nemo 折々の自然

折に触れて観察した自然などの記録

那須紀行

2019-10-20 15:30:43 | 旅行記

令和元年10月26日(土)晴後曇

 今年の兄弟旅行は、那須温泉は『ホテルエピナール那須』へ行くことになりました。

 目的地が決まらす、しかも土日利用ということで満席が多く、中々決めかねていたところ、どうにかここに予約することができました。

 前日の台風25号による影響で、関東地方も大雨による被害が出ていましたが、今日は朝から青空が広がり、気温も高くなって汗ばむほどの陽気にな

 りました。

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  我々は松戸駅西口発のホテルバスを利用しましたが、昨日の大雨の影響で、欠席された方もおられました。無事で被害が無いことを祈るばかりです。

 出発して間もなく、江戸川を渡りましたが、河川敷のゴルフコースは洪水のため使用できなくなっていました。

         

 バスは東北道が事故のため渋滞しているとのことで、常磐道経由で行くことにしますとの運転手氏のアナウンスがありましたが、これが裏目に出て、

 外環状道から常磐道に入る手前からノロノロ運転となり、こちらも事故の影響で時間が掛かることになってしまいました。

 平常ですと途中一回の休憩で2時間半程でホテルへ着く予定でしたが、止むを得ず守谷S Aで休憩することになりました。

 その守谷S Aに入る手前に、利根川を渡ることになりますが、ここでも増水していることが見られました。

        

 その後は車窓左手に筑波山を眺めながら、友部 J C Tから北関東道を経て栃木都賀J C Tから東北道に入り、2回目の休憩を昼食を兼ねて上河内SA

 で採ることになりました。といってもレストランは大混雑で時間が足りず、売店でお弁当などを購入し、バスの車内で食べることにしました。

        

 ということでホテルに到着したのは結局4時間のバス乗車で、午後2時を過ぎてしまいました。

 ホテル内の案内を聞いて、先ず部屋に入り、荷物を置いて何処かに出掛けることにしましたが、タクシーなどの手配がうまくいかず、午後も3時を回

 っていたのでホテル内の敷地を散歩することにしました。下の画像はホテルロビーにあったハローウインの飾り物です。

        

 広い敷地内の紅葉はこれからのようで、曇がちの天候になって、冷たい風にコートが必要になりました。

        

 部屋に戻って、14階の屋上に360°の展望台があるとのことで行ってみました。

 広大な那須高原から茶臼岳連峰まで、冷たい風に吹かれながら展望台を一周しました。

 雲が多く、今朝ほどの晴天であれば一層景色が映えるのにと、少しばか残念な気持ちで眺めていました。

        

 夕闇が迫り、夕焼けが雲に反射して一瞬綺麗な自然を見せてくれました。

        

 その後は汗を流し、食事処・和匠ダイニング『菜す乃』で会席料理『和』の夕食を楽しみました。

 先附「白和え最中 柿 木の実 杏子 胡桃 那須産バターナッツ擦り流し 口、黒胡椒」

 前菜「季節の前菜三種盛り」ヤーコンの金平、薩摩芋のレモン煮、早桃李のムース

          

 造り 「旬山海の造り三点盛り」平政、鮪、生木耳

 温物 「菊花鍋 秋刀魚つみれ 旬菜 香、柚子胡椒」これは4人前です。

          

 煮物 「蓮根饅頭 牛有馬煮 蕎麦の実 鼈甲飴 天、芥子」

 炭火 「本日の焼き物 ヤシオ豚蒸し焼き西京仕立て りんご酢卸し」

         

 食事 「やしお鱒と秋茸のはらこ飯 鱒っ子醤油漬 三つ葉 なめこ汁 香の物」

 甘味 「金ごまぶりん 大豆蜜掛け 林檎のソルベ、焼きりんご」

        

 次々に出される品々を味わいながら、積もる話に花を咲かせての会食を堪能して2時間ほどになり、部屋に戻りました。

          *        

 ホテルエピナール那須は、那須高原の森のなかに立地する地域最大級の総合リゾートホテル。

 旬の素材に徹底してこだわった料理や、温泉露天風呂など、日帰りでも利用できる施設がいっぱいです。

 5万坪の敷地には、ツリートレッキング、テニスやグランドゴルフ等のアクティビティに、全天候型温泉プール等のスポーツ施設が充実。

 さらに体験工房では、本格的な陶芸や天然石アクセサリー作りなどの体験プログラムを多彩に用意して、お子様連れからアクティブシニア

 の皆様まで、あらゆる年代のお客様に那須高原での充実した時間を提供させていただいております。 ホテルエピナール那須』HP

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那須温泉郷

 那須温泉郷は、今から約1380年前の舒明2年(630)、狩野三郎行広の鹿の湯(元湯ともいう)発見に始まり、明治以前に板室、三斗小屋、大丸、

 北、弁天、高雄と次々に温泉が発見され、これを那須七湯といい、すでに江戸時代には世に知られていました。

 明治時代に八幡温泉が、大正時代には、旭、飯盛、郭公が発見され、さらに、大丸温泉の湧出湯を自然流下によって引用した新那須温泉を加えて

 那須十二湯と呼ばれていたこともありましたが、現在では、地理的にやや離れた板室を除いて、那須十一湯と呼ぶのが主流となっています。

 また、旭、飯盛、郭公温泉には現在、宿や温泉の設備はなく、温泉跡地と化しているため、那須温泉(鹿の湯)、三斗小屋温泉、大丸温泉、北温泉、

 弁天温泉、高雄温泉、八幡温泉を那須七湯、新那須温泉を加えて那須八湯と呼ぶこともあります。 【那須町観光協会】

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 10.05.松戸発(ホテルバス) → 10.50. 守谷SA 11.05. → 12.50. 上河内SA 13.15. → 14.00. ホテルエピナール那須 着  


