goo blog サービス終了のお知らせ 

舞い上がる。

日々を笑い、日々を愛す。
ちひろBLUESこと熊谷千尋のブログです。

歌舞伎の現代化とは何ぞや!

2011-05-09 23:44:50 | Weblog
この前の土曜に、芸術館で行われた「ヨサブロゥ」というお芝居を観に行きました。


コレは、「与話情浮名横櫛」という歌舞伎を現代劇風にしたもので、
歌舞伎の知識など全く無かったワタクシは、難しいんじゃないか、などと考えておりましたが……

そんな事は全くの杞憂に終わりました。
感想を一言で言うと、すごく面白い舞台でした!!

江戸時代なんだかバブル期の日本何だか分からない、不思議な世界観。
台詞も歌舞伎風になったり現代風になったりと、とにかく自由!!

で、ストーリーも一目惚れした女がヤクザの妾だった!という、実は昼ドラ的、B級映画的で良かったです。
主人公の与三郎は、親分に斬り付けられようが、佐渡に流刑にされようが、女に会いに行く!

分かりやすい!!これぞエンターテインメント!!
勿論、演出は物凄く凝っていて、どうしたらあんな演出を思いつけるのか分からないなあと思いました。

しかし、頭の良さを前面に押し出した感じは全くなく、寧ろ面白さに徹しているところが、物凄く素敵でした。
芸術なんだけど、芸術というよりも、誰もが楽しめる、エンターテインメント超大作!!といった感じでした。

流石は演出家、串田和美!!
とか思っていたら、アフタートークで気付いたら斜め後ろに串田さんが座っていてびっくりしました。



それでですね、この話は主人公の与三郎がとにかくカッコイイ!!
理屈抜きにカッコイイ!!

もちろん、恋人役の馬渕英俚可さんは言うことなく素敵な方で、俺は観劇しながら本気で惚れるかと思ったし、
親分役の大森博史さんのシブさも、洪雄大さんのチンピラっぷりも実に魅力的な演技で良かったです!

しかし、何と言ってもこのお話は与三郎がカッコイイ!!
とか思っていたんですが、その主演の内藤さんという方は昔、劇団ザ?猿ロマンにいた方なんですね。

要するに、おもケンと共演していた!!
そう思ったら、一気に身近な感じがする不思議。

(因みに、この話をオモケンにしたら、奴は自分のことのように喜んでおりました。)



つまりですね、松本からは色んなスターが誕生していることを忘れてはいけない!
自分が演劇をこれからやっていく上で、この感動を忘れたくない!と思わせる舞台でした。



とか感傷に浸っていると、会場を出たところで、同じく「ヨサブロゥ」を見ていた高校生の集団から、
「学生演劇BLUESのチヒロさんですよね!」と話しかけられたではないか!!

この前の公演「堕落ノ詩」を観に来てくれた、塩尻志学館高校の演劇部の方々でした。
ああ、演劇やってるとこういうこともあるのか!!



普段の俺は物凄く地味なのに!!金も職もないのに!!
コメント (4)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 芸人さんに会いに行こう。 | トップ | 霊感体質の女性は恋愛体質で... »
最新の画像もっと見る

4 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (kawaちゃん)
2011-05-10 08:46:04
劇を初めて見たのが劇団BLUESでした。
劇と言うと堅苦しいようなイメージを持っていたけど 見事に崩されました(笑)
BLUESが成長するには 視野を広げるのも1つですね。
私も若返りのため、視野を広げます。
何が言いたいかというと
BLUESバンザイ!と言う事です。
返信する
Unknown (エリザベス)
2011-05-10 09:22:54
「チヒロ短編集」読みました。ホラーの苦手な私は「十分の壁」でしたっけ。あれにやられました。タモリさんの、あのテーマソングが聞こえちゃいましたよ!夜にカーテンの隙間なんか怖くなってしまいましたよ!!
ぜひ脚本にもチャレンジしてみてはいかがですか?
返信する
任侠道で行こう! (鄭成功こと10-shock)
2011-05-10 21:25:38
原作は浄瑠璃だけど、歌舞伎化もされてるから「国姓爺合戦」も現代劇にしてもらいてぇなぁ
ちひろ本書いてよぉ
返信する
幕末太陽傳 (ローメン)
2011-05-11 23:42:53
>kawaちゃんさん

BLUESの目的の一つに、多くの人の持つ演劇は堅苦しいというイメージを壊すという事があるのですよ。
あと、視野を広げるというのは素晴らしい考えだと思います。
自分も何歳になっても視野を広げ続けていたい。
因みにおもケン曰く、ダイスケはここ5年くらいをかけてどんどん若返っているらしいです。


>エリザベスさん

読んでいただいてありがとうございます。
あらためて感想を聞くと、何か新鮮な感じがします。
「十分の壁」は、一人暮らしで何があったら怖いか…と考えて書いてみた話です。


>鄭成功こと10-shockさん

詳しいなおい!!
俺、歌舞伎にも脚本にも詳しくないんだがなあ。
でも、いつか脚本というものを書いてみたいという気持ちはあるのですよ。
返信する

Weblog」カテゴリの最新記事