うどん
香川県において、うどんは地元で特に好まれている料理であり、一人あたりの消費量も日本全国の都道府県別統計にお
いても第1位である。料理等に地域名を冠してブランド化する地域ブランドの1つとしても、観光客の増加、うどん生産
量の増加、知名度注目度の上昇などの効果をもたらし、地域ブランド成功例の筆頭に挙げられる。 【Wikipedia】
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今ツアー最後の観光地は『栗林公園』、雲行きが怪しくなっている中での見物となりました。
『東門(切手御門)』から入園し、直進すると右手に『商工奨励館』があり、その先に『鶴亀松』が見えてきます。
110個の石を組み合わせて亀を表現し、その背中に鶴が舞っているような姿をした黒松を配しています。
左へ入ると箱松や屏風松が立ち並ぶ道を進み、茶店風の『皐月亭』前に出ます。
左手の『北湖』には二つの島が浮かび、東側には富士山の形をした『芙蓉峰』が築かれています。
『南湖』には『楓岸』と『島嶼』があり、公園唯一の色鮮やかな場所になっていました。
ここまでくると、雲行きが怪しくなってきたので、バスの待つ駐車場へと戻りました。
栗林公園
国の特別名勝に指定されている文化財庭園の中で、最大の広さを持つ栗林公園は、高松藩主松平家の別邸として、歴代
藩主が修築を重ね 300年近く前に完成しました。
緑深い紫雲山を背景に6つの池と13の築山を巧みに配し、江戸初期の回遊式庭園として、すぐれた地割り、石組みを有し
木石の雅趣に富んでいます。

『徳島空港』への高速道では雨が本降りとなり、観光中ではなかったことが幸いでした。
バスは1時間ほどで『徳島阿波おどり空港』に着きました。


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