総務省が30日発表した3月の家計調査(速報)で、2人以上の世帯が消費に使った額は、31万6166円だった。物価変動の影響をのぞいた実質で前年同月より5・2%増えた。2004年2月に5・3%増を記録して以来、9年1カ月ぶりの高い伸び率だった。
前年同月を上回るのは3カ月連続。家の外壁工事や省エネ給湯器の取りつけ工事など、住宅の修理や維持にかける支出が8カ月ぶりに伸びて23・7%増だった。自動車の購入費やスマートフォンの通信費も14カ月連続で増え、腕時計やハンドバッグなど高級品への出費も伸びたという。
ただ住宅や車など一時的な支出をのぞいた場合の消費支出の数字は前月より0・3%減。基調判断は「持ち直している」として前月からすえおいた。
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