二個目……。

ひと月くらい前に こうバクダンが帰ってきて、？？？



第二ボタンが無い。



卒業式でもないぞ？？？



「あんた、ボタンは？！」


「知らない。どっかいった。」




ボタンは一人でどこにも行かない。



クラブで着替えてた時？と思いながらも、買いに行ったし。



118円。



へぇ。



こんなのか。



女子校だったから知らない。




高校２年の時に別の学校のひとつ上の人と付き合ってたから卒業式にお花渡しに行ってボタン貰ったことはあるが、まぁ、貰うもんと決まってたから貰ったが、彼氏の友達たちとは、彼と付き合う前から仲良かったもんだから、頼んでもないのに次々とボタンを渡されて


「いらないしっ！！！」


罵声を浴びせたのを思い出した。



渡されてもなぁ。


セーラー服には用事ないしなぁ。



あれ、どこ行ったかなぁ。


捨てたかなぁ。






そしたら一昨日またまた、無くしてきた。



「なんで？！」


「知らない。どっかいった。」




「行くかっ！！！」




昨日、わざわざ買いに行ったら制服屋さんは休みだった。



いらぬ労力！



そしたら帰ってきて、



「部室にあった！でも裏側がない！」




……。またまた今日、行きました。



「裏ボタンもですか？」


「何です？？？」




留め具か。




またまた118円っ！！！




ボンド……？



すべてをアロンアルファでガッチリ張り付けてやろうか。



三度目はないぞぉっ！！！

やめてけれ……。

またまたまた。


今日のクラス便りにこうバクダンが載ってた。


題名は


“この学校はオレが動かしてる！！”


？？？エラそうな顔。




いつも学校の玄関の上にでかでかと熟語を書いたパネルを飾ってる
。


全校生徒の目標とする言葉を全学年各クラスから出して、一つが決まり、学期毎に替えるらしい。


それをクラスで決めてて、こうバクダンの出した“謳歌”に決まった、とな。


よくそんな言葉 知ってたもんだ。



すると、決まった瞬間、バカ息子は


「体育祭の全校目標もオレのだったし、この学校はオレが動かしてる！！！」


と叫んだらしい。




黙れ、呆れる！

全国で決まった訳でもないのに。

あぁ、情けない。





自分で言うなよ。


人に言われる人間であれ。



情けない情けない情けないっ！！！


“な”の予測変換は“情けない”が筆頭すぎて情けない！！！


嗚呼。



返信には、


“以前、剣道の全国大会で東京に行き、国会議事堂を見学に行き、先生から「こうみたいなのがここに来るかもな！」と言われ、「そんな事になったら日本は終わりです。」とキッパリ言ったことを思い出しました。”


と書いた。懐かしい。


証人喚問とかか？


そこまでデカイ男になれ！……違うか。



謳歌……いい言葉だな。


人生、謳歌しようっと。

赤ちゃんかっ！！！

風邪気味だったゆうバクダン。


学校から電話掛かってきて、


「保健室行って熱は６度くらいで無いんですけど、本人がしんどいから帰りたいって職員室に言って来てるんですけどー？」


「６度でぇっ……？？？なんじゃそりゃ。……しゃーない。迎えに行きます……」




一階の事務室にご挨拶して入り、二階の職員室に行き、先生にご挨拶して、本人いない！

ゆうバクダンは一階の保健室ってか！！！


行ったり来たり……。



保健室は事務室の隣……。



元の所に戻っただけじゃっ。






「こう君も昨日、しんどいって何回も来たんです！」


「……は……？？？帰ってきてからも何にも言ってなかったですけど？」



「まぁ、ニコニコ笑ってたし、ご家族には具合い悪い人いないの？って聞いたけど、知らないって……。部活もしてたんでお母さんにはご連絡しなかったんですけど。ゆうちゃん具合い悪かったんですね……。」