令和元年10月27日(日)曇時々晴

 5時半過ぎに起床して外を見ると、薄曇りの空に朝焼けが見えています。急いでカメラに収めてみましたが、時既に遅く色が薄くなっていました。

 もう少し早く目が覚めていればと早起きは三文の徳を逃してしまったようです。

        

 朝食は一階のNASUバイキング『エルパージュ』での和洋バイキング。

 一番空いている時間帯は6時30分からとのことで行ってみると、既に多くの方が来ていました。

 小生は相変わらずの和食中心にしましたが、当ホテルでの有名メニューと言われている『フレンチトースト』を勧められたので、それも頂くことしま

 した。出来立てのフレンチトーストにブルーベリーとヨーグルトを乗せて頂くと、これはまた良い目覚ましの一品になりました。

              

 今日の観光を、現在の紅葉の見頃の場所をホテルに伺うと、マウントジーンズ那須のゴンドラを利用すると良いとのことで、当ホテル発の那須高原観

 光周遊バスキューピー号レッドラインに乗ることにしました。

 このバスはホテルや遊園地なとを経由しながら走るので、1時間余りかかって那須ゴンドラ山麓駅の駐車場前に到着しました。

 ここから道路下のトンネルを潜り、長いエスカレーターでゴンドラ山麓駅(950m)に着きました。

       

 日曜のこととて長い待ち行列ではと思っていましたが、天候が悪いことと紅葉の時期に遅くなったこともあって、20人ほどの行列でしたので、それほ

 ど待つこともなくゴンドラ乗ることかできました。

       

 上空は薄日が差していましたか、山の方は一部雲が掛かっているようで、景色が少しばかり暗くなっているようでした。

       

 ゴンドラから見える紅葉は少なく、ゴヨウツツジの紅葉が目立つ程度でした。

       

 10分ほどで山頂駅(1410m)に到着。駅前にある案内図により、まず茶臼展望台へ行くことにしました。

            

 山頂広場にはドックランがあるので犬連れの方も多く、またハンモックの森には子供たちの遊技施設もあって多くの方が見えていました。

 茶臼展望台には5分ほどで到着しましたが、生憎と茶臼岳(1915m)山頂部分に雲が掛かかっており、すっきりとした姿を見ることができませんで

 した。朝日岳(1896m)と共にこちら側から見るのは初めてのことでした。

       

 また、茶臼岳は昭和53年8月17、18日に家族で登頂し、平成7年10月14日には妻と三本槍岳(1917m)と朝日(1896m)登頂の際に三度目の

 登頂をしています。この時のロープウエイからの紅葉はちょうど見頃で、忘れがたい思い出になっています。

 清水平(1810m)とスダレ山(1880m)はガスのためはっきりと見えませんでした。

       

 弟たちはブナ遊歩道を散策するとのことでしたが、小生は山頂カフェでコーヒーを飲みながら一休みしていました。

 帰りのゴンドラも混雑することなく乗ることができました。

       

 この頃になると時々日差しが出て、周囲の景色が一段と鮮やかに見えるようになりました。

         

         

 これで今回の観光を終えてホテルへ戻り、食事処の菜す乃で昼食を採ることにしました。

 食事は銘々が選ぶことになり、小生は彩り旬菜そばを注文。出てきたのはその名のとおり彩り鮮やかで、食欲を唆られる一品でした。

               

 その後は帰りのバスの時間まで、ショッピングなどをしながら過ごしました。 

      *

 バスは予定時間通り出発しましたが、日曜の午後とて帰りの車が多く、那須市内はノロノロ運転が続いていました。

 那須 I C から東北道に入ると、スムースに走ることができました。

 途中「洗練された粋な和モダン」をコンセプトにした、情緒漂う和風モダンな建物が印象的といわれる羽生PAでトイレ休憩の後、ほぼ時間通り

 松戸駅西口に到着しました。

      

 5.40.起床 … 6.30.朝食・NASUバイキング「エルパージュ」7.10. … 9.10.ホテル発・那須高原観光周遊バス きゅーぴー号レッドライン →

 10.20.マウントジーンズ那須ゴンドラ … 10.40.那須ゴンドラ → 10.50.山頂駅 … 山頂自然広場 … 12.00.那須ゴンドラ → 12.10. 山麓駅

 12.20.タクシー → 12.40.ホテル着 … 昼食・菜す乃 … 14.20.ホテル発(ホテルバス)→ 16.10. 羽生PA 16.25. → 17.20. 松戸駅西口 着