信州スロウライフ12ヵ月

野菜や草花と暮らす生活

冬の一日は短く過ぎて行く

2018年02月02日 14時34分45秒 | Weblog
年齢を重ねていくと、これまで積み重なった日々が一日の生活時間のネジの回り方を早くして行くように感じる。
あれっもうこんな時間?
日が短いためもあるがそうかといって夜が長いとも思えない。

子どものころ空を見上げて流れる雲をゆっくり眺めていたあの昭和20年代、ノスタルジイか。
かくして、自由な時間を手に入れた今、やたら、先が見えてきた。

友人と話すが、あっちが痛い、こっちが痛いとか言わなくて済んでいるけど、69歳の時と70歳になった途端
今まで考えもしなかったいつまで生きられるのかという問題が目の前にちらついて来る。
たった1歳の違いなのに、最近70代の訃報が多くなったためかもしれない。

田舎に引っ込んで悠々と好きなことをしてのんびりして羨ましいと言われても、いやいやどうして
そのようなことは決してありません。
毎日が、1か月が、1年が過ぎるのが早すぎ、都会で暮らしていた頃は勿論忙しく働いていたが
老いて行く実感がなかったし、先を考える脳みそもなかったし、その年になってみなければわからないってことだ。

限界集落に移住し、自然は豊かだが、どう時間を使うかによっては虚しさを感じるかもしれない。
幸いSNSで情報を手に入れる便利社会であるから、歳を取っても新しい知識は山のように手に入れられる。

生きてきた知識や経験はその時は良かったが今更参考になる時代ではなくなった。
若者から知りえる生活情報が面白く、先が短くなってきたからこそ貪欲にならねばならないと思う。

インスタグラムから色々な分野に入り込み、生活の中に取り込んでいくとさらに忙しく、趣味も増えるし
生活の仕方も変化が訪れる。

編み物、刺繍、レース編み、収納、掃除方法や用品、園芸や野菜作りは勿論、図書館通いも始まり
さらに生活の時間は細切れだ。

育児、家事、勤務に追われていた若かったあの頃は楽しむより苦痛が大半で子供の受験もその間にウエイトを占め
懸命にこなして定年がやって来た。

人生ホントに短いと言えるようになった。
頼りは健康だけ。

春先から庭で過ごす時間が多くなるが、今年からあれこれ1年の目標を決めずにやりたいことをやりたい放題で
毎日を送って行こうと思う。

昨夜の雪を掻きながら雪だるまを作った。
中学生以来だ。

マスクをつけただるまはインフルエンザに来てほしくない願いを込めた


大竹まこと風のちょい悪オヤジは、宅配便と郵便配達ウケ狙い

  

最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
玄冬と厳冬 (ろこ)
2018-02-04 13:58:46
 こんにちは。
 気候温暖な東海地方でも、雪が積もって寒い日々が続いています。
 似たようなお歳と、「頼りは健康だけ」の言葉に共感を感じます。
 ちょい悪オヤジ風の雪だるま。
 大うけです!
 心のゆとりを大いに感じました!
 
コメントありがとうございます (かもみーる)
2018-02-07 13:10:45
ろこさん、こんにちわ。
福井の降り続く大雪でニュースを見るたびに、信州に住んでいるとわがことのように痛みます。

今日も過去が参考にならない複雑な要素が絡み合うようになり予測不可能が多くなりましたね。

寒さはどうしても気持ちがふさぎがちになりますし
高齢と言われる年代になると尚更です。
ココロガ惹かれるもの、興味を持つもの、いくつでも見つけて手に入れないと危うさを感じます。

同年代に心強さを覚えます。

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。