新型コロナウイルスの全国の感染状況は、8月25日までの1週間では1つの医療機関当たりの平均の患者数が8.80人となり、4週ぶりに増加に転じました。厚生労働省は「これから夏休みが終わり学校が始まる所も多いので、改めて感染対策に注意してほしい」と呼びかけています。
厚生労働省によりますと、8月25日までの1週間に全国およそ5000の医療機関から報告された新型コロナの患者数は、前の週から3972人増えて4万3267人となりました。
また、1つの医療機関当たりの平均の患者数は8.80人で、前の週より0.3人増え、4週ぶりに増加に転じました。
都道府県別では多い順に
▽青森県が17.9人
▽岩手県が15.94人
▽秋田県が14.44人
▽宮城県が14.04人
▽福島県が13.96人などとなっていて、
27の都道府県で前の週より増加しています。
一方、8月25日までの1週間に全国およそ500の医療機関から報告された、新たに入院した患者の数は3404人で、前の週と比べて223人減りました。
厚生労働省は全国の流行状況について「例年、お盆明け以降に一時的に感染が拡大する傾向があるので、今後も状況を注視したい。これから夏休みが終わり学校が始まる所も多いと思うので、改めて感染対策に注意してほしい」としています。