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舞い上がる。

日々を笑い、日々を愛す。
ちひろBLUESこと熊谷千尋のブログです。

映画「白い暴動」観てきました。

2020-04-19 22:59:09 | Weblog


4/17(金)、ユナイテッド・シネマ新潟で「白い暴動」を観てきました。
新潟市内ではユナイテッド・シネマ新潟のみでの上映だったようです。

一つ前の記事に書いた「三島由紀夫vs東大全共闘~50年目の真実~」に続き、4/17(金)に緊急事態宣言が新潟県にも発令し、映画館に行けなくなる!と慌てて映画館に駆け込んで観てきました。
しかも、映画を観終わった直後からしばらくユナイテッド・シネマ新潟も営業を自粛するという、色々思い出深い鑑賞となりました。





予告編はこんな感じです。



1970年代イギリス、移民への差別の横行に抵抗するために発足した団体「ロック・アゲインスト・レイシズム」。
その活動はやがてクラッシュなどのバンドを巻き込み大きなムーブメントに…というドキュメンタリー。

当時のイギリスは政治家が移民差別を煽り、政治団体「国民戦線」を筆頭に差別が横行していたそうです。
経済破綻の矛先が移民に向かい、多くの人々が人種差別や経済格差に苦しんでいたという話は、今の日本でも他人事とは思えない恐怖を感じました。

差別は普遍的な問題だからこそ、差別に立ち向かうことには時代を超えて意味があるわけで、社会問題に音楽で立ち向かう人々の姿は今の時代にも当てはまり胸を打ちました。
インターネットもなかった時代にアイディアを凝らした新聞を自作して活動を国内に広めて人々の賛同を集めたり、多くのミュージシャンを集めたりしながら、最終的に反差別運動のロックフェスを開くという内容はすごく感動的でした。

「白い暴動」には黒人差別に白人だって怒ってるぞ!という意味があるそうです。
ロックやパンクにはそういう力があるんだと再確認し、やっぱり僕もそういう音楽が好きだなあとあらためて思いました。



「白い暴動」の原題でもある、The Clashの「White Riot」のMVを貼っておきます。





一つ前の記事に書いたのがちょうど、「三島由紀夫vs東大全共闘~50年目の真実~」でしたが…
1969年、右翼と左翼の思想を超えて行われた伝説の討論のドキュメンタリー。「三島由紀夫vs東大全共闘~50年目の真実~」観てきました。

この記事にも書きましたが、1960年代後半~70年代にかけての、日本でも世界でも若者の社会運動が起こった時代が好きなんですよね。
音楽で差別に立ち向かおうとしたミュージシャンのような気持を、自分も持って生きていたいと思います。

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