大韓民国ソウル特別市西大門区峴底洞101番地の西大門独立公園内にある独立門は、日清戦争で日本が清に勝利し下関条約によって清の冊封体制からの李氏朝鮮の独立を認めさせて李氏朝鮮が清から独立したことを記念して建てられました。
李氏朝鮮は下関条約によって清の支配から解放され、自主独立国家として歩みだすことになったのです。
清の属国であった李氏朝鮮王朝には軍事力と呼べるものはほとんど存在せず、それ以後も軍事力と呼べる集団を持つことが出来ませんでした。
清の属国であった時代は、軍事力が必要な時は清の駐留軍にお願いをして軍事行動を清の駐留軍に行ってもらっていました。
軍事力が無い故に李氏朝鮮は独立後もロシアや清や日本などの国々でその時その時で有利な国と接近し状況が変われば裏切るという行為を繰り返さざるをえませんでした。
李氏朝鮮は自国の大規模な反乱を抑える為の軍事力を持っていなかったのです。
その軍事力を他国に要請せざるを得ない李氏朝鮮は、独立して独立国家となったものの、独立国家としての力を持っていなかったのです。
それ故に、周辺国家に頼らざるを得ませんでした。
軍事力を他国に頼れば見返りを要求される。
その見返りを嫌がり別の国を頼る。これは他国から見れば裏切り行為です。
李氏朝鮮王朝(後の大韓帝国)は軍事力と呼べる軍隊を持っていなかったが故に、朝鮮半島の権益を争うロシアや清や日本と戦争を起こすことすらできませんでした。
日本は李氏朝鮮(後の大韓帝国)と戦争をしたことはありません。日本は李氏朝鮮と戦争をする必要すらなかったのです。
そして朝鮮併合は形の上では李氏朝鮮側からの要請で進められました。
このような事実は常識であると思っていたのですが、日本の有名なTV司会者(時事問題を扱う番組も司会をしている)が「朝鮮半島と日本が戦争したという事は事実だからね」と述べたことは驚きです。
大韓民国の成立は日本が連合国側に敗戦したことで日本が朝鮮半島を放棄したことによる産物でしかありません。
19世紀から20世紀で朝鮮半島側と日本は戦争をしたことはないのです。
大韓民国の竹島侵略を戦争と呼ぶのならば話は別ですが。しかし大韓民国の竹島侵略では日本側は軍事力を行使していません。
或いは朝鮮戦争で日本は大韓民国を支援したことを戦争と解釈するのならば話は別ですが。
論は事実を踏まえなければ歪みます。
我が国は、日本を代表するTV司会者でさえ事実を知っているレベルではない状態なのです。
事実が歪められ歴史が蔑ろにされて歴史が無視されている状態なのです。
解釈や認識の問題でなく、その土台となる事実が歪められている状態なのです。
これは由々しき問題だと思いますよ。
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