コロナの地獄を笑って生きる。

3/30(月)、ユナイテッド・シネマ新潟で「ファンシー」を観てきたのですが、
「奇妙な三角関係を描いた恋愛映画でポルノ映画でヤクザ映画な不思議な映画。「ファンシー」観てきました。」





ユナイテッド・シネマに向かう途中、夕日が見えました。



ところで、病気で無職の友人とよく連絡を取るのですが、どこにも行けない、誰にも会えないような時でも、本を読んだり映画を観たり音楽を聴いたりすることはできる、そういうことは無駄にならないから、今すぐには何もできなくても、いつかチャンスがきた時のために、そうやって心の貯金を貯めていこう、という話をよくします。
これは、病気で無職の僕らが絶望せずに生き抜いていく知恵のようなものなのですが、新型コロナウイルスのこの時代、色んな人に役立ちそうな気がします。

格差社会とか、政治腐敗とか、そもそも世の中がおかしくなっていたところに新型コロナウイルスが流行り出して、地獄みたいな地獄に突入した感じがありますが、僕がやりたいことは、正義を振りかざすことでも、誰かに怒りをぶつけることでも、社会を変えるぞ！って人々を動かすことでもなくて、地獄を笑って生きる術を見付けることです。
この、「地獄を笑って生きる術」というのは僕の生きる上でのテーマみたいなもので、ポジティブなことばかり言うわけじゃないけど、ネガティブなことばかりも言いたくないし、できるだけ自由に生きていきたいと思っています。



僕は自分の本を売っていくのが今年の目標なので、毎年6月に開催している学校町の一箱古本市や、現時点では6/14(日)に開催予定の新潟コミティア、今年も参加したいんですが、果たしてこの状況下で開催できるのだろうか…って感じですよね。
まあ、ダメだったらダメで、次のチャンスを待ちながらできることを考えようと思います。

また、僕の夢は松本で「ちひろdeアート」をやることなのですが、松本のぴかぴか芝居塾が無事に開催されたら、発表会あたりにしれっと遊びに行って、そこで宣伝とかさせてもらって、その翌日から信濃ギャラリーあたりを1日か2日借りてやれたらいいな…なんてことを企んでいたのですが、ぴかぴか芝居塾が無事に開催されるのか、というかこの状況下で松本とか行っていいのか分かりませんよね。
これもどうなることやらって感じですが、まあダメだったらダメでチャンスが先に伸びただけだと思うので、色々落ち着いた頃にいつかやれたらいいなと、今は楽しみなことを考えたいと思います。



この非常時に好きな人とセックスしたいって、そればかり考えている自分もいます。
「ファンシー」の濡れ場を見たら、ますますそんな気持ちが強くなってしまったわけですが…





映画を観たあと、そんなことを考えながら帰っていたら、ラブホの向こうに大きな三日月が見えました。
地平を彩るのはラブホのきらめきだしまさに三日月ロックでした。