狐の日記帳

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『ヒストリエ』第8巻/岩明均

2013年08月29日 12時20分34秒 | 漫画・ゲームに関する日記




 昨日の夜は、岩明均の漫画『ヒストリエ』の第8巻を読んでいました。
 やっと最新刊が出ましたよ! 待ち遠しかったです。


 カルディア市の名家ヒエロニュモス家の二男として育ったエウメネスはある日、脱走したスキタイ人奴隷が起こした事件に巻き込まれて、ギリシャ人ではなくスキタイ人であることを公の場で暴露されて奴隷として売られてしまう。
 しかし運の良さと豊富な知識と生来の機知・狡知で奴隷の身を脱し、マケドニア王フィリッポス2世に仕えることになる。

 紀元前340年。
 マケドニアはペリントスとビザンティオンの攻略戦を開始する。
 エウメネスも書記官としてビザンティオン攻略戦に参加していた……。


 マケドニア王国のアレクサンドロス大王に仕えアレクサンドロス大王死去後のディアドコイ戦争のプレイヤーの一人・カルディアのエウメネスの物語です。




 私が今、一番新刊が出るのを楽しみにしている漫画です。
 今巻は書記官としてビザンティオン攻略戦に従軍後、スキタイ・アタイアスの王国に転戦しスキタイ遠征からの帰途で出会うマケドニア軍の危機に対してエウメネスは何を決断するのか? を描いています。
 後のエウメネスやこの時代の周辺の事を知っていたならぞくぞくするようなシーンがもうすでにいくつか出ています。
 初期の頃によく出ていた「文化が違う」と言う台詞は私が最初の頃に思っていたよりもはるかに重い台詞となって今後も何度も繰り返して出てきそうです。

 面白いですよ。
 お勧めの漫画です。

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