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つまがリズム

きままな、ひとりごと

いじめの「空気」は変えられる!  を読んでメモ (4)

2023年07月06日 | 読書感想
2023年7月6日(木)

いじめの「空気」は変えられる! ~教室の小さな変化の起こし方~ 
を読んでメモ (4)
諸富祥彦 著
図書文化
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P125より

教材「魚の涙」
著 さかなクン
光村図書「道徳1 きみがいちばんひかるとき」

魚の世界にもいじめがある。
小さな学校の中にも。
狭い社会の中にも。

中学1年生のとき。
吹奏楽部でいっしょだった友人に、
誰も口をきかなくなったことがありました。
いばっていた先輩が/3年生になったとたん、
急に無視されたこともありました。
突然のことで/僕には訳がわかりませんでした。
でも、魚の世界と似ていました。

例えば/メジナという魚は/海の中で仲よく群れて泳いでいます。
狭い水槽にいっしょにいれたら/1匹を仲間外れにして攻撃し始めたのです。

助け出しても/また次のいじめられっ子が出てきます。
いじめっ子を水槽から出しても/新たないじめっ子が現れます。
広い海の中なら、こんなことなはいのに、
小さな世界に閉じ込められると/なぜかいじめが始まるのです。

同じ場所に住み、同じ餌を食べる/同じ種類同士です。
中学時代のいじめも/小さな部活動で起きました。
僕は、いじめる子たちに/「なんで?」と聞けませんでした。
でも、仲間外れにされた子と/よく魚釣りに行きました。
学校から離れて/海岸でいっしょに糸を垂れているだけで、
その子はほっとした表情になっていました。
話を聞いてあげたり/励ましたりできなかったけれど、
誰かが隣にいるだけで/安心できたのかもしれません。

僕は変わりものですが、/大自然の中、
大好きな魚に夢中になっていたら/嫌なことも忘れます。
大切な友達ができる時期/小さな籠の中でだれかをいじめたり、
悩んでいたりしても/楽しい思い出は残りません。
外には楽しいことがたくさんあるのに/もったいないですよ。

広い空の下、広い海へ出てみましょう。









いじめの「空気」は変えられる! を読んでメモ (3)

2023年07月06日 | テレビ メモ
2023年7月6日(木)

いじめの「空気」は変えられる! ~教室の小さな変化の起こし方~ 
を読んでメモ (3)
諸富祥彦 著
図書文化
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COLUMN 子供の可能性を信じてかかわる  P167より

 2000年に発覚した名古屋の中学生恐喝事件は、いじめグループが5000万円という
被害金額を一人の中学生から騙しとっていたいたという衝撃的な事件でした。
この事件が発覚したのは、ある男性(22才)が、病院の同室に入院していた中学生の
いじめ被害に気付いたからです。
 病院にまで恐喝に来ていた加害者を追い払い、当初は頑なにいじめ被害を否定していた
被害者少年の心を開き、少年と母親に付き添って加害者宅を回って
お金の返却を求めてくれました。
 警察への通報を勧めてくれた青年は、かって彼自身がいじめの加害者だったといいます。
同室の少年の傷をみて、かつて自分が相手に負わせていた傷と同様に、
間違いなく暴行によるものだと確信したのです。その後、警察の捜査は進み、計15人の少年が
逮捕されました。
 彼がなぜここまで被害者少年のために親身になってくれたのか、その理由はわかりません。
しかし、人は大きく変わる。このことを心にとめて加害者の支援も行っていただきたいと
思います。