昨日の夜は、畠中恵の小説『ぬしさまへ』を読んでいました。
小編6作が収録された『しゃばけ』の続編です。
主人公はお江戸の大店長崎屋の若旦那・一太郎。病弱で両親や周囲にいる妖達から溺愛されたり心配されたりしている。
でも本人は病弱な分、しっかりしなきゃと健気。
この一太郎の周囲では何かと事件が起こる。一太郎は妖達を使って情報を集め事件の真相を暴く……。
妖達が出てくるファンタジー小説ですが、お江戸の町を舞台にした安楽椅子探偵物と言えるかもしれません。
一太郎と妖達の掛け合いが面白いです。
笑わせてくれるところがあったり、しんみりさせるところがあったり。
楽しまさせていただきました。