高橋のブログ

不定期に..

高橋真珠さんのヴァイオリンを聴く

2012-07-21 23:10:53 | 日記
高橋真珠(またま)さん、桐朋で篠崎功子先生等に師事。
その後、渡米し、シンシナティ大学でVnを学ぶ傍ら、心理学及び音楽療法も学び、さらにヨーロッパでも研鑽。

イタリア、イギリス、フランス、スイス・・・.、本当に各地で演奏活動。今は香港シンフォニエッタでご活動。


私が真珠さんの演奏に初めて接したのは数年前の東京LFJ。それがきっかけとなり、実際、お話ができたりしています。

素敵なヴァイオリニストです。彼女のVnの特徴は、高技量はもちろんのこと、なんと言うか澄み切ったというか、無色透明な音色です。いつも、私は心が洗われます(^^;。


今回はフランス音楽プロ。ドビュッシー、プーランク、サン・サーンスの各ソナタを演奏。この3つのソナタはVn奏者にとって重要な曲でもあるし、
またVnが好きな方なら、一度は耳にしていると思います。


私はプーランクのヴァイオリンソナタを初めて聴いたときは、こんな音楽があるのか!!と驚いたほど。


サン・サーンスはたとえば「ロン・カプ」とか「ハバネラ」等は超有名ですが、このソナタはそこまでは行かない。

真珠さんも、解説時にその旨を話していました。それゆえ、「今日は私がこの曲の魅力をお伝えしますよ!!」っていう感じでお弾きになりました。

まぁ、すごい事。超絶技巧部分も彼女の技量なら申し分なかったですが、そういうことより、この曲が再び生命を与えられて、
生き生きと活動始めたような、そんな印象を持ちました。


このくらい、演奏しないと音楽家とは言えないのでしょうね


私はサン・サーンスのソナタは好きで、CDも集めているし、実演にも何度か接していますが、今夜の真珠さんのが一番感動しました。



本当にVnを通じて、また真珠さんを通じて、作曲家が見えてくる!そんな演奏会でした。


終演後、ピアノを演奏した村上さんと着替えて、聴衆とワイン会になるようでしたが、私はこの演奏の余韻に浸りたく、静かに場所を失礼しました。


本当は真珠さんに、今日の想いを伝えたかったのですが、まぁ、それはネットを通じて知ってくれるだろうと(^^;。


お母様が今回もいらしてませんでした。少し体調を崩されたままでしょうか?どうぞお大事に。

以前にお母様とお話した時、


「娘が海外で活動する度に心配したんです。アメリカだぁ、今度はイギリスだぁ...。でも毎回、心配しても仕方ないと思って、もう諦めて、心配しないことにしたんです。」


と笑いながら(^^)。


次回はまたお母さまにもお会いしたいです。


また、私は真珠さんのオケでの活動も拝見したいです。香港に行って、シンフォニエッタを聴いてみたい。そんな想いがさらに強くなりました。


またリサイタルでは、ブラームスのソナタも聴いてみたい。彼女が過去に演奏したブラームスのソナタ、CDを前に頂きました。
これを聴くと、実演に接してみたい!!という気持ちが(^^;。


どうぞ、更なるご活躍を!!
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« オールスターの選手アナウン... | トップ |  ベートーヴェンのヴァイオリ... »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。