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conscience

my diary

感染拡大は本当にピークアウトしたのか?

2020年12月12日 | 日記
 新型コロナの感染拡大がピークアウトしたという説を唱える人がいる。本当にそうなら良いのだが、コロナウイルスが感染力を増す冬期を迎えて、また、中途半端な政府や各都道府県の政策を見ていて、依然として活発な若い世代の無警戒な行動なども見ていると、とても、このウイルスの感染拡大がピークを迎えたとは思えない。
 『gotoが感染拡大につながったというエビデンスはない』とガース首相は言っているが、逆に言うと、つながらなかったというエビデンスもない。各種の利益団体に支えられ、足して二で割るという手法で政治を運営してきたこの国の政権の運営手法は限界にあると言っても過言ではなかろう。例えば、『直接、コロナ禍で死ぬ人よりも、規制により経済的に多大の損害を受けて死ぬ人の方が多いと思われるので当面は経済優先で行く』と国民に明確に説明するのならともかく、そういったメッセージも聞こえてこない。ただ、その場凌ぎの官僚的手法で感染を拡大し、経済的な困窮者を増やしつつある。
 そもそも、観光飲食業は本当に我が国にとって必須の産業なんだろうか、それを守る為に感染拡大から医療崩壊を招き、しいては同業界も立ち行かなくなるのであれば、何をしているのかと言うことになる。ここは、医療・介護業界などの支援に思い切って資金と人材を投入すべき時であり、中長期的にも、医師や看護師の増員も検討すべきである。産業構造も、観光飲食業などの一部のサービス業に重きを置くのではなく、もう一度、中小企業などが培ってきた技術力の高い製造業こそ復活させるべき時ではなかろうか。
 もっとも、将来的な福祉負担を削減するため、敢て、コロナ禍の感染拡大を放置して、多数の高齢者を殺し、ついでに、低所得者も殺すというファシズム的政策に突き進んでいるのであれば、それはそれで筋が通っている。果たして、自民党・公明党政権が裏で企んで、この事態を生じさせているのだろうか。私には、そんな奇想天外な政策も現政権では取り得ることが出来ないと思う。ただ、事態の推移に対して、官僚頼みで右往左往しているだけの政権のような気がする。日本沈没という映画がリバイバル撮影されるそうだが、沈没せずとも、このままでは、我が国の将来に対して、暗澹たる気持ちを抱かざる得ない。これも、お友達を優遇してきた安倍忖度政治の負の遺産であるように思う。
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