恐怖の目で未来を眺めるのは決して安全ではない。

共産主義は本来無謀な理論です。
無謀な理論を理性で説得することは出来ません。
結局、力と恐怖で押さえるしかない。
だから独裁しかありえない。

あらゆる罪のうちで、最も悪いものは人を分断する罪である。
嫉妬であり恐怖であり、非難であり敵対心であり怒りである。
要するに人への悪意である。
人の魂が神や他者と愛で結ばれるのを阻む罪とはこうしたことを言うのである。

　『メールやLINEやTwitterやFacebookが監視されるようになる』と述べている政治家がいますね。
　仮に国民のメールやLINEやTwitterやFacebookを監視する社会を作ろうとする勢力があったとして、具体的にはどのように１億３０００万人を監視するのでしょうかね？
　情報は集めるだけでは意味をなしません。分析して解析する必要があります。１億３０００万人分の超膨大な情報をどのようにして分析して解析するのでしょうかね？
　１００人分の膨大な情報を分析して解析できる超絶的な頭脳を持つ人間がいたとして、そのような人物が１３０万人必要になります。
　警察職員は３０万人弱と聞いています。新規で１３０万人もの警察職員を雇うのでしょうか？ その場合は１３０万人分の人件費は何処から捻りだすというのでしょうか？

　さらにテロ等準備罪が成立しても、警察が捜査でメールなどの閲覧をすることは裁判所の「通信傍受令状」が必要です。
　『メールやLINEやTwitterやFacebookが監視されるようになる』と述べている政治家は、警察が裁判所に１億３０００万人分の通信傍受令状を申請する気でいると思っているのでしょうか？
　裁判所は明確な理由がない限り「通信傍受令状」を出したりしませんよ？
　そして１億３０００万人分の通信傍受令状を出す手間というのはどれ程の労力なのでしょう？ 単純に労力だけでも超膨大な労力となります。どれだけの時間とどれだけの人間が必要なのか想像もできません。

　そして逮捕されたとして起訴があり裁判があるのです。
　明確な証拠なしでは起訴できませんし裁判で無罪となるのです。
　警察、検察、裁判官の３者を納得させるだけの証拠が無い状態では話にならないのです。つまりそれだけの検証がなされるのであって証拠なしで裁判にかけられるわけではないのです。


　このようなことは政治家であるならば、はっきりと分かっているはずです。
　分かっていないならば超無能です。
　分かっていて『メールやLINEやTwitterやFacebookが監視されるようになる』と述べているのならば、その政治家は国民にミスリードを誘う虚言を吐く政治家であると判断せざるを得ません。

　露骨な印象操作をするのはやめて真面目に話し合いをしてください。
　お願いします。