舞い上がる。

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ちひろBLUESこと熊谷千尋のブログです。

人類にとっては小さな一歩だが、自分にとっては社会復帰に向けた大きな一歩を踏み出した。

2024-04-19 21:56:13 | Weblog




4/18(木)、19(金)の2日間、日本全体に黄砂が飛来し、海側も山側も視界が白く覆われていました。
地域活動支援センターまでは歩いて通っているので、その行き帰りによくこうして写真を撮るのも楽しみです。



4/19(金)は、午後から地域活動支援センターでクルミの実をかき出す作業をしてきました。
今までは水曜日と木曜日動支援センター、4月からは毎週金曜日の午後にも通い、クルミの作業を始めました。

簡単な作業ではありますが、一応2ヶ月ごとに少額ながらも賃金がもらえるとのことで、ひとまず「無職」ではなくなりました。
人類にとっては小さな一歩ですが、自分にとっては社会復帰に向けた大きな一歩を踏み出しました。

いやー、このくらいのペースで社会に出ていく方法もあると、もっと若い頃に知りたかったですね。
22歳で下手したら一生働く職場を見つける就活という道しか選べないのは流石にきつすぎる。

いやー、ここに至るまでに15年かかりましたよ。
でも、まあ、こうして道が見付かって良かったです。



作業以外にも、障害が発覚してからの約15年間、様々なことに興味を持っては試行錯誤の繰り返しの連続でしたが、昨年から地域活動支援センターに通所するようになってから、障害者アーティストとして生きていくという生活の軸のようなものが安定したという感覚があります。
実際、地域活動支援センターからの紹介で作品を発表する機会が一気に増えたし、その結果として4/18(木)には新聞にも掲載していただけたので、本当にいいことばかりです。



昔から好奇心旺盛で色々なことに興味を持ってしまうのに、発達障害なので色々なことを効率的に行うのが苦手という面倒くさい人間なのだが、自分は障害者アーティストと自覚するようになってから、生活や活動の軸がブレなくなって、選択肢の中から優先順位を考えて自分に必要な行動を選択できるようになってきたという実感があります。
演劇とかトークイベントとか他にもZINEを作ったりアイドルの現場に通ってみたり色々やってきましたが、やっと障害者アーティストという自分の進むべき道が見付かった気がします。

ここまで15年、長かったですね…でも色んな迷い道や遠回りをしてきたことで色んな人に会えて色んな体験ができて楽しかったので、後悔はしないでおきます。
試行錯誤や紆余曲折を大切にするのが、自分の生き方です。



ただ思うのは、人間、自分の方向性が定まらない不安定な時期だからこそ、偶然出会える人や警官があると思うのです。
例えるなら、入学式やクラス替えの直後にとりあえず隣の席にいる人と話してみる感じです。

そう考えると、僕が今後「障害者アーティスト」という道を見つけたことで、この10年間色々なことをやっていた中で何だかんだ出会った人達の中には、今後なかなか会わなくなる人も結構いるのかもしれないですね。
例えるなら、入学式やクラス替えから時間が経つと、それぞれのグループが出来て、話さなくなる相手も出てくる感じです。

まあ、大人になるとはその繰り返しかもしれない。
まあ、生きていれば何かの縁でまた出会うこともあるのが人生だと思うので、その時は新しい自分でまた出会いましょう。
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