【今年、記念年の作曲家．第７弾。コレルリ没後300年。】

合奏協奏曲、ヴァイオリンソナタ等で知られるコレルリですが、今回は変化球で、クライスラーの「コレルリの主題による変奏曲」を。

私が小学生の頃、夕食の前にＮＨＫの教育テレビ（今はＥテレか．．）で「バイオリンのおけいこ」という番組が週１で放送されていました。

祖母が何気なく見ていたので、一緒に見ていました。２人とも、Ｖｎより、その先生と生徒の様子に注目しながら見ていました。

講師は毎年変わっていました。特に江藤俊哉様の講師の回は、私と同い年位の子供が、容赦ない厳しい指導を受け、その子が泣きそうな顔になっていたのを覚えています。
音楽は厳しいなぁと感じた記憶があります。

でも、毎回、厳しいレッスンを放映するものではなかったです。


なぜコレルリの話なのに、この「バイオリンのおけいこ」の話をするかと言うと、この番組の開始音楽が「コレルリの主題」だったのです
（ずっと、この曲だったかはわかりませんが）。当時は曲名知りませんでした。調べようともしなかった。

あれから30年ほど経過して、ヴァイオリン教室発表会でこの曲を弾くお子さんがいて、「あ、この曲って！！」と、そこで曲名を知ったのです。

小学生のＶｎレッスン曲の定番ですね。

今夜は渡辺茂夫の録音を。1954年1月、第７回リサイタルのものです。彼は今、生きていたら72歳。15歳で彼の音楽が途絶えたのは本当に残念。