狐の日記帳

倉敷美観地区内の陶芸店の店員が店内の生け花の写真をUpしたりしなかったりするブログ

『砂漠でサーモン・フィッシング』

2013年12月29日 14時22分17秒 | 映画・ドラマに関する日記



 昨日の夜は、映画『砂漠でサーモン・フィッシング』のDVDを観ていました。



 砂漠の国イエメンで鮭釣りがしたいので協力して欲しいというアラブの大富豪からの依頼が水産学者のアルフレッド・ジョーンズ博士のもとに舞い込む。
 博士はその依頼をバカげていると断るが、英国外務省は英国のイメージアップにつながるとしてその依頼を国家プロジェクトにしてしまう。
 上司からの圧力で博士は依頼を引き受けることになったのだが……。

 監督は、ラッセ・ハルストレム。
 出演者は、ユアン・マクレガー、エミリー・ブラント、クリスティン・スコット・トーマス、アムール・ワケド、トム・マイソン、レイチェル・スターリング、コンリース・ヒル、トム・ベアード、ジル・ベイカー、キャサリン・ステッドマンなど。


 イギリスの恋愛ドラマ映画です。




 終盤で英国人のアルフレッドやハリエットが正義という言葉を口にした時にイエメンの大富豪・シャイフ・ムハンマドが語った言葉が印象的です。
 寛容という言葉がこの映画で何回か出てくるけど、実践するのは難しいすね。


 多分、正義VS悪という単純な構図はこの世界ではほとんど無くて、正義VS別の正義の対立がほとんどなのでしょう。
 正義と思っていることが別の人には悪になり、悪と思っていることが別の人には正義となる。
 そうであるなら〇か×かとか全て賛成か全て反対かとかALL or NOTHINGとかで物事を割り切ろうとしたら惰弱なモノしかできないし対立は解消しない、のかもしれません。
 でも寛容って難しいですね。言いなりではダメだし。う~ん? 


 と堅苦しいことを書きましたが、堅苦しい映画ではなく気楽に楽しめる映画です。
 プロジェクトの行方と共に堅物のジョーンズ博士の恋の行方も見物です。
 面白かったですよ。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« グラジオラスその5。 | トップ | いそがしく時計の動く師走哉。 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

映画・ドラマに関する日記」カテゴリの最新記事