たぶん今年最後の絵画展いなるかナ
松尾敏男展いってきました。
彼が2016年に90歳でなくなられてから始めての作品展です。
彼自身が展覧会の構築をしてそのりストを元に初期から晩年までの代表作約50点が展示されています
平山郁夫さん亡き後院展をひっぱて来られた優れた技量・センスその人柄がうかがえる作品展でした。
私的には日本画はえてして形式美が中心でそこに描く人の精神性を感じないものが多い気がするのですが、彼の作品群はまったく違いました
伝統的な様式美を踏まえつつなおかつ彼のセンスによる再構築の中に先進性を感じる作品ばかりでした
多くの海外の作品に触れることにより日本人独自の美意識の追求も根本にあったようです
何よりも透き通るような白・・コ粉の使い方に優れた方だったとか
このポスターの作品を見てもわかりますよね
うつくしいですよね
彼は必ず現物を見て描く方で何年も同じボタン園に通いスケッチを取り続けたそうです。
弟子が何年も描いておられるのですから、あるものでお描きになっても良いのでは・といいますと
その時その時で花がそれぞれ語りかけが違う、語りかけてくれるという意味のことを言われたそうです。
こんな巨匠と比べようも無い未熟な私もいつもモデルにその美しさをお分けくださいなと御願いします
初心者のような謙虚な精神性をお持ちなんですね
いろんな意味でそういう精神性の感じられる日本画で感動をしました
猫も13匹も飼っておられた時もあったとかです
猫の愛情が感じられるとっても暖かな絵ですよね
明日は今年最後の一日絵画のおけいこ日
楽しんで描いてきますね
読んでくださってありがとう