大相撲夏場所前の横綱審議委員会稽古総見で、蒼国来（左）と稽古をする白鵬（２７日）＝前田尚紀撮影
八百長問題による解雇処分が撤回され、７月の名古屋場所から現役復帰する大相撲の幕内、蒼国来（２９）（中国出身、荒汐部屋）が２７日、両国国技館で一般公開された横綱審議委員会稽古総見に参加し、２年ぶりのまわし姿をファンに披露した。
幕内力士の申し合いに加わり、土俵に上がると拍手を浴び、「蒼国来」との掛け声も。白鵬から指名を受けて稽古相手を務めたが、全く歯が立たず土俵にたたきつけられた。国技館の土俵で相撲を取るのは、２０１１年初場所以来２年ぶりとあって、蒼国来は「緊張したけれど、国技館に戻れて懐かしい気持ち」と充実した表情。横綱の胸を借りたことには、「まだ無理だと分かっているけど、うれしかった」と振り返った。
（2013年4月27日11時59分
読売新聞）
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