大衆演劇を描いた青春映画「瞼の転校生」が8/3(土)からシネ・ウインドで上映。
それに合わせて、映画に登場する「劇団美松」が8月には古町演芸場で公演を行うという、コラボレーションが起こっています。
僕は先日、シネ・ウインドの井上支配人から頼まれて、劇団美松さんを取材させていただきました。
「〈おしらせ〉映画「瞼の転校生」×劇団美松、夢のコラボ実現! | 新潟・市民映画館 シネ・ウインド」
そして8/3(土)の上映初日は、シネ・ウインドで主演の松藤史恩さん、劇団美松の松川小祐司さん、市川華丸さんの舞台挨拶も行われました。
「【ついに新潟上陸】映画「瞼の転校生」がシネ・ウインド(新潟市中央区)で上映開始、「劇団美松」などの出演者らが舞台挨拶」
その夜、古町演芸場では、「瞼の転校生」にも登場した演目「瞼の母」を上演。
せっかくの縁だし、古町演芸場に劇団美松を観に行ってきました!
個人的に大衆演劇を観るのはこれが初めて。
どんな感じなのだろうか…と思っていたら、まずは舞踊からスタート!
最初は日本舞踊でしたが、後半はロックに合わせて激しく踊ったりもしていて、エンターテインメント性がとにかく高い!
しかも、途中で役者さんが舞台から花道にも下りてきてお客さんに一人一人に向かって歌っていて、ファンサービスもすごい!
その後、待望の「瞼の母」の上演。
母を探して旅をする忠太郎の人情話なのですが…座長の松川小祐司さんが忠太郎の役で登場したら客席に手を振ったり、お客さんをイジったり、内輪ネタでアドリブでボケたり、とにかく冒頭からめちゃくちゃ自由に笑いを取っていく!
しかしその後、場面は変わって忠太郎が生き別れた母と再会する場面になると、母は強がって息子の存在を認めず、それに対して忠太郎も母を拒絶してしまうという切ないすれ違い。
そこで母が気を取り直して忠太郎を引き留めるのに、忠太郎は出て行ってしまう…こんなに切ない話だったとは!
そして終盤、忠太郎を追った悪役達との殺陣もちゃんとあって、やっぱり盛り上がりましたね。
そこに母と妹が探しに来るのに、忠太郎は舞台を下りて花道を歩いて去っていく…拍手を送りながらも、切なさの残る物語でした。
まさに、笑いあり、涙あり、殺陣ありという王道のエンターテインメントなんだなあと思いましたね…
そして映画「瞼の転校生」への理解もちょっと深まりました。
それにしても、僕も過去に演劇をやっていましたが、台詞を覚えて演劇の本番を迎えるとか、大道具を立て込むとか、さらに殺陣とか、本当に決して簡単にできることではないわけですよ。
それを場面転換なども含めて、決して設備が充実しているわけでもない昔からあるような普通の芝居小屋で、パッと見せて盛り上げるのって、やっぱりプロだなあと思いました。
それに大衆演劇ではこれを毎月1日2公演×30日、全60公演で違う演目を上演するというから驚きです。
確かに、通いたくなるファンの方の気持ちも分かります。
お芝居が終わると、ちょっと休憩時間に役者さん達が舞台に登場して、今後の公演の宣伝や、劇団のグッズの販売タイム。
ただ宣伝するだけでもトークが本当に流暢で流石プロだなあと思いましたね。
また、役者さんが客席を練り歩きながらグッズの売り子をしているのを見て、やっぱり売り上げは大事だから必死なんだなあ…
こういう本番以外の部分も、大衆演劇の文化かあと新鮮でした。
そして最後は歌謡ショー!
役者さんが次々に登場して歌や踊りを披露していくのですが、演歌やムード歌謡だけでなく、ロックやJポップまで、とにかく色んな音楽が次から次に流れてくるので本当に楽しい!
衣装も着物ばかりではなく、ジュアル系バンドみたいな衣装もあって、とにかく派手!
最後は長岡花火にちなんで、平早綾香の「Jupiter」に合わせて6人の役者さんが登場し、踊りと扇で花火を再現!
ここで1000円でフラワーレイを購入すると、応援している役者さんにプレゼントできるという、「瞼の転校生」にも出てきた大衆演劇の特有の文化も見られました。
まさに現代のアイドル文化、推し活文化の元祖みたいなものが、大衆演劇にはあるのかもしれませんね。
この日、昼間にはシネ・ウインドで「瞼の転校生」の舞台挨拶に登場していた、主演俳優の松藤史恩さんが観劇に来ていて、終演後に記念撮影させてもらいました!
松藤史恩さん、「瞼の転校生」に出演してから劇団美松の皆さんとは本当に仲良くなって、頻繁に観劇に行っているそうです。
そして演芸場の前で、先日の取材でもお世話になった、座長の松川小祐司さんとも記念撮影させてもらいました!
忠太郎、カッコ良かったです!お疲れ様でした!
そんな感じで、初めての大衆演劇、お芝居も歌謡ショーも、これぞまさにエンターテインメント!という感じで、本当に大満足でした!