「姉弟で気付かなさ過ぎですよね……。そんなお手間、申し訳なさ過ぎます！ヒマ潰しに保健室に行かないように言っておきますっ！！！」



情けない。……また呆れることはあったが、また次に。






まぁ、熱は無いので病院にも行かず、３時くらいから ゆうは二階に上がった。



そして……そして……そして……起きてこない。



こうバクダンが６時半くらいに帰ってきてからも全く起きてこない。




７時半に塾に行く時に



「ゆうちゃん、死んでんじゃね？」




……。……。……。



生存確認しに上がった！



……動かないので……電気つけて……触ろうとしたら、ガバッと飛び起きて



「ママ……おなか……しゅいた…………」



……。……。……。




熱でおかしくなったかとおでこ触ったけど熱は無し。







赤ちゃんかぁっ！二歳児かぁっ！！！



思わず気が抜けて、ハッと笑って



「気のせい。寝ろや。」



と言い残し笑いながら下りたが……ヤツはやっぱり下りてきて、しっかりと、うどんを食べた。



そして「絶対に寝れない。」と言いながら二階に上がった。


その後 見たら、晩ごはん用の唐揚げ、ちょっと減ってるんですけど？！



ヤツはインフルにならなけりゃ痩せない……。



おなかしゅいた……。



クソかわいかったんですけどー。



二人ともだけど、ゆうは特に言葉が早くて、あの頃は本当にクソかわいかった。



「見んでよろしっ（怒）」


とか、



「かんこどり！」


とか。




（詳しくはバクダン３つ！参照）




二人とも赤ちゃんから、もう一回、育てたいなぁ。




もっといい子にできたのになっ！！！……無理か。

初もんじゃ。

生まれて初めて もんじゃ焼きを食べた。



「 これがもんじゃ。どうぞ。」


と出してほしかったが、初めてだと言ったら何故か、すごく喜ばれ、頼んでもないのに焼くことからかレクチャーされて、やったことさえないことをやらされた。


具を炒めろとな。


フンフン。


……何故にあたしが？？？



フンフン。



「これをグルッと！！！」






土手て……。テレビで見たことある。



フンフン。フンフン……。



！！！ちょい待てやっ！



あたしが土手作り上げる前にプロよ、流すんじゃねぇっ！！！



……？？？



そんでそれもグチャグチャしろとな？


最初の土手のくだりの意味わぁっ？？？



結局、一生グチャグチャかいっ！！！


その土手たちの用事わいっ？？？！！！





ちっちゃいヘラで食えと……？




熱いんじゃぁぁぁぁっっっ！！！




猫舌なんじゃぁぁぁあっっっ……。





……おいしい……。




あたしはお好み焼よりもんじゃ焼きが好き。



お好み焼は主食だが、もんじゃはアテ。



写真撮りたかったけど、アレは美味しさ伝わらないであろう。


ビバもんじゃ。



家で作るのはイヤだが、また食べたいぞ。

バカ息子ぉぉぉっ！！！

昨日のクラス便り。


“今日は「ゴミ箱にはまる」という遊びにはまっていた男子がいました。次から次にいろんな遊びを思いつくなぁと感心してしまいます。しかし真面目な話、子供の頃にこういう遊び、こういう発想をどれくらい経験してきたかが大人になったとき、いろんな仕事のいろんな場面で役に立つこともあるような気がします。ゴミ箱にはまったあとは自力では脱出できないので友達に助けてもらうこうくんなのでした。”

？？？


！！！





そこにはゴミ箱にはまり、満面の笑みの我が息子……。



何故……？


何故なのだバカ息子よ……。



あぁ、情けない。


そのまま、収集車に乗せて連れてってもらってくれ。


お願いだ。




次の記事。



○○くんによる自転車危険運転レポート？？？

こうが連れて帰ってもらってる子……。



“土曜日に学校から帰っていると、自転車に乗りながら歌って目をつぶり、首をふっているこうくんを見つけました。普段、僕と帰る時は話しながらでも目を開けて歌っているのに、多分、一人で帰る日は目をつぶっているからこけるんじゃあないだろうか。”


“今日こうくんに聞くと２、３秒つぶってただけ。と言っていたので、家の安全な所で３秒目をつぶって自転車をこいでみたけど、すごく怖かったです。”


“こうくんは僕と一緒のときも、よく歌いながら帰ることが多いです。その声が大きすぎて通りすがりの人によく見られます。そんなこうくんですが、僕は結構好きです。”



先生から：学校でもよく気持ちよさそうに歌っているこうくん。自転車をこぎながら歌っている姿も容易に想像がつきますね。でも事故にだけは気をつけてね。

歌ってる写真まで。


座ってたイスから落ちそうになった。


そしてついでにこうを蹴ったわい。



なんでクラス便りに２つも写真が載るんじゃっ！！！


しかもこんな内容でっ！！！




怒りを通り越して呆れる……いや、情けない。


ゴマ目だから、開いてても気付かなかったんじゃ、と思ったが、ほんとにつぶってたなんて……。





あぁ、情けない情けない情けない！！！



世界中のアホの浮遊物をあたしがお腹に集めて形になってのこうバクダンなんじゃあないか。


いや、きっとそうだ。




そんなんでコケたり、怪我したり、もっと悪い事になったりしたら、ハハは、たまったモンじゃない。



どうするか。



マジで三輪車か。



それなら目をつぶってもコケる事はないんじゃないか。



どうするか。



嗚呼、バカ息子よ。



収集車どころか、収集場に持っていくか？