狐の日記帳

倉敷美観地区内の陶芸店の店員が店内の生け花の写真をUpしたりしなかったりするブログ

もし私達が、軽蔑する人の表現の自由を信じないなら、表現の自由を全く信じていないのだ。

2020年02月05日 11時06分11秒 | その他の日記
 以下の文は、朝日新聞の『「くず」「出禁」…立憲・安住氏、新聞記事を論評し掲示』と題した記事の転載であります。


    「くず」「出禁」…立憲・安住氏、新聞記事を論評し掲示

 立憲民主党の安住淳国会対策委員長は4日午前、国会内にある立憲の控室の廊下に面した扉に、自身が論評を書いた新聞記事のコピーを張り出した。
 「出入り禁止」「くず」などと書かれたものもあり、午後にはコピーを撤去。
 安住氏は記者団に「ほんの冗談のつもりだった」と釈明した。
 張り出したのは全国紙など6紙の4日付政治記事など。
 前日の衆院予算委員会で野党質問を大きく扱った記事に花丸をつけたり、自民党の質問に着目した記事には「0点」「出入り禁止」などと書き込んだりした。
 報道各社が張り出しについて見解を聞いたところ、安住氏は「毎日読み込んで思うところあってペンが走ってしまった。深く反省している」と釈明した。
 自民党の森山裕国対委員長は張り出しについて記者会見で「報道を真摯(しんし)に受け止めることが基本だ」述べた。
                              転載終わり。




 ふうん。
 野党の立憲民主党の国会対策委員長様の場合だと「冗談のつもり」という言い訳でOKですか? 
 与党の自民党の議員が同じことをしたならば、マスメディアや野党は議員が自殺するまで追い詰めますよね。過去にマスメディアや野党議員に追い詰められて自殺した議員はいますよ。
 権力者である国会議員の野党第一党の国会対策委員長が新聞記事に添削を入れて国会内の控室の扉に張りだしをする……。このことの意味を安住淳氏は理解しているのですかね? 
 このようなことが行われると、政治家によるマスメディアへの無言の圧力が可能になるのですよ。
 そしてこのような行為は、立憲民主党の国会対策委員長という要職にある人物が自分達とは異なる意見には聞く耳を一切持たないという姿勢を示した、ということにもなるのです。
 自分達の意見のみが絶対的に正しく、自分達の意見に反するものは悪であるという姿勢を示したということになるのです。
 政治家が自分達とは異なる意見を聞かずに全否定するならば、独裁色の強い政権を目指していると邪推される可能性があります。


 さてさて、マスメディアが今回の件で「冗談のつもり」という言い訳でOKとするならば、マスメディアは立憲民主党に対して忖度をするということになります。
 そしてマスメディアは、報道の自由に対しての政治家からの攻撃を事実上不問に付すということになります。
 どうするんですかね? 



 

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