土屋嶢大垣共立銀行会長が死去 新型コロナ感染で入院
2020年11月04日 16:00

大垣共立銀行会長の土屋嶢(つちや・たかし)氏が死去したことが4日、分かった。74歳。新型コロナウイルスに感染し、入院していた。
岐阜県大垣市出身。1977年に入行し、専務、副頭取を経て、93年に全国の地銀で最年少(当時)の46歳で頭取に就いた。経済規模が大きい愛知県への出店攻勢に加え、顧客の海外進出に伴いアジア進出を加速した。
「銀行はサービス業」を掲げ、年中無休のキャッシュコーナーや移動店舗、現金自動預払機(ATM)の手のひら静脈認証での取引といった全国初のサービスを次々と展開。同行の頭文字「OKB」を前面にブランド戦略を進めた。昨年6月、会長に就いた後はグループ全体のかじ取りに専念していた。
県経済同友会筆頭代表幹事や県経営者協会会長などの要職を歴任。2008年に藍綬褒章を受章した。
イングランド 2度目のロックダウン 新型コロナが深刻化(2020年11月5日)
東京都は、5日午後3時時点の速報値で都内で新たに269人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。1日の感染の確認が250人を超えるのは、284人だった先月15日以来です。また、200人を超えるのは今月3日以来です。これで都内で感染が確認されたのは合わせて3万1893人になりました。
米国では7月をピークに新規感染者数が減少傾向だったが、9月中旬から再び増加傾向が続いている。ワシントン・ポストの集計によると、現在は中西部などを中心に17州で新規感染者が目立っており、大統領選で接戦が予想されたオハイオ州やアイオワ州なども含まれている。
トランプ氏は新型コロナについて「奇跡のように消える」「99%は無害」などとして過小評価を続け、マスク着用などにも消極的な立場を取ってきた。大統領選に向けた選挙集会でも、マスクを着用せず、お互いに距離を取らない参加者が多く見られた。米メディアが実施した大統領選の出口調査では、約4割の有権者が、「新型コロナの感染拡大防止よりも経済を優先する」と回答。特に、トランプ氏の支持者では、約6割が経済を最優先事項として挙げたという。
米ジョンズ・ホプキンス大の集計によると、米国の累計感染者は940万人、死者が23万人を超え、いずれも世界ワーストとなっている。欧州でも「第2波」が猛威を振るっており、世界全体では感染者が4790万人超、死者は122万人超に上っている。(ワシントン=大部俊哉)