昨日の夜は、小手鞠るいの小説『永遠』を読んでいました。
短大に常勤講師として勤めている由樹は、衆院議員の柏木惇と付き合っていた。
しかしある男が由樹の前に現れる。
その男は由樹がまだ大学生だった頃に……。
恋愛サスペンス小説です。
私は、お相手がいるお方には心がときめかない。恋愛回路が遮断されてしまう。
なので不倫という行為についてはよく分からない。
倫理観以前の問題で理解できないでいるのです。ときめかないから。
恋は理屈ではないとは思うのだけれども、そう理屈で考えているだけで実際には分かっていません。
さらに孤立することをそんなには怖れていません。
自分から孤立するようなことは避けようとするけれども、孤立を怖れて信条と違うことをするのは嫌です。
孤立することには慣れているしね。
友達がいなくてもよいじゃん。スイートハニーがいなくてもよいじゃん。
いたほうがよいけれどもいなくてもよいじゃん。問題無いし。
否。もしかすると真に孤立するという怖ろしい経験をしたことがないからこんなことを述べているだけかもしれません。
真に怖ろしい経験をしたならこんなことを述べることは出来なくなるのかもしれません。
ただ今のところは、私は「寂しい」と感じることはほとんどないのです。
寂しくて人恋しいとはあまり思わないのです。楽しことはたくさんあるしね。
私、どこかおかしいのかな?
なので、「な、なるほど???」と思いながらこの小説を読んでいました。
体が先に反応して理屈を抑え込んでしまう。
そして理屈が体の反応の暴走によって変化してしまう。
それはあるのかもしれないなあ。
私は経験したことがないけれども。う~む。
面白かったですよ。
楽しめました。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます