goo blog サービス終了のお知らせ 

舞い上がる。

日々を笑い、日々を愛す。
ちひろBLUESこと熊谷千尋のブログです。

いつものKaffaパルムで「読み合わせカフェin新潟 台本読みライブSpecial」反省会。

2023-09-10 23:49:59 | Weblog
8/9(金)、ぺがさす荘で、「読み合わせカフェin新潟 台本読みライブSpecial」に出演させていただきました。
ぺがさす荘「読み合わせカフェin新潟 台本読みライブSpecial」、出演させていただきました!





その2日後の8/11(日)、企画者の加藤慎也くんと、古町のKaffaパルムで反省会をしてきました。



ブログにも書いてきましたが、「読み合わせカフェin新潟」に初出演ということで、僕はこの日のために自分のオリジナル台本を書くことにしました。
僕自身、コント以外の演劇の台本には初挑戦で、頭の中にあった構想を作品に出来たのは自分にとって大きな体験となりました。

しかし、事前に加藤くんには連絡して本番で僕の台本を読ませてもらえる話になっていたのですが、結局本番では時間がなくなり読まずに終わってしまったのです。
イベント自体はいいものになったので達成感はあり、おそらくゲストの熊倉さんと市ノ瀬さんも、お客さんも楽しんでもらえて嬉しかったのですが、僕が目標にしていた台本を読めなかったことだけが心残りでした。

そのことには加藤くんに直接話せたのですが、もともと加藤くんの中ではイベントの後半で僕の台本を読むという構想はあったものの、本番中に予想以上に参加したいお客さんが多かったことから、僕ら出演者よりもお客さんが優先的に台本を読む流れになり、その結果僕の台本を読む時間はなくなったということ。
そういう事情は僕も本番中に感じていましたが、僕はイベントに出演する際は自分の願望よりもイベント全体が良くなるために行動したい気持ちの人間なので、お客さんが楽しめるようにその流れを優先させました。

結果イベントは良くなったから良かったとはいえ、ただ今後は本番中に予定していた台本が読めなくなるようなことがないように、おおまかなタイムテーブルなどを決めて進行したらどうかと加藤くんに提案しました。
これは僕のトークイベント「月刊おはなし図鑑」もそうですが、プロの俳優や芸人やタレントでもないアマチュアな人間が企画、進行しているイベントである以上、やはりアドリブではなく、ある程度の具体的なタイムテーブルは必要だと思うのです。

そのことを加藤くんに伝えて、今後の「読み合わせカフェin新潟」について前向きな反省会になりました。
本人に直接言いましたが、僕は加藤くんとただ内輪で仲良しごっこがしたいのではなく、お互いに正直な意見を言い合って前向きに一緒に活動していきたいです。

そんなわけで、当初は自分の台本を読むことができなかったことが唯一の心残りでしたが、結果的にこういう反省点も見えてきたし自分にとってもいい経験になりました。
とはいえ、ただやっぱり自分で頑張って書いた思い入れのある台本が発表の場がないのは寂しいので、いずれ自分で発表の場を作りたいと思います。



そんな感じで話はまとまりました。
せっかくなので最後に、この日の加藤くんとの反省会であらためて感じたことを書いておきます。

僕は演劇をやめて8年になりますが、加藤くんの「読み合わせカフェin新潟」を応援しているのは、演劇を身近に楽しむことで人や文化が出会い交流できる、そういう機会を作りたい気持ちが強いからです。
演劇人時代、よく「演劇を盛り上げたい」という言葉を聞くことがありましたが、それは具体的にこういうことだと最近では思えるようになりました。

そもそも地方都市の新潟で市民活動は埋もれやすく、演劇文化自体を知らない人も多い。
だから、演劇だけが盛り上がる、なんてことは多分ないと思っています。

あらゆるジャンルの市民の文化活動、アマチュア、インディーズ文化、サブカルチャー等々が健全に発展して、初めてその中の一つである新潟演劇も発展できると僕は思います。
だから新潟演劇だけが閉鎖的に盛り上がっても意味はなく、あらゆるジャンルの文化に敬意を持ち交流し、一人一人の気持ちを大切にする、特に若い世代を積極的に応援して育てていくことをしないと、新潟演劇が発展することはないと思うのです。

そういう意味で、加藤くんの「読み合わせカフェin新潟」は、新潟の若手演劇人や演劇以外のジャンルの表現者を巻き込んで活動していていいなと思います。
また、「ローサ大喜利」も、お笑い芸人に限らずあらゆる立場の人が自由に参加できる楽しいイベントなので、そこも加藤くんの良さが出ていると思います。

そして僕も、毎月色々なジャンルの人達をゲストに呼んでトークイベント「月刊おはなし図鑑」を開催している人間なので、お互いこういう小さな活動を地道に積み重ねて、それが少しでも新潟の文化発展に繋がればいいなと思います。
ただ、こういう小さな市民活動が急に売れることもないでしょうから、草の根で地道にやっていくことで、「俺達がエンタメミックスだ」という気持ちでこれからも頑張っていこうと思います。





そんな前向きな話し合いができたので、この日はいい日曜日でした。
そして、日曜日のカレーも無事に食べることができました。

最新の画像もっと見る