昨日の夜は、岩明 均の漫画『ヒストリエ』の第9巻を読んでいました。
『ヒストリエ』は私が今、新刊が出るのを一番楽しみにしている漫画です。
マケドニア王国のペリントス・ビザンティオンの二都市への攻略作戦の失敗と蛮族の襲撃でのフィリッポス王の負傷は、アテネでの対マケドニア強硬論の勢力拡大をもたらすことになった。
フィリッポス王はアテネとの決戦を決意する。
マケドニア王国の重鎮・アンティパトロスはアテネの弁論家で政治家で将軍職のフォーキオンに対して工作活動を目論み計画を策定する。
工作者は難しい任務となるが、適任者としてアンティパトロスは書記官のエウメネスを選んだ。
エウメネスは身分を偽り憧れのアテネに潜入する。そこで彼は……。
紀元前4世紀のマケドニア王国のアレクサンドロス大王に仕えた書記官のエウメネスを描いている漫画です。
マケドニア王国側はアテネとの戦争が終わった後を想定して動き出します。
エウメネスとフォーキオンの対話は面白いです。
さらにアテネでの意外な人物との再会は感動的です。
後半はカイロネイアの戦いの序盤。
マケドニア軍は斜線陣を敷き、前に出たフィリッポス王率いる近衛歩兵部隊の右翼が突出する。
しかしその動きは……。というところで第9巻は終わり。次巻に続きます。
今巻も面白かったですよ。
続きが楽しみです。
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