昨日の夜は、月刊ガンダムエースに連載されている安彦良和の漫画『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』の最終回をおろろんおろろんと感涙に咽びつつ読みふけった後、梨木香歩の小説『西の魔女が死んだ』を読んでおりました。
学校に行けなくなった中学生のまいは、祖母の家で生活することになる。
祖母から祖母が魔女の家系であると聞かされたまいは、祖母のもとで魔女の修行を始めるのだが……。
よいお話です!!
でも、「いいお話だ」では終わらない何かを突き付けてくるようなお話です。
あぁ。私はよい大人になれているのだろうか??
歳だけ取ってる子供なのではないか??
私はお子様とは接触の機会が少ない人間ではあるが、もし、お子様からお悩み相談を受けたりしたら上手く答えることが出来るのだろうか??
いや、上手く答えるだけでは駄目なのだ。
言葉だけが上滑りしたら、お子様はその鋭い眼力で見抜いてしまう。
経験からくる言葉、習慣からくる言葉で語らなければ、お子様はがっかりするだろう……。
し、しかし、私は……。
まいのおばあちゃんの最後のいたずらはとっても素敵です!!
でも、あんないたずらは相手を本当によく観察していないと出来ない。
しかも失敗するか成功するかは自分ではわからないいたずら。
きっとおばあちゃんはくすくす笑いながらいたずらの仕掛けをしていたんだろうなぁ。と想像してみると楽しい。
私もあんないたずらが仕掛けられるようなちゃんとした大人になりたいものです。
よいお話ですよ。
お勧めです。