
山積みの問題のある世界情勢と連鎖してか、我が家の問題も山積みである。
いっこうに解決しないものが、気づくと山積みだ。
考えてみれば、バブル崩壊後あたりから気持ちよく寝たことがない(笑い)
ところで、最近、早寝早起きのリズムがくずれてしまった。
今朝は朝だか夜だかわからない時間に目が覚めてしまった。
変な時間に起きたので、唐突に三島由紀夫の「文章読本」をぱらめくりする。
多々、おもしろかった。
...... 日本語には女言葉と男言葉がある。純粋な日本語は、かなである。かなは女言葉で、女はそこで情念を発見した。ところが男言葉としていた漢文は外来のもので、本来ならば男性的とされる抽象的思考も、すべて翻訳語からの借り物である。したがって、普通は男性的とされる論理性、抽象的思考に男は弱い。
「万葉集」から平安朝から、近代小説まで引用し、解説してあるこの本は、ある意味では日本人論にもなるかもしれないと微笑しながら読んでいた。
.......詩、短編 中篇、長編にはそれぞれ作家によって向き不向きがある。あまり詩的に洗練されすぎると短編しかかけない。本格的長編小説は、長らく日本では書かれなかった。なぜなら長編小説には、特に構成力とか思想とか、論理性が大いに必要だったからである。
そんな内容をねぼけまなこで読んでいた。(追記:もちろん、この本はそんな単純な内容ではない。)
つい(追記:ねぼけのついでに、短絡的に)国会議員の答弁の論理性のなさを思い浮かべ、気分が悪くなった。朝日がようやく昇ってきたので、ベランダへ出た。
早朝の空気のなかで、パンジーがきれいに咲いていた。
私は文章論はあまり読まない。
せいぜいで川端康成と谷崎を読んだが、何が書いてあったか全部忘れてしまった。
唯一役に立ち、気に入っているのは『理科系の作文技術』木下是雄著だけだ。
........「事実」と「意見」をはっきり分けて書くべし。語尾はあやふやふやにせず、「と思った」と断定しよう。
そこには、理科系らしいムダのない明快さがあるので、なぜか、とても心引かれる。
いっこうに解決しないものが、気づくと山積みだ。
考えてみれば、バブル崩壊後あたりから気持ちよく寝たことがない(笑い)
ところで、最近、早寝早起きのリズムがくずれてしまった。
今朝は朝だか夜だかわからない時間に目が覚めてしまった。
変な時間に起きたので、唐突に三島由紀夫の「文章読本」をぱらめくりする。
多々、おもしろかった。
...... 日本語には女言葉と男言葉がある。純粋な日本語は、かなである。かなは女言葉で、女はそこで情念を発見した。ところが男言葉としていた漢文は外来のもので、本来ならば男性的とされる抽象的思考も、すべて翻訳語からの借り物である。したがって、普通は男性的とされる論理性、抽象的思考に男は弱い。
「万葉集」から平安朝から、近代小説まで引用し、解説してあるこの本は、ある意味では日本人論にもなるかもしれないと微笑しながら読んでいた。
.......詩、短編 中篇、長編にはそれぞれ作家によって向き不向きがある。あまり詩的に洗練されすぎると短編しかかけない。本格的長編小説は、長らく日本では書かれなかった。なぜなら長編小説には、特に構成力とか思想とか、論理性が大いに必要だったからである。
そんな内容をねぼけまなこで読んでいた。(追記:もちろん、この本はそんな単純な内容ではない。)
つい(追記:ねぼけのついでに、短絡的に)国会議員の答弁の論理性のなさを思い浮かべ、気分が悪くなった。朝日がようやく昇ってきたので、ベランダへ出た。
早朝の空気のなかで、パンジーがきれいに咲いていた。
私は文章論はあまり読まない。
せいぜいで川端康成と谷崎を読んだが、何が書いてあったか全部忘れてしまった。
唯一役に立ち、気に入っているのは『理科系の作文技術』木下是雄著だけだ。
........「事実」と「意見」をはっきり分けて書くべし。語尾はあやふやふやにせず、「と思った」と断定しよう。
そこには、理科系らしいムダのない明快さがあるので、なぜか、とても心引かれる。