狐の日記帳

倉敷美観地区内の陶芸店の店員が店内の生け花の写真をUpしたりしなかったりするブログ

『別れのあと』/小手鞠るい

2016年01月25日 14時12分26秒 | 小説・本に関する日記




 昨日の夜は、小手鞠るいの短編小説集『別れのあと』を読んでいました。
 大人の女性を主人公にした5編の短編小説集です。

 私は精神年齢がお子様で、決まったお相手がいる異性には恋愛回路が作動しないのです。
 後で分かった場合でも、分かった瞬間に恋愛回路は遮断されて作動しなくなります。
 フリーになれば回路が開くのですが、フリーでないならどうあっても私の恋愛回路は止まったままになるのです。
 なので、決まったお相手がいる異性にときめくお方はどのような気持ちでときめいてしまうのかよく分からないのです。

 大人の女性のお話でメロウな文章です。
 動物的でエネルギーがあって逞しいのだけれども凛としていてエレガントな女性を上品に描いています。
 出会いと別れ。過ぎ去った恋。そして今を生きていくこと。

 面白かったですよ。
 正直、精神年齢がお子様の私には分からないところがありましたが、楽しめました。


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