けんどーわぁっ？？？

やっと学校が始まったこうバクダンは、今日から部活見学。

「剣道行けよっ！」

「剣道かぁ……」

汗で濡れた面を着けるのが、今となっては気持ち悪いらしい。

こうバクダンの高校は剣道も結構強くて、最初は「剣道したいからあの高校に行きたい！」と言ってたけど、今じゃこれ。

そんで今日行ったのは将棋部とな。

バスケでもなく将棋ってか？？？

「すごい優しい先輩だった！」

「それにシッポ振って付いていくなっ！ってか、剣道わぁっ？？？」

「明後日の課題（宿題）によって明日行くかどうか……。オレ、将棋部入ろうかなー。」

「宿題なんかしなくていいから、絶対に剣道部見に行けっ！！！」

有り得ない？

さぁ、明日どうするか。

３年のブランクあっても、ヤツの剣道する姿、見たいなぁ……。

かねごん。

こうバクダンは高校で美術を専攻した。

そんでこの学校休校の間に３つ宿題が出てた。

でも何を描くかってのも手紙で送られてきたもので、

“あなたが好きな物を絵に表して文章も付けてください”

“見た物を絵や立体にして下さい”

？？？

あたしが読んでも分からない。

１枚目、こうバクダンはなんやら剣道の絵を描いてなんやら描いて持って行った。

ってか、小学校の頃のゆうバクダンもそうだったけど、どっかに行って実際目で見てたものを描く写生、ってものでなく、ネットで写真見て描くのね。

「この面、絶対におかしい！カッコよくないっ！！！こんな面着けれるかっ？？？」

怒り狂った。

でも、時間もなく持っていった。

その挙げ句、風景画もネット検索。

そして

「ママー？これでいいかなー？」

「なんじゃそりゃあっ？あっ……！」

「こう？これはカネゴンだ。」

「？？？聞いたことある。」

「調べてみろ。」

「……。……。……。あ、カネゴン……。もう一個太陽描いたら……カエルって言おうかな……」

「推薦もらうためにわざわざ学校のレベル落としたのに、全部の評定を落とす気か？？？ってか……それは太陽だったのか？？？」

「いや、それでも中学校で美術3．8あったから他は全部4．5取ればいいだろ？」

「あんた、これで3．8取る気？？？」

カネゴンで奴は押し切るらしいです。

あたしが美術の先生なら本人呼びつけて

「これは何ですか？カネゴンですか？ケロですか？何ですか？」

と聞きたい。

さぁ、如何に？

爆笑どうもり？？？

556がわざわざ電話くれて動物の森について教えてくれた。

「釣りしたり、虫捕ったり、インフラも整備しなくちゃいけないし、無人島でもあたし、ずっと働いてる！」

？？？

「友達たちと、釣りして、焼いて食べる、だけでいい。知らない人と一緒に住む？？？」

「知り合いと８人までねー。でもいろいろ交換して、人の島まで見に行けるのー。」

「人んち、見てどうする？？？」

……。……。……。

なぞ。

ナゾ。

謎。

キャンプはその昔、平気でやってたから、まだ今でも出来ると思う。

職場近くの無人島でたまに生活したいなぁ。

そんなユーチューバーいるわ。

どうもり、ハマるのかなぁ。

インフラ整備まではしたくないなぁ。

明日556家が来るので教えてもらおう。

いんや！

あたしは、実際に魚引き揚げたいっ！！！
おととい釣ったちっさいスミヒキ。

明日は何作ろうかなー？

楽しみー！

……ど……

動物の森って何っ？？？

世の中みんな知ってる気味だけどっ？？？

マジで犬と猫かいたい！！！

トラと一緒に眠りたい……

お弁当。

バクダン達は、やっと、

「今日は9時からー。」「12時50分から」「明日は9時50分から…」「あたしは休みー。」

とか、本当に二人がバラバラで、クラス半分にして登校したり、ってことは同じ事を２回言わなくてはいけない先生は大変だろうなぁ、と本気で思ってた。

こうバクダン、初めての授業から帰って来てから、

「ママ……。あの数学の先生……無いわ……。」

聞いてみたら……マジ無いわ……。

「アンタは小学校の時から先生によって振り回される人間だから、それは自分で考えろ？でも、最初はそれでもオモロイ人かもよー？」

「マジで無理。オレ、勉強だけするわ……。」

……クレーマーママなら即学校へ行くな。

何か迷惑掛けられたらワシも行くわ。

学校に行かなくても図書館までわざわざ勉強しに行くヤツ、バイトに行くヤツ、誰をいつ起こして、いつ晩ご飯を作ればいいのか分からない毎日。

せっかく作っても食べなかったり。

今日からバクダン達は学校だった。

本当に久しぶりにお弁当作った。

ってか、こうバクダン高校生活始まって初のお弁当だわ。

今日は5月21日か。

このまま当たり前の生活に戻っちゃいけないのは全日本人知ってるのに、させられるわなぁ。

第二波に負けないように、今まで通りの生活しよう。

飲食、ライブハウスの知り合い達、まだまだ他にも実際に、本当に、大変だと思う。

友達のお店にも行きたい。

ライブも行きたい。

でも自分が迷惑掛けるかもしれないんだな。

後もうちょっと頑張ろう。