こういう楽しいエンターテインメントは、子供時代から旅芝居の慌ただしい毎日の中で芸を学んだ俳優さん達の努力の上に成り立っていることは忘れてはいけないとも思ったし、そんな俳優さん達が作ってきた大衆演劇という素晴らしい文化をこれからも大切に守っていきたいなとも思いました。
それに合わせて、映画に登場する「劇団美松」が8月には古町演芸場で公演を行うという、コラボレーションが起こっています。
僕は先日、シネ・ウインドの井上支配人から頼まれて、劇団美松さんを取材させていただきました。
「〈おしらせ〉映画「瞼の転校生」×劇団美松、夢のコラボ実現! | 新潟・市民映画館 シネ・ウインド」
そして8/3(土)の上映初日は、シネ・ウインドで主演の松藤史恩さん、劇団美松の松川小祐司さん、市川華丸さんの舞台挨拶も行われました。
「【ついに新潟上陸】映画「瞼の転校生」がシネ・ウインド(新潟市中央区)で上映開始、「劇団美松」などの出演者らが舞台挨拶」
その夜、古町演芸場では、「瞼の転校生」にも登場した演目「瞼の母」を上演。
せっかくの縁だし、古町演芸場に劇団美松を観に行ってきました!
個人的に大衆演劇を観るのはこれが初めて。
どんな感じなのだろうか…と思っていたら、まずは舞踊からスタート!
最初は日本舞踊でしたが、後半はロックに合わせて激しく踊ったりもしていて、エンターテインメント性がとにかく高い!
しかも、途中で役者さんが舞台から花道にも下りてきてお客さんに一人一人に向かって歌っていて、ファンサービスもすごい!
その後、待望の「瞼の母」の上演。
母を探して旅をする忠太郎の人情話なのですが…座長の松川小祐司さんが忠太郎の役で登場したら客席に手を振ったり、お客さんをイジったり、内輪ネタでアドリブでボケたり、とにかく冒頭からめちゃくちゃ自由に笑いを取っていく!
しかしその後、場面は変わって忠太郎が生き別れた母と再会する場面になると、母は強がって息子の存在を認めず、それに対して忠太郎も母を拒絶してしまうという切ないすれ違い。
そこで母が気を取り直して忠太郎を引き留めるのに、忠太郎は出て行ってしまう…こんなに切ない話だったとは!
そして終盤、忠太郎を追った悪役達との殺陣もちゃんとあって、やっぱり盛り上がりましたね。
そこに母と妹が探しに来るのに、忠太郎は舞台を下りて花道を歩いて去っていく…拍手を送りながらも、切なさの残る物語でした。
まさに、笑いあり、涙あり、殺陣ありという王道のエンターテインメントなんだなあと思いましたね…
そして映画「瞼の転校生」への理解もちょっと深まりました。
それにしても、僕も過去に演劇をやっていましたが、台詞を覚えて演劇の本番を迎えるとか、大道具を立て込むとか、さらに殺陣とか、本当に決して簡単にできることではないわけですよ。
それを場面転換なども含めて、決して設備が充実しているわけでもない昔からあるような普通の芝居小屋で、パッと見せて盛り上げるのって、やっぱりプロだなあと思いました。
それに大衆演劇ではこれを毎月1日2公演×30日、全60公演で違う演目を上演するというから驚きです。
確かに、通いたくなるファンの方の気持ちも分かります。
お芝居が終わると、ちょっと休憩時間に役者さん達が舞台に登場して、今後の公演の宣伝や、劇団のグッズの販売タイム。
ただ宣伝するだけでもトークが本当に流暢で流石プロだなあと思いましたね。
また、役者さんが客席を練り歩きながらグッズの売り子をしているのを見て、やっぱり売り上げは大事だから必死なんだなあ…
こういう本番以外の部分も、大衆演劇の文化かあと新鮮でした。
そして最後は歌謡ショー!
役者さんが次々に登場して歌や踊りを披露していくのですが、演歌やムード歌謡だけでなく、ロックやJポップまで、とにかく色んな音楽が次から次に流れてくるので本当に楽しい!
衣装も着物ばかりではなく、ジュアル系バンドみたいな衣装もあって、とにかく派手!
最後は長岡花火にちなんで、平早綾香の「Jupiter」に合わせて6人の役者さんが登場し、踊りと扇で花火を再現!
ここで1000円でフラワーレイを購入すると、応援している役者さんにプレゼントできるという、「瞼の転校生」にも出てきた大衆演劇の特有の文化も見られました。
まさに現代のアイドル文化、推し活文化の元祖みたいなものが、大衆演劇にはあるのかもしれませんね。
この日、昼間にはシネ・ウインドで「瞼の転校生」の舞台挨拶に登場していた、主演俳優の松藤史恩さんが観劇に来ていて、終演後に記念撮影させてもらいました!
松藤史恩さん、「瞼の転校生」に出演してから劇団美松の皆さんとは本当に仲良くなって、頻繁に観劇に行っているそうです。
そして演芸場の前で、先日の取材でもお世話になった、座長の松川小祐司さんとも記念撮影させてもらいました!
忠太郎、カッコ良かったです!お疲れ様でした!
そんな感じで、初めての大衆演劇、お芝居も歌謡ショーも、これぞまさにエンターテインメント!という感じで、本当に大満足でした!
こういう楽しいエンターテインメントは、子供時代から旅芝居の慌ただしい毎日の中で芸を学んだ俳優さん達の努力の上に成り立っていることは忘れてはいけないとも思ったし、そんな俳優さん達が作ってきた大衆演劇という素晴らしい文化をこれからも大切に守っていきたいなとも思いました。