鹿児島県阿久根市の竹原信一市長に反対する市議が29日夜に市内で開いた議会報告会に突然、市長が出席。マイクを握って「(反市長派の市議は)市政に参加させません」「反対派を排除します」などと発言を繰り返した。終了後も場外で市議と口論し、つかみ合い寸前になった。
会は、市長の市議会ボイコットで3月定例会が混乱した問題に絡んで市議らが開いた。招いていなかった市長が会場の公民館に姿を現したため、市議らが前列に席を用意したが、市長は市民と一緒に会場のパイプいすに座って説明を聞いていた。会場からの意見を受け付けた際に市長はマイクを要求。前列に並んだ市議らの横まで出ていき、「なぜこんなこと(議会ボイコット)を私がしたか。議会は議論ができる場ではないんです」と持論を展開した。
さらに市議に向かって「私はちゃんとやります。皆さんには市政に参加させません」と発言。市民から議員との議論をしないのかと問われると、「しません。反対派の12人を排除します」と大声で宣言した。
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