昨日の夜は、桜庭一樹の小説『傷痕』を読んでいました。
偉大なポップスターが急死する。彼にまつわる様々な伝説と数々の奇行・醜聞。彼は一体どんな人物だったのか?
う~ん。この小説の概要を書くのは難しいなぁ。
KING OF POPのあのお方がモチーフです。
でもあくまで小説であって物語です。
最初は、あのお方をモチーフにしたお話はもう少し寝かせておいたほうがよいのでは? と思って読んでいたのですが、上手いっすね。桜庭一樹。読ませる読ませる。
この小説はあのお方の再解釈本ではありません。
巨大な何かを失ってしまってそれでも生き続ける人達のお話と言えるのではないでしょうか?
その意味ではこのお話は時期尚早ではなくジャストのタイミングで出版されたと言えるのかもしれません